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律「澪、ちょっと待て澪!!」

澪「あーずさ…♪」

梓「み、みおせんぱ……んっ……?」

律「あちゃーー……」


 私の静止の声はどこへやら、強引に梓の唇を奪う澪だった。


梓「~~~~っっっ!!!!……~~~っっっっ!!!!!!」

 もがもがと暴れ、涙目になっては半裸の澪になすがままにされてる梓。

 そして口を付けたまま、澪は数秒ほど梓を離さずにいた……。


 つーかお前それ普通のやつじゃないだろ、絶対にさっきよりも濃くしてるだろ。


澪「……へへへ……あずさのはじめて……いただき……♪」


梓「んにゃ………ふぇ………ええええっっっ????」



唯「ああーーーっっ! みおちゃんずるいいーー!! あずにゃんの初めては私のものだったのにーー!!」

澪「じゃあ唯にもおすそ分け……」


唯「あふ…っ……んんっっ……」

憂「え……えええええ~~~っっ???????」

 標的を唯に切り替え、今度はその口を唯に向ける澪。

 ああ、もうその姿は、もはや私の知る幼馴染じゃない。

 そこにいるのは、かつて私の幼馴染だった奴の姿をした、ただの雌豹だ。

 私の知る澪は、こんな事しない……する筈がない……。


紬「うふふふふふふふふ……あははははははは……おほほほほほほほほ♪♪♪」

 ムギは変わらず鼻血を垂れ流しながらその一部始終を見続け、たまに絶叫を上げている。


 ……って、おいムギさんや、その手に握り締めてたまに光ってるそれはなんですかね。



憂「ぁぁぁ……お、お姉ちゃんが………み………みみみ澪さんと…そんな……!」

梓「いま……わたし……澪せんぱいと………っっ//////」

律「あーーーー……もーどーすんだよこれ………」

 突然の事に硬直する梓と、まんざらでもなさそうな唯と……目を疑うような光景に唖然とする憂ちゃん……。

 酒が入っただけでこんなになるんだったら、わざわざ用意なんてするんじゃなかったかぁ……

 いや、酒ってマジでおっそろしいもんだと実感したわ。


紬「あははははは……えへへへへへ……」じゅるり…

 ムギに至っては完全に違う世界にトリップしてやがる、いいからお前はそのヨダレとも鼻血とも着かん体液を戻せと。


純「あの澪先輩がこんなに……一体どれだけ飲んだんですか……???」

律「いや……ほんの2杯ぐらいなんだけど……」

純「どんだけ弱いんですか……」

律「うん、ほんっとごめん、せっかく来てくれたのに……」


 呆れ顔で引く純ちゃんに向かい、土下座で謝りたいぐらいに申し訳のない顔をする私だった……。



梓「み……みおせんぱい……」

憂「み、澪さんっっ! お……お姉ちゃんから離れて下さいっっ!!」

澪「……憂ちゃんも可愛いなぁ……」

憂「…え? その……! わ、私はその……! お、お姉ちゃんが……っっ」

唯「澪ちゃんだーめー! 憂のは私のものなの~~! いくら澪ちゃんでもそれだけはだーーめーーー!!」

澪「むぅ……それじゃあ……純ちゃん……」

純「ふえ?? あ……あああ!! そ、そーいや私スミーレと予定が!! あ、あははははっっ!!」


 もう完全に見境ないな。

 逃げ出そうとする純ちゃんの腕をがっちりと掴み、澪はずいっと抱きつきにかかった。


純「い、いやあのその澪せんぱい…、わ、私……」

澪「純ちゃんの髪……柔らかくて良い香り……♪」

純「た、助けてください律先輩ぃぃぃ!!」


律「澪ーーー!!いいかげんにしろこの酔っ払い!!!!」



 人ん家で暴走しまくる澪に向かい、強烈なゲンコツを見舞う。

 が……まるで効いてない!

澪「もーー、そんなに妬くなよりつ……じゃあ律も一緒に……ね?」

律「離せこのバカ澪ーーー!!!」


純「ふええぇぇっっ!! ど、どこ触ってんですか澪先輩ぃぃぃ!!」

梓「わたし……はじめて……キス……澪先輩と………//////」

澪「律も梓もみんなかわいいなぁぁ……もう、今日は帰さないぞ~~♪」

唯「う~い~……ちゅーー♪」

憂「お……お姉ちゃぁん……////」

憂(あああ……なんだろ…とっても嬉しいような恥ずかしいような……)


律「だ……誰かなんとかしてくれええええ!!!!」

紬「みんな…最っっ高よ!! もっと、もっと~~♪」



 暴走する澪にムギに唯……固まる梓と憂ちゃんと私…

 私達の人生初の飲み会はこうして巨大なトラウマを残しながら、明け方まで続いて行った………。


 必死にしがらみから解放されようと抵抗を試みる私と純ちゃんだったけど、ムギの腕力で容赦なく戻されていっては、澪の餌食にされて行く。

 途中からムギと澪の暴走に唯も交じり、もう言葉では言い表せないような事が繰り広げられた。


 全身にキスマークを付けられながら、私は誓う……。


 ―――決めた、もうこいつらには金輪際、一滴の酒も飲ませやしねえ……と。





 翌日


澪「…………ん………」

 いつの間にか寝てしまっていたんだろう、酷い頭痛と共に目が覚めた。

澪「あれ……私………どうして……あいたたた…っ」

 まるで鉛のように頭が重く痛い……なんでこんなに痛いんだ……??

澪「それになんだか寒いな……え?」

 あまりの寒さに気付き、ふと、自分の身体を見てみる。

澪「え……? なんで私……ハダカなんだ……??」


律「おはよう、やっと起きたかこのバカ」

澪「お、おはよう律……一体、何がどうなって……??」


 額に青筋を浮かべながら律は私を睨みつけている。

 ……どうしたんだろうか、律のその顔中に付いた赤いアザみたいなのがすごく気になる……

 酔っ払ってテーブルに頭突きでもかましたのか、なんだか酷い有様だった。



律「お前、やーっぱり何も覚えてないのな……」

澪「……え?」

律「周りをよく見てみやがれ」

 言葉に従い辺りを見回してみる。

 私の横には、これはきっと梓だろう、服がはだけたままの状態で私に抱きついていた。

 その横には幸せそうな顔で寝てるムギがいるけど……その鼻の下に付いた血の跡はなんなんだ?

 他にも、くんずほぐれつの状態で寝ている唯に憂ちゃんに純ちゃん……。

 みんな、服を脱いでは抱き合っていて、明らかに異常な光景だ、一体、私が寝てる間に何が……??



梓「んん……みお……せんぱい……」

澪「あ、梓、目が覚めたか…?」

梓「ふぇ……あ、あのその……み、澪先輩……//////」

澪「……?」

 やけに落ち着かない様子の梓だ、一体どうしたんだろうか?


澪「ねえ、梓……服、ちゃんと着よう、いくら女同士でも下着姿だと恥ずかしいし、風邪引くぞ…?」

梓「あぅ…、す、すみません……///」

梓「澪先輩………その……責任……取ってくださいよ……?」

澪「せ、責任って……梓?」

梓「澪先輩……ふつつかものですが…その、よ、よろしくお願いしますっ!」

 言いながら突然頭を下げる梓だった。

 責任って、よろしくお願いしますって……一体何の話?



澪「待て待て梓、どうしたんだよ??」

梓「だって……澪先輩が強引に……わ、私の……//////」

澪「私が……??」

唯「むぅぅ……澪ちゃん……私も……//////」

純「わ……私も……あんなに攻められたの……その……///」

 梓を筆頭に目を覚ました唯と純ちゃんまでが私に言い寄って来る。

 みんなどうしたんだ……昨日の酒がまだ残ってるのか?? 


澪「り、律!! よ、よく分からないけどその…助けて……」

律「……澪……」

 優しい顔で律は手を差し伸べてくれた。

 そして、その手を大きく振り上げ……

律「ふんっっ!!!」


 ――ごちーーんっっ!!!

 その拳を勢いよく、私の頭に振り降ろしたのだった。



 これまでに味わった事の無い痛みが私をのた打ち回らせる。


澪「な……何するんだよ律ぅぅぅぅ!!!!」

律「ふう、スッキリした」

澪「はぁぁぁ??」

律「乙女の純潔を玩んだ罰だ」

律(私だって…初めてだったんだからな!!)


澪「純潔って……なあおい律!! 何があったか知ってるんだろ?? お、教えてくれ!! 頼む!!」

律「あたししーらね」

澪「そんなぁぁぁ!!!」

唯「澪ちゃーん♪ 昨日の続き、またやろ♪ 今度は憂も一緒に~♪」

梓「澪先輩~~っっ私、女同士でも構いません!! もっと私に大人の世界を教えてください~~っっ///」

純「澪先輩のぴゅあぴゅあはーと、もっと私にください~~!!」


澪「一体なんなんだよーー!! 何があったのかだれか教えてくれー!!」



律「シャワーでも浴びて来よ、顔のこれ、明日までには取れるかな…?」

澪「ま、待って律!! だ、だだ誰か助けてくれえええ!! ムギ!! 憂ちゃん!!」


紬「うふふ……澪ちゃん……良かったわ……これはもう永久保存よねぇ……♪)

憂「紬さん……その映像、お姉ちゃんと私のも入ってますか?」

紬「ええ、ばっちり撮ってあるわよ♪」

憂「……あとでください///」

紬「いいわよ~~♪」

澪「ムギいいい!! 事情を知ってるなら教えてくれーーー!!」

紬憂「うふふふふっっ///♪」

 そして……。

唯「澪ちゃーん♪」
梓純「澪せんぱーい♪」

澪「一体何がどうなってるんだーーっっ!」


 家主のいなくなった家の居間には、私の絶叫と、その他大勢の不気味な笑い声が絶えず響いていった……。



 後日、事の真相をムギから聞いた私はその場で平身低頭、全力で律や梓らその場にいた全員に土下座で謝り、二度と酒を飲む事は無い事を誓うのだった。


 『酒は飲んでも飲まれるな』という格言があるが、まさにその通りだ。

 酒には恐ろしい魔力がある。 それは人格を無視し、常軌を逸した行動に人を駆り立てる、恐ろしい魔力だった。

 もしもこの話を誰かから聞いた人がいるのなら、それを是非心得てもらいたい。


 そして、大人なら、自分の行動には責任を持って貰いたい。

 何故なら、それが、飲酒を許された年齢、二十歳を超えた『大人』としての義務なのだから……。

 ちなみに、私はと言うと………。

――――――


律「おーい澪ー、お茶~~、あと肩もみも~」

澪「はい……かしこまりました律お嬢サマ…」

律「ん~~、なーんか感情こもってないよーな気がするなぁ」

澪「い、いいえお嬢様、そ、そそそそんな事は……!!」

澪(律にこんな事されるなんて……なんって屈辱………!!!)



唯「最近りっちゃんいつも以上に澪ちゃんと一緒にいるよね~、あんなメイド服まで着て……いいなぁ~、私も着たいなぁ~」

紬「ええ、今度唯ちゃんにも持って来てあげるわね~」

梓「…澪先輩……」

純「む~、なーんか腑に落ちないなぁ……」

紬(うふふっ、やきもち妬いてる梓ちゃんに純ちゃんも可愛いわねぇ♪)


澪「いかがでしょうか……律お嬢さま」

律「~~♪ うむ、苦しゅうない」


律(……ま、あの日をきっかけに実は私も澪の事……なんて、言えるわけないもんな)

律(でも、今はいいよな、少しだけ……梓や純ちゃんよりも長く、私だけの時間を楽しんでも、罰、当たんないよな)


律「ほら澪ーー、次はあたしの足を揉む~」

澪「か……かしこまりました……」

律(もう少しだけ……澪を私の傍に……ふふふっ…///)


 おしまい。