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心の天秤 ◆CFbjQX2oDg



シグドラ左頭 ハード。
今、彼女はさきほどの戦場から少し離れた民家の中に身を潜めている。
手に持つコーヒーカップはこの家の台所から勝手に拝借したものだ。
食材の類はないが、珈琲やお茶類は棚に残っていたのでそれを頂くことにした。
支給品として用意されたサンドウィッチを一緒に口に運びながら体を休めている。

「あいつは一体何者だったんだ」

誰に伝えるわけでもなく呟く。

ヨキが去ってからしばらくハードはその場で他の参加者が来るのを警戒していた。
積極的に戦闘を仕掛けてくるものが近くにいた場合、傷ついた獲物を狩るため絶好の狩場に必ずくると踏んだ。
だが、結論から言ってその行為は徒労に終わった。誰の気配も感じない。
気配を消して隠れているのかもと、逆にこちらから殺気を垂れ流してみたところで反応は無い。
周囲に他の参加者がいない、もしくは音に恐怖して逃げ出したか。
ここまで人の気配が無いと近くに人がいないのはほぼ確定的だ。

一度使用すると長時間は使えない封印魔法は先ほど使った。
いや、“使わされた”と言うべきか。それくらいヨキという男は強かった。
『狙撃手(スナイプ・ライセンス)』としての腕と『絶対的な空間把握能力』である程度は切り抜けられる。
使えない切り札をブラフとして使うことも出来る。
だが、所詮ブラフはブラフ。本当の強者の前には何の役にも立たない。
周辺に他の参加者がいないにしても、防人ヨキやチャン右頭のような参加者と戦うこ可能性を考えるなら万全を期すべきだろう。
そこで周囲への警戒を続けながら適当な民家に移動し、休息をとることにした。
今は体を休めて、動き回るのは夜が明けて放送を聞いてからにしよう。

取り出した名簿の名前を改めて確認する。
自分の見知った名前はどいつもこいつも曲者揃いで思わず溜息が漏れる。

チャン右頭
――間違いなくこの場でもトップクラスに脅威となる男。常人を遥かに超えた格闘術と『風水師』の能力。
  この殺し合いにおいて最要注意人物である。

ブック第五足
――『魔獣使い』だが、ワタルに一度敗れてシグドラに背信した私に匹敵する強者。
  配下となる魔物がいて初めて全力を発揮するがここにいるのかは不明だ。出来るなら手を組みたいが。

カントリーマン第六足
――狡猾なジジイだ。私自身がかかったフリをしていただけに判断がつかないが、おそらく「破経の呪法」は解呪された。
  五つ目の玉か優勝を狙うはずだ。

ミツル
――シグドラの新米ながらも自他共に認める天才魔導師。ワタルやカオリの友人“だった”らしいが所詮は旅人同士。
  幻界では『願い』を叶えるためにシグドラに入隊したやつだ。信用はしにくいうえに、戦うのも厄介だ。

ワタル
――私の『願いを叶えてくれた』少年。そして、私が『願いを叶えてあげたい』少年。
  きっとあいつはここでも運命を変えようと戦っているはずだ。私はその手助けをしてやりたい。

さらに『旅人』以外に『防人』という存在もいる。
防人にして三賢者の一人ヨキ、と名乗る男は主催者である影の男の存在を知っていた。
影の男の言葉通り幻界で『願い』を賭けて戦っていた旅人が複数いたことから防人も複数いるだろう。
ヨキ同様に主催者について何か知っている可能性が高い。
積極的に防人についての情報を集めたい。

「あとはあれか」

メモに各旅人の身体的特徴や職業、防人ヨキの存在についてなどを書き記したハードは席を立ちあがると脱衣所へ向かう。
ベルトなどの装飾品をテキパキと外しその艶やかな肢体をあらわになる。
幻界(ヴィジョン)随一の科学国家であるザクルハイムのシャワーの性能は抜群だ。
すぐに湯が沸き、それを頭から浴びる。
きめ細かく、そして美しく伸びた黒い髪の隙間を縫うように湯が体へと浸っていく。
何人もの男を魅了し吸い寄せる唇、磁石が引き合うかのごとく触れたくなる豊満な胸部
程よい筋肉によって引き締まった腰部、すらっと伸び肉付きの良い脚部
と異性なら涙を流しながら悔しがる彼女の体を存分に味わった湯は排水溝へと姿を消していく。

憂いを帯びた瞳の奥に映るのはかつての同僚の姿。
さっきのは“あいつじゃない”。幻影にすぎないとわかっている。だから躊躇わず攻撃もした。
戦闘においても心に揺らぎは見せなかった。
だが、理屈ではない。戦闘の緊張感が一度解かれると“あいつ”は私の心を掻き乱す。
以前のように問い質したいわけではない。それはワタルが教えてくれた。その答えが間違っているとは思わない。
単純に“あいつ”のあの情けないけど頼りがいのある笑顔がもう一度みたいのか?
「ハッ、馬鹿馬鹿しい。仮に本物のあいつが笑って私の前に現れても銃弾をこめかみにぶち込んでやるよ」
そう言いながらも口角は穏やかにつり上がり、愛おしいものを見るかのような眼をしていたことに彼女は気づいているだろうか。

等身大の鏡に近づき見つめる。風呂場だが再び眼鏡をかけてある一点を見つめる。
参加者に等しく付けられた首輪だ。
鏡で見る限りでは継ぎ目は見えない。溶接したようにも見えない。一体どうやってつけたのだ。
他にも気になる点はある。
このサイズに通常の火薬を詰め込んだところでその辺の奴ならともかくチャン右頭が殺せるとは思えない。
というかそもそも、私たちはこの首輪が爆発するのかどうかをまだ知らない。
影の男はこういっていた。

『身体の耐久力に自信のある者もいるだろうが、無意識の内にここに連れて来られた意味を考えれば不用意な行動はしない方が良いだろう』

そのまま受け止めるなら、参加者を充分に殺せるだけの爆発は起こせるということになる。
だけど、ヨキの言うとおり真実全てを参加者に教えているとは限らない。
だが、もし本当にどのような参加者でも殺せるだけの威力があるとしたらその動力は?
首輪を簡単に外せる人間を参加させるとは思いにくいが、機械に詳しい人間くらいはいるだろう。
そいつに会ったときのために首輪のサンプルがほしい。
手に入れるためには死者の首を切り落とす必要がある。ワタルが死者のとはいえ首を切り落とすような非道なことが出来るか?
きっとできないだろう。だから私がワタルの代わりにワタルがしなければならないことをやる。
私自身がシグドラにいたときそうだったように、首輪を外したところで全員が殺し合いを辞めるとは考えにくい。
だが、それでも何人かの運命を変えることができるかもしれない。
「私はそれだけで良いんだ」
確認するように声に出して言う。

夢でなく現実に出会ってしまったから、聞きたいことは無くても黙って一緒にいるだけでも良いと思った相手だったから
満足したはずの彼女自身の『願い』のスペースが彼女の心の隅に再び陣取り始めたのかもしれない。
どちらの思いも決して嘘ではない。だからこそ本人は気づかない、気づけない。
今はただ自分を救ってくれた少年の『願い』のために、少年の望む『願い』の元まで押し上げるために
元シグドラ左頭ハードは存在する。


【G-1/崩壊したザクルハイム/1日目・早朝】

【ハード@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:疲労(大)
[装備]:千銃@ブレイブ・ストーリー~新説~、
[道具]:基本支給品、ブーメラン@バトルロワイアル
[思考・状況]
基本行動方針:ワタルがしたいであろうことの手助けをする。
1:ワタルと合流する
2:主催者の目的が知りたい
3:首輪を手に入れたい。

私が彼の迷いを忘れないように 投下順 天国とは神のおわすことなり
乞い願う利益者 時系列順 天国とは神のおわすことなり

GUNS SAW HANDS ハード まもるヒトたち 








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