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Love song~世界の終わりで謳い続ける少女~



############



「クスクスクス」

笑う、白の少女。

「…………」

黙る、桃の少女。

「あらあらあら。立ち向かう? 今更。そう、今更だわ」

白の少女は甘く囁くのだ。
遅すぎる、と。
現に桃の少女は今までロワイアルに自分の意志でほとんど参加していない。
誰かの操り人形になるがまま。流されて、ただ、流されて。

「滅び行く世界に残っている勇者は五人。クスクスクス……」

その果てに待っていたのは誰もいない世界。
無意識の海に浮かぶ時の流れより隔絶されたデラ・ルベシ。
“願い”を持つことを諦めてしまった者達の終末の都。

「そして、全員ザーバウオッカに食べられてしまう」

桃の少女もそのはずだった。
彼女の犠牲により《究極の少女(アリス)》が産声を上げる。
女神の寵愛を受けた純白の白。
白が、世界を塗り潰す。

「きっと。誰も彼もが望んでいる、“願い”を叶えることを」

桃の少女は否定出来ない。
自分は何も知らなすぎるから。
現実から目を背けてきたツケがここで大きくのしかかる。

桃の少女は否定出来ない。
自分は何も知らなすぎるから。
現実から目を背けてきたツケがここで大きくのしかかる。

「“願い”なき貴方に何ができるというの? 一人ぼっちのアリス。閉ざされた夢の国。
 でも、私ならこの世界を変えてさし上げられますわ。この可能性を失った世界をあなたの……望む通りに」

白の少女の“願い”は誰からも愛されること。
その為には確固とした身体を得なければならない。
か弱くも強い少女の身体を。

「その為にはまず、この世界を終わらせなければいけませんの」
「終わらせる……?」
「そうよ。終わらせる。最も、零の鐘を鳴らすのと同時に世界は終わるのですけれど。
 滅びの運命はすでに決まっているわ、クスクスクス」

終着点は零。始まりと同じく終わりも零。
零になった瞬間、世界は無へと還っていく。

「勇者も、世界も。滅ぶ。どうせ壊れてしまうのなら――私が壊してしまってもいいのでしょう?」
「そんな……!」
「そうして、今度こそ完璧な世界を作るの。私が、私だけが愛させる世界を」

白の少女は哂う。アヴァロンに恋焦がれる無垢な思いを前面に押し出して。
もう手が届く所まで来ているのだ。
ああ! ああ! 歓喜の渦がこの身体を震わせる!
自然と笑みが浮かんでしまうのも無理はないであろう!

「だから、貴方の身体を私に頂戴?」

桃の少女は想う。
やはり、立ち向かえないのか。
意志だけでは届かないのか。

――んなことねぇよ。

意志を支えるのは不動の愛。

――自分の意志を強く持て。貫くことが、大事だ。

桃の少女の背中を押してくれる大柄の男。
その両手はゴツゴツしていて肌触りはよろしくない。
されど、とても暖かくて。優しい両手。

「意志を、貫け」

男は皆汚い。その例に当てはめると彼もカテゴリーの対象に入るはずだ。
それなのに、不思議と嫌悪感が湧き出てこない。

「クスクスクス」

だが、そんなことをゆっくりと考える時間など白の少女は与えなかった。
彼女の意志を邪魔するかのように割り込んでくる笑い声。
聞いているだけで頭が痛くなる。
ズキンズキンと規則正しく痛みは、桃の少女を蝕んでいく。

「貴方には無理よ。私に立ち向かうなんて」
「……っ」

立っているだけでも辛いのに。
白の少女は更なる追い打ちをかけてくる。
せっかく男に背中を押してもらったのに。
これでは、その意志に報えないまま――消えてしまう。

――諦めを踏破してこそ、愛を語れるってもんだ。
「でも、私には無理」
――無理じゃねえ。

桃の少女はついには膝をつく。
遠大なる氷結の世界に身を委ねるかのように。
全て、凍りついてしまえば。
この思いも。
この記憶も。
この身体も。
凍てついた境界線。
世界の果てまで、消えてなくなってしまえ。

ガッシュ・ベル。

大海恵。

いらない。全部、いらない。
凍れ、聖堂に包まれて。
消えろ。消えろ。
粉砂糖のように粉々に、美しく。

――それで、いいのか?

問いかける声は悲しげだった。

「いいの、もう」

諦め。桃色は白へと、変質していく。
白の少女の嘲笑が聖堂に響き渡る。

「だって、私は一人ぼっち。一人ぼっちのアリス」

桃の少女は言葉を紡ぎだす。
一人は辛い、と。
孤独の旅路を歩むにはぬくもりに慣れすぎたのだ。

「嫌なの。一人ぼっちは、怖いし寂しい。寒いのよ」

桃の実が雪でコーティングされていく。
そして、完全なる白へと――。

――しゃーないか。

後少しの所で、白への変質がピタリと止まる。
ふと桃の少女が横に視線を向ける。
そこには、一人の大男。
しっかりとした実体を持った愛の男。

――俺の隣は本当は愛だけなんだぜ? だけど、特別だ。

大男は桃の少女の頭をグシャグシャと乱暴に撫で上げた。
ニカリと口を釣り上げて、桃の少女の小さな手握り締める。

「私も、いていいの?」

――おう、俺が一緒にいてやるからよ。世界を凍結するなんて、言うなよな?

桃の少女が満面の笑みを返答代わりに大きな手を握り返す。
笑顔と共に白の世界に色がつく。それは、幸せを司る桃の色。
桃の少女は気づいたから。
どんな時でも一人じゃないということに。
ならば、何処までもこの旅路を歩いて行ける。
もう、何も怖くなんてない――!

「あ、貴方……! 一体、何を!」
「「何って、それは決まってる。やることは――」」

一人ぼっちのアリスは仲間を得た。
大きな大きな騎士様。
騎士の愛は悠然。折れることのない不屈。

「世界を」

ロリータ・リロード――少女装填。
さあ、トリガーを引こう。
どうか、少女の願いを聞き届けて欲しい。
私が皆を愛で包むから。
世界は穏やかに安らげる日々を願っているから。
謳おう、愛を。

「終わらせないに決まってる」

終わりが不可避ならどうすればいい?
修復は不可能、やり直しは否定。
ならば残された道はたった一つ。

「駄目……駄目よ。世界はやり直さなければいけませんの!」
「ううん、それは違うよ。やり直しなんてできない。元通りになんて、しちゃいけない」

桃の少女は謳い続ける。
自由を。喜びを。怒りを。哀しみを。楽しみを。
全てを包み込む愛を。

「たった一度与えられたチャンスだから。やり直しがないからこそ。
 限られた人生を、私達は愛するの。
 忘れないように、後悔なんてしないように」
「違う、違う、違うっ! 私は愛される為にっ! 全部――!」

言葉は最後まで続かなかった。
桃の少女が両手を広げて、白の少女を抱きしめたからだ。
ぎゅっと、力を込めて温かみを共有する。

「大丈夫、私がいるよ」
「あ、ああっ!」
「貴方をずっと抱きしめているから」

謳の理念は愛と自由。
さあ、届かせよう。愛の謳を。
謳の最後はもう決まっている。
桃の少女の“願い”はこの一言に込められているから。
どうかこの瞬間に言わせて欲しい。

「時よ止まれ、世界は何よりも美しいから」

きっと、自分は溶けてしまうけど。
大好きな世界を見守っているから。
いつまでも、どこまでも。

「私は、世界を愛している」

そして。
突如現れた光の螺旋階段。
階段をひとつひとつを噛み締めるかのように登り、少女は――――。


【ティオ@金色のガッシュ!! ???】
【雪華綺晶@ローゼンメイデン ???】




############










「だけど、僕は否定する」










############



「……これも、予想通り」

蜘蛛の糸の頂上を目指すべく駆け上がっていた雪輝が気づいたのは世界の異変だった。
止まっている。世界の何もかもが停止しているのだ。

――私は、世界を愛している。

瞬間、目の前に桃色の少女の幻影が顕現する。
優しい笑みを浮かべ、雪輝に対して手を差し伸べる姿はまるで女神のようだった。
純粋に、綺麗だと。可憐だと思った。
彼女は問う。戻ろうよ、と。
それに対して、雪輝も同じように笑みを浮かべながら返答をする。

「消えてなくなれ、幻像」

ある時、気が付いたときから不快だった。
女神が雪輝へと右手を伸ばしている。彼女の想いが常に離れることなくへばりついてなくならない。
身体が重くて、動きにくくて、消えてなくなればいいと思った。
雪輝にとって女神は。雪輝は由乃への愛で満ちているから、由乃以外のものは要らない。
手に持ったウージーの引き金を迷いなく引いた。
銃弾を受けた少女は悲しそうに。
まだ、間に合うよと呟いて。
最後まで手を伸ばし続ける。

「僕の女神は由乃だけだ。お前の愛なんていらない」

少女の瞳から透明の宝石がぽとりと地面に落ちる。
宝石が地面に落ちた刹那、少女の姿は掻き消えた。
もう気配がないのを確認した後、雪輝は再び歩みを再開する。
彼女の残した宝石を踏み潰し、前へと歩く。

「僕が欲しいのは……由乃の愛だ。君の愛なんて何の意味も成さないよ」

停止した世界でも雪輝の意志は変わらず。
全てをチャラにする。ただそれだけを目指して前を進む。

「何の茶番だよこれは。下らない、ああ下らないね。私が皆を包むから? やり直しなんてできない?」

桃の少女の“願い”は確かに雪輝へと届き、理解もできた。
雪輝は決して狂気に身を委ねて思考放棄した者ではない。
そう、その上で彼は答えを返したのだ。

「は、はははっ! あはははははははっ! 綺麗事を言ってさぁ! ばっかじゃないのぉ!」

届いた上で真っ向から唾を吐いて否定した。
彼女の万感の“願い”を容赦なく踏み躙る。

「ぷっくく……やり直せば全部元通りなのに否定するなんて。
 もう少しで、“僕とみんな”の世界が手に入るのに何でそれを捨てなきゃいけないのさ」

無駄な時間を過ごしてしまった。
世界の時が止まったとはいえ、人間は止まってないのだ。
こうしている間にも他の参加者達が後ろに迫りつつある可能性がある。

「ねぇ、オンバ。僕は思うんだよ」

だから、彼は誰よりも早く。刹那を駆け上がる。
“願い”を叶えるべく。
あの時聞けなかった答えを再び聞くべく。
あんな紛い物ではない本当の愛を手に入れるべく。

「未来を変えるワタルくんが勇者と呼ばれる。
 それなら最終局面の会場で未来予知し、それを変えられる僕こそ勇者の称号にふさわしいんじゃないかなってね」

雪輝は思う。
勇者。万人を救う光の英雄。常に正しき選択を下すもの。
全てをチャラにして、元通りにする自分にぴったりではないか。
だって、これから自分は黄金の螺旋階段を登って“みんな”を救うのだ。

「無意味に死んだワタルくんよりも、七原くんよりも、シオくんよりも。
 今も生き残っている僕がその称号を受けるのが一番だよね。
 その称号にふさわしい武器ももらったことだしさぁ!」

さあ。高らかに謳おうではないか。

「あは、はははははははっっ、あははははははははははっっっ!!!
 愛してる? 救う? その役目は僕が担うから君達は――」

全てを救う勇者の謳を。

「安心して、夢を見てなよ」

足元には、少女の死体二つ。
それは少女が見た最後の夢。
魔狂姫と少年に喰われた、残骸の“願い事”。
そのすべてを引き継いだのは――。



「世界は、僕達の掌に」



【雪華綺晶@ローゼンメイデン 破壊】

【ティオ@金色のガッシュ!! 死亡】

【残り 5名】



【蜘蛛の糸/一日目/夜】

【天野雪輝@未来日記】
[状態]:健康、心の力の消費(大)、両手の平に大火傷
[装備]:オリジナル無差別日記@未来日記、、ガッシュのマント@金色のガッシュ・ベル、
     投げナイフ(14/15)@未来日記、IMIウージー(25/32) 、プラ@waqwaq
[道具]:基本支給品 ×2、IMIウージーマガジン(2)オンバが授けし職業専用武具(不明)
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して全てを元通りにする
1:蜘蛛の糸に赴く

[備考]
※参戦時期はDiary46.5終了以降からの参戦です。
※雪輝は自分の中の矛盾に気づいていません。
※雪輝は女神像の外見を由乃であると認識しました。
 他の参加者もそうであるかは不明です。
※バトルロワイアル、ブレイブストーリー、仮面ライダー龍騎、
  Waqwaqの世界に関する情報を“ある程度”得ました。
※南東エリアの上空に蜘蛛の糸が現れました



############










僕の勝利以外、認めるものか。










############



※時空は現在“夜”で止まっています、全ては彼らの掌に。
※愛なんて、存在しません。



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白銀のツインブレイヴ ~what a shining fortune~ 時系列順 最期に愛は勝つ


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