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唯「あ、あ~びっくりしたぁ。机とか倒れて中の物がバラバラに……。澪ちゃん足!」

澪「え?」

唯「足から血が。机か椅子にぶつけちゃったんだね! えと、絆創膏」ゴソゴソ

澪「うっ、なんか傷見たら痛くなってきた……」フラッ

唯「澪ちゃん椅子に座って、今血を拭くから。あ、ちょっとこれ借りるね」

唯(えと、澪ちゃんが飲んでた水をハンカチに湿らせて)ソッ

澪「いたっ」ビクッ

唯(絆創膏貼って……よしっ)ペタリ

唯「ごっ、ごめんね、澪ちゃん」ウルウル

澪「ダッ、ダイジョウブダヨ、タダノスリキズミタイダシ……」ガクガク

唯(棒読みになってる……。私のせいだよね。ようし!)

唯「痛いの痛いの飛んでけ~! 痛いの痛いの飛んでけ~!」スリスリ

澪(唯……)



澪「ゆっ唯、本当に大丈夫だから、その、足触られるの、恥ずかしい……///」

唯「あはは、澪ちゃん恥ずかしがり屋さんなんだからぁ。本当に大丈夫?」

澪「さすがにこのくらいは大丈夫だよ。高校生にもなってこんな傷くらい」ハハッ

澪(一瞬血の気が引いた……)

唯「澪ちゃん、助けてくれてありがとう……」ギュッ

澪「~っ!」

澪(正面からぎゅって。ほっぺがくっついて熱い……///)

唯(私ドキドキしてる……気付かれちゃうかな……///)

澪「ゆっ唯、もう……ダイジョブ///」

唯「あ、うん……///」スッ

澪唯(なんだかちょっと名残惜しいな……)

カタヅケカタヅケ

澪「じゃあ、そろそろ行くか」

唯「そうだね、みんなもう待ってるかも」

澪唯(なんだか妙に恥ずかしくて気まずい……)



律「と、言うわけで今日は猛特訓特売セールだ!」ズダダン!

唯「そうだね! りっちゃん!」ギュイーン!

梓「どうして今日に限って張り切ってるんですか!」

律「今日の私はひと味違うぜ! ハイパーりっちゃんと呼んでくれ! ちなみに今日限定だ!」

律「練習を頑張って汗をかいた後のケーキが旨いんだぜ~! だからまず練習練習!」ドダダン!

唯「ケーキ……は早く食べたいけどお腹空かせたらだね! りっちゃん!」ギュイギュイーン!

梓「…………」ジワッ

紬「りっちゃん、唯ちゃん。今日は先にティータイムにしましょう」

律「し、しかしだな」

律(昨日の今日でやはり不安が……)

紬「ね?」ゴゴゴゴゴ



唯「そそそうだよりっちゃん! 今日はティータイムを先にすべきだよっていうか私も早くお茶飲みたい!」チャクセキ!

律(こいつ裏切りやがったー!)

唯(ムギちゃんそこはかとなく怖いよ!)

律「み、澪は」

澪「」ボー

澪「あ/// いいんじゃないか。せっかく梓が淹れてくれるんだろ」

律「」

梓「澪先輩……」

紬「なら用意するからみんな座ってて。さ、梓ちゃん」

梓「は、はい!」ホッ



~♪
コポコポ

梓「ど、どうぞ」ドキドキ

律「ど、どうも」グビビッ

唯(あずにゃん私信じてるから!)

澪(あ、いい香り)

紬「」ニコニコ

律唯澪「!!!」

唯「おいし-! あずにゃんおいしいよ! 昨日のよりずっと!」

律「マジだ! やるじゃん梓!」

澪「うめー!」ゴクゴク「熱っ!」ブフッ

梓「よかったぁ」パァ

紬「よかったわね、梓ちゃん」

梓「はいっ! ムギ先輩ありがとうございます!」

律「お、おかわり貰っちゃおうかな~」ソロソロ

梓「わかりました! いくらでもどうぞです!」



とある日!

唯「あずにゃ~ん!」ダキッ

梓「にゃあん! もうまた! いつもいつも飽きないんですか!」

唯「飽きるわけないよ~。あずにゃん可愛いんだもん。あずにゃん分吸収!」ズキュンズキュン!

梓「あ、あ……も、もう///」フニュー

澪「まったくお前らほんと飽きないな。ほら練習始めるぞ~。あ、ピックが」ポロッ

唯「おっ、私が取るよ」スッ

澪「いや大丈」

唯「あっ」

澪「んっ」

唯澪(指が触れた……)

澪「あ、ありがと唯」

唯「う、うん」

梓「?」



律「あ、スティックが」ポロッ

紬「私が拾うわ」

律「いやんっ!」

紬「あんっ!」

律「ありがとなムギ!」キリッ!

紬「ううん!」クネクネ

律「なんちゃってー! 澪は乙女だな!」

澪「うるさい!」ゴチン

澪「ムギも悪ふざけが過ぎるぞ」

紬「ごめんなさい。うふふ」

律「いてて、ムキになるところを見ると好きな人でもできたか?」

澪「りぃ~つぅ~」グリグリ

律「いだっいだだだっ! ゆっ許して! 澪様天神様ぁ!」



唯「…………」

梓「はぁ、毎度毎度。澪先輩も人のこと言えませんね。ね、唯先輩」

唯「…………」

梓「唯先輩?」

唯「あ、うん、そだね」

唯「……私ちょっとトイレ行ってくるね~」



唯「ん~」バシャバシャ ジャー キュッ

唯「ふぅ。お顔すっきりー」フキフキ

唯(澪ちゃんとりっちゃん仲いいな。小学生からの幼馴染みだもんね)

唯(指……まだ熱い……)



帰り道!

律「今日はモス寄ってこうぜモス!」

唯「よし行こうりっちゃん!」

梓「ちょっと唯先輩。寄り道は……」

律「いいじゃんここは部員同士の親睦を深めるためにだな」

梓「部室で毎日ティータイムしてるのと同じじゃないですか」

澪「律は新商品を食べに行きたいだけなんだよ」

紬「そうなの? 私も興味あるわぁ」



律「おっ、さっそく敵情視察かムギ。とうとうりっちゃん部隊スパイ作戦を実行する時がきたな!」

唯「ま、まさかりっちゃん隊員ついにあの作戦を!?」

紬「えっ、なになに?」ワクワク

律「ようしお前ら、目的地のモスが見えてきたぞ! 私に続け-!」

唯「りっちゃん死ぬときは一緒だよ!」

紬「私も一緒に~!」ニコニコ

梓「ちょ、先輩!」

澪「ああなったら止めようがない。仕方ない梓、私達も行こう」

梓「やれやれです……」



バーガーモスクワ!

唯「おおっ、これが新商品のトリプルムキムキイワンドラゴスペシャルだねりっちゃん」

律「トホホ。まさかこんなに高いとは思わなかった……」

澪「無理して買わなくてもよかっただろ」

紬「私も一緒よ、りっちゃん」

唯「私はお金がないので普通のバーガー一個です!」

梓「えばらないでください」

律「こりゃ食べるのも一苦労だな。んあ~う!」ガプッ

唯「りっちゃんすごーい」

律「あらひにははれはほんなのはようーらら」モガモガ

澪「こら、はしたないぞ。食べたまま喋るな。……はむっ」

唯「澪ちゃんは(食べ方が)可愛いね」

澪「!? ゴホッゲフッゲフッ。唯いきなり変なことを言うな!」カァ

唯「あずにゃん。ほらポテトあ~ん」



梓「あ~ん。はっ! つい条件反射で……。しかも私のポテトじゃないですか」

唯「あ、ごめんね人のポテトつまんだりして……」

梓「あ、そういう意味ではなくて」

梓(いやそういう意味でしか取れないか……)

紬「あらあら。唯ちゃん、私にもあ~ん」

唯「はい。あ~ん」

紬「はむ、はむ……。うん。唯ちゃんのハンバーガーもおいしいわぁ」

梓(ためらいも無く人のハンバーガーを食べた!?)

紬「お礼に私のハンバーガーを分けてあげるわね」

唯「え! いいの?」

紬「いいわよ。私一人じゃ大きすぎて食べきれないから手伝って」ムギムギ

唯「やった! ありがとうりムギちゃん!」

梓(その手があったかー!)

澪「…………」ジー



澪「なぁゆ」

律「み~お~。はいあ~ん」

澪「食べかけじゃないか。飲み物ならともかく」

律「なんだよ私と澪の仲じゃん。澪だって食べたかったんだろ? 唯とムギのジーッと見ちゃって」

律「あ、食べたいけどダイエ」

澪「」ガッ

律「ぬるぽ!?」

梓「……唯先輩、ポテト食べたい、ですか?」

唯「ふぇ。うんうん」

梓「じゃあ特別にあげます!」ザラッ

唯「ありがとう~あずにゃん!」サクサク

紬「? 唯ちゃん飲み物も買ってなかったの?」

唯「うん。今月もう結構ギリギリなんだぁ。ギターのメンテナンスにお金かかっちゃって」

紬「それなら飲み物も半分分けてあげるわ」



唯「大丈夫だよ。ハンバーガーも分けて貰ったのに飲み物まで貰うわけにはいかないよぉ」

律「いくらなんでも飲み物無しじゃパンとポテトは無理だろ。お金貸してやるから買ってこいよ」

唯「借りてもいいの? ごめんね、ありがとうりっちゃん。来月お小遣い貰ったらすぐ返すからね」

律「おう。トイチでいいぞ」

澪「律」ゴンッ

律「いでっ。冗談だよ冗談~」

唯「といちってなあに?」

梓「唯先輩は知らなくてもいいです」

唯「え~なんでぇ」

梓「早く買ってくるです。みんな食べ終わっちゃいますよ?」

唯「あ、行ってきまーす」

紬「ねえ梓ちゃん。といちって何かしら?」

梓「ムギ先輩は違う意味で知らなくていいです……」



律「くはぁ~。食った食った。余は満腹じゃー」

澪「はぁ……。こいつのはしたなさは死ななきゃなおらないな」

律「なんだとぅ!? 私がどれだけモテモテなのか澪は知ってるだろ!」

澪「イケメンと言われていたことは知っている」

律「あ、あ、あぁ……」ヘナヘナ

澪「ほら、バカなことやってないでさっさと帰るぞ」

唯「…………」

唯「澪ちゃんたちはほんとに仲いいよね」



梓「小学生からの幼馴染みですしね」

唯「私と和ちゃんみたいな感じかな」

梓「ん~。似て非なる物かもしれませんね」

唯「どの辺が?」

梓「私のイメージですけど、澪先輩と律先輩は姉妹みたいで、唯先輩と和先輩は母娘というか」

唯「えーひどいよあずにゃん」

梓「ムギ先輩も路上で5200mmF14カメラなんて構えていたら怪しまれますよ」

紬「え?」ハァハァ



澪「じゃあここで。また来週な」

律「宿題やったか、お風呂入れよ!」

唯「歯みがけよ、風邪ひくなよ! あはは。じゃ、またね~!」

紬「それじゃまたね、みんな」

梓「澪先輩、律先輩失礼します」

律「そんでさぁ――」

澪「聞こえない聞こえない――」

梓「それでですね、唯先輩」

唯「…………」フィ

唯「あっ!」

梓「にゃっ? どうしたんですか唯先輩」

唯「ちょっと思い出したことあって。ここで別れよ。じゃあね~」

梓「あ、唯先輩!」

梓「……もう。せっかく二人でゆっくり帰られると思ったのに」



唯「澪ちゃ~ん」

澪「唯?」

律「唯、どうしたんだ?」

唯「うん、ちょっと用事思い出して。澪ちゃん明日の土曜暇?」

澪「とりわけ予定はないよ」

唯「ならちょっと付き合ってくんないかなぁ。私じゃ分からないことがあって」

律「なんだそんなことか。私も一緒に付き合ってやるよ」

唯「あ、明日はちょっと二人くらいが丁度いいんだぁ。ちょっと買い物行くくらい。ちょっとだけ」

律「……あやしい」



唯「そ、そんなことないよぉ」

律「あはは。まあいいや。憂ちゃんにでもプレゼントでも買うの選ぶとかか?」

唯「あーまあそんなとこかな……。で、澪ちゃんどう?」

澪「ああ、まあ別にいいけど」

唯「よかった。じゃああとでメールするねー」タタッ



唯「ふぅ……」テクテク

唯(りっちゃん意外としつこい。……まあ私が変に隠そうとしたからなんだけど)

唯(明日は澪ちゃんと二人でお出かけ……)

唯「ふふっ」スキップスキップ



唯「ごちそうさまぁ」

憂「お粗末様でした」

憂「お姉ちゃん明日は何か用事ある?」

唯「うん。明日は澪ちゃんとお買い物に出かけるんだぁ」ニコニコ

憂「え、そうなの?」

唯「そうだよ。あれ、憂と何か約束してたっけ?」

憂「ううん。予定なければお姉ちゃんとお出かけしようかなって思ってただけだから」

唯「そっかぁ。ごめんね、憂」

憂「いいよ。また今度一緒にお出かけしようね」

憂「お姉ちゃんアイス食べる?」

唯「あ、ちょっと澪ちゃんに連絡しなきゃだから、お風呂入ったらいただくよ」

憂「そう……」