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―ついにthee 放課後 Tea Timeのライブが始まった だが、彼女らの姿が観客の目に移った瞬間誰もが絶句した そう、それは彼女らというより唯のグラサン、皮ジャン姿を見てだった 唯「お前ら、ハッピーか?」 ―ザワザワ 唯「お前ら、ロックは好きか!?」 唯「なら皮ジャンを買え!!」 いつもは笑いの起こる唯のMCだが、笑いどころか皆は以前からは想像もつかない豹変ぶりに戸惑うばかりだった ジャージャージャージャン ジャジャジャジャージャージャン・・・・・ 1曲目フリーデビルジャム、これまた以前のHTTからは想像もつかない曲に皆はついてこれない様子だった 唯「さんじゅっびょおぅでー ゆれるずがいこぉつぅ・・・」 それでも唯は気にせず歌う、そんな空気を叩き割るような声で・・・ 律「あわてふためいてやれたましいだとかー」 律のボーカル部分、初のボーカルのプレッシャーも自分は昔からミッシェルが好きだという心持ちで撥ね退ける 律「ぬかれるよゆうはどこにもねぇー」 律「おどりつづけるだけー」 ジャーン ジャジャジャー ジャン ―オォー!!ワー!! 1曲目を終える。置いてけぼりだった客のボルテージも上がり始めた これまでにない皆のモチベーション、それと共に行われたさわ子のスパルタ教育の成果は決して裏切らなかった タンタンタン ジャジャジャジャジャジャジャジャジャ・・・・・・ ―2曲目ハイ!チャイナ! 唯は踊るようなふりを見せ、そしてその手にマイクを掴む そして歌いだそうとする ・・・・・・しかし 唯「!?」 客席から飛んできた何かが唯の肩の辺りを直撃した 唯は体制を崩し倒れ込む 律・澪「ゆい!!」 皆、唯の様子を見て思わず手を止め駆け寄ろうとする しかし、唯はなんとか立ちあがりながらそれらを制しマイクを取る ジャジャジャジャ ジャジャジャジャ ジャジャジャジャ 曲は止まってはいなかった 紬「――――」 紬だった。周りが見えてないような、何かに憑かれたようにひたすらギターを奏でる 唯「はきたいねぇ はいちゃいなあ」 唯は歌い続ける その姿に皆もすぐ演奏に戻る 唯「あたれば はいちゃいなー」 ちゃんちゃんちゃんちゃん・・・ 唯は皮ジャンポケットからハーモニカを出し吹いた 律・澪・梓「(あんなものいつのまに)」 唯「吐いちゃいなー」 曲の終盤、唯は急に澪の方を向く 唯「ウォーイエェェ!!」 そして澪に睨むように合図 澪「(何だよその合図は?)」 唯「(お前も歌え!!)」 澪「(恥ずかしい!!)」 唯「ォウぉぉぉいぃえぇぇー!!(澪歌えこの野郎!!)」 澪「(ええい、やけくそだ)ぅをおーいえぇー」 ―2曲目が終わるり唯のMCが始まる 唯「あのよ!!」 「ワァーキャァー!!」 唯「ハッピーな気持ちは解かるけどモノ投げんなよ」 「ざわざわ」 唯「けっこうきいたぞ」 唯「モノ投げずにお前が飛んでこい!!」 「いぇーー」 ―3曲目ロシアンハスキー 律「1・2・3」 ジャジャジャガジャジャガジャガジャ・・・・・・ 唯「ずーれーてんのかっ かすれてんのか はすきー」 唯「しーぼーりだしてっ しゃぶりつくのが はすきー」 唯「おぃえぇー おぃえぇー お・・・・・・」 前曲の事を気にせず続けるが、またもペットボトルがステージ上に投げ込まれる 唯「・・・・・・」 唯は歌うのを止める そして、それを見た他のメンバーも演奏を止める ジャージャジャジャジャジャッジャジャジャジャジャ・・・ 相変わらず紬は周囲を気にせずよせつけずの気迫と共に演奏を続ける 唯「・・・・・・」 唯はステージ上を只うろつく 他のメンバー及び観客は紬をただ見つめる 律・澪・梓・観客「(鬼、鬼がいる)」 3曲目はほぼ紬の一人演奏で終わる 唯「うらぁっ投げるんじゃねぇモノをぶっ殺すぞ!!」 観客「いぇーーー!!」 律「いぇーじゃねんだよ」 客のボルテージの上がり具合とは裏腹にTHTTメンバーのテンションは下がる しかし、この日の為に、ミッシェルのコピーを披露するために皆はかつてない練習を続けてきた ここで止めるわけにはいかない 皆がそう思っていた ジャジャジャジャジャジャンジャー 4曲目バードメン 唯「ぅらぁぁぁぁーぃ ぅらぁぁぁぁーぃっ」 唯「ばぁぁぁぁーっ めぇえぇえぇぇぇーん」 客の盛り上がりにTHTTメンバーも再びテンションを上げる びーびーびびっび ジャッジャジャッジャ 紬のカッティングも更に冴える!! ―そして、盛り上がりは最高潮に達したままラストの世界の終わりも演奏し終わる そして、唯による最後のMC 唯「今度・・・・・・」 観客「わぁーー!!」 唯「ギア・ブルーズっていう・・・・・・」 観客「きゃーー!!」 唯「私たちのアルバムが出るんだけど、ここにいる奴らは皆買うよな」 観客「き・・・・・きゃー」 律「出ねえよ!!ていうかミッシェルのアルバムだろうが!!」 律はスティックを唯に投げる 唯「おい律、モノ投げんなぶっ殺すぞ!!」 ―この日最高に盛り上がったライブが笑いで幕を閉じた ―このTHTTのライブは校外でもうわさが広がり、周囲のバンドの間でもそれなりに知れ渡る ―数日後 律「いやぁ、トラブルはあったけど最高のライブだったなぁ」 梓「そうですね。こんなに歯応えのあるライブが出来るなんてもう2度と出来ないんじゃないかってくらいに」 澪「のんびりしてるなー、唯がいないしな」 紬「ところで唯ちゃんはどうしたの?」 律「あいつなら生徒指導室だな」 梓「ええっ、何でですか?って今まで見逃されてきたのが不思議ですね・・・」 ―生徒指導室 唯「しょーがねーじゃん、これがロック何だから」 先生「そんなの理由になるわけないだろ!!学校にグラサン、皮ジャン何て校則違反も甚だしい」 先生「山中先生、あなたは何故今まで見逃してたんですか?」 さわ子「いやぁ・・・・・・そのぉ・・・・・・・」 唯「こまけぇこたぁ気にすんなよ、先公」 先生「卒業せずに留年・・・いや、退学するか?」 唯「うっ・・・・・・それは困る」 ―唯は卒業よりロックな格好を取ろうとしたが、皆と大学で音楽を続けるために音楽を選ぶことを決意 学校では格好はいつも通りに戻った そして、律・澪・唯は同じ大学に進み自分たちでサークルを立ち上げる 桜ケ丘軽音部と違って数人の女子メンバーが更に集まった 紬は大学こそ違えど、律達とは相変わらず親交がありサークル内でも面識を持っていた 紬のギターテクはサークル内でも好評で、後にまた律達とバンドを組むことになる 梓はその後も軽音部を継ぐ。入ってきた後輩とバンドをやるも、充実感を得られない様子 大学は唯達とも紬とも違う所へ。皆と音楽性の違う梓は別の所でバンドをやろうとする 律達とは一応親交は持っている ―大学サークル内 律・澪・唯は相変わらずバンドを組んでいた。2年途中からは紬も再加入し、再びTHTTを名乗る 紬が入ったことにより一気に評判が上がり、更に勢力的にライブをこなし、プロを目指すようになる ・・・・・・しかし 澪「ごめん、みんな」 律「何でだよ!!」 唯「そうだぞ!!プロ目指すって言ったじゃねえか」 澪「ごめん。でも、私的にはガンジー達との音楽のが合ってると思うんだ」 澪はTHTTの他にも同サークル内の他のメンバー2人とFUNKY BED TOWNというバンドで活動していた こっちのバンドでは、澪の好きなブランキー・ジェット・シティのコピーをやっていた 因みにガンジーはファンキーのボーカルで、澪が無理やりあだ名をつけたらしい 律「・・・・・・わかってたよ」 澪「えっ?」 律「前から知ってたけどさ・・・・・・一言くらい言わしてもらわないとな」 澪「りつ・・・・・・」 紬「澪ちゃん、お互い頑張りましょう」 唯「ふんっ、や・・・止めてえ奴を止める気はね・・・ねぇよ」 律「大丈夫だって、ベースは他にも候補いるし澪は澪のやりたい音楽をやれって」 澪「みんな・・・・・・ありがとう」 唯「ふんっ、もう二度と顔見せるんじゃねえぞ・・・・・・プロになって会うまではな」 澪「いや、サークル止めるわけじゃないし・・・・・・」 ―こうして澪はTHTTから脱退することになった 代わりにメンバーに入ったのは純だった 純「何で私こんなことに???」 純は律達の1年後に同じ大学に入学してきた そして、新入生勧誘中の律につかまってしまい高校の時の澪のように強制的にサークルに入らされることになった こうして新たに結成されたTHTTは「世界の始まり」にてメジャーデビュー ライブ活動により知名度を上げていたTHTTは、ギリギリオリコンチャート入りする その後も精力的なライブ活動により、紬のギターが特に話題を呼びそのカッティング奏法からアベ2世の呼び声を受ける そして、デビューから1年ちょっとでTOP10を射程圏内に収める・・・・・・しかし 紬が急遽、急性硬膜外血腫により急逝 しかし、悪いことはさらに続いていた・・・ THTTの演奏が始まるが、唯はギターを弾くも歌い始めることはなかった そう、唯は声帯麻痺を患わっていたのだ 唯「もういいんだよ。ムギがいなければTHTTはもう出来ないんだし・・・」 こうしてTHTTは解散し、唯はもうバンドを組むことは無かった 律は唯、紬の変わりにとことん音楽活動に勤しみ、星の数ほどのバンドやアーティストのサポートとして活動 そして、THTTと同じくメジャーデビューしたファンキーから脱退した澪、デビューするも全く売れなかった梓と3人でGESSOを結成 THTTほどの勢いは失われるも、ライブを中心に精力的に活動しているとか・・・ ~THE END~ [[戻る>http://www43.atwiki.jp/moemoequn/pages/111.html]]

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