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First bet   ◆W91cP0oKww



(しかし、ライダーは俺以外全滅か……これはラッキーとでも言うべきことなんだろうね)

強い風が吹きすさぶ荒野。生命なき大地で北岡秀一は悠々自適に足を進めていた。
北岡は顔を顰めながらもこれから先の方針について考えを巡らせる。

城戸真司。秋山蓮。霧島美穂。浅倉威。香川英行。
自分以外の仮面ライダーは皆この世界で生命を散らした。
それについてはどうでもいい。そう、どうでもいいことだ。
城戸真司、霧島美穂の名前が呼ばれた時に少し胸に痛みが走ったが許容範囲内、十分に耐えられる。

綺麗事を謳えばその先は闇しかない。
特に城戸真司はいい例だ。
愚直に過ぎたその正義、他人を助けるために、ライダーを護るために戦うといった自己犠牲が彼を死へと誘った。

(まったく、何考えてるんだか。死ねば、そこで終わりなのにね)

死ねば美味しい物を食べることもできないし、いい女を抱くこともできないといった無い無い尽くしである。
北岡にとってみると死は喪失でしかなく絶対に受け入れられるものではない。

(野垂れ死になんてまっぴらごめん。死ぬなら勝手に死ねばいい)

ましてやこんなどこかもわからない世界で死ぬことなど許しはしなかった。
だからこそ北岡はこの闘いに乗ったのだ。
全てはこれから先の人生とそこで得るであろう快楽をこの手に掴みとるために。
もう、長くはない身体を元の健康な身体へと戻すために。
その過程で女性、子供を犠牲にするとしても。北岡は迷わない。
否、迷ってはいけない。そう自分に無理やり言い聞かせる。

(気が重いけど……やらなくちゃいけなかったんだけどなぁ)

女性、子供に手をあげるのは北岡の望むことではない。
だが、それが不可避の障害でありやらなければいけないのなら。
ゾルダのデッキを用いて彼は悪にでもなるだろう。
その決意はあったのに結果としては同盟を破棄してトンズラをこいてしまった。

(やっぱりねぇ……子供を殺すってのは気が進まないんだよね。女性に手を出すってのも趣味じゃないし)

北岡自身、あの場でとった行動はほぼ無意識のうちであった。
殺す道と殺さない道。どちらを取るべきか考えていたら自然と逃げの方向へと身体が動いていた。

「殺さないといっても正義の味方ぶって助けるのも性に合わない……どうしたいのよ、俺」
「簡単だ、戦えばいい」

その独り言じみた問いに突如現れた一人の男が答えを出した。

「神崎……士郎。やっぱりいたのかい」
「闘え。闘って願いを叶えればいい」
「そうは言ってもねえ。よくよく考えると俺達ってただ踊らされている立場なんだよね。
 あの闘いの終盤まで必死に勝ち残ってさ。高みの見物決め込んでいるお前からするとさぞや面白い演劇みたいなものだっただろうね」

神崎は先ほどとは打って変わって北岡の皮肉じみた言葉に返答を返さない。

「というかさ。お前が元々やっていた十三人のライダーの闘いはどうなった訳?
 いきなりこんな変な闘いに俺達を巻き込んでさ。
 それに、防人がいる未来の世界、未来日記によるバトルロワイアル。ライダーと対を張るファンタジーな世界や道具まで出てきたしね。
 ライダー同士の闘いを中止してまでやったこの闘いの目的はなんだい?」
「その答えを知る必要はない。お前たちに与えられた選択肢は闘うことのみだ」
「それがお前の答えかい? 話にならないね。スーパー弁護士の俺でもこんな最低の顧客は見たこと無い。
 はぁ……こういう時、質問には答えるもんでしょ、普通。嘘でも真実でも、ね。
 もういい。そっちがそうなら俺も勝手にするよ」

交渉にすらならない。否、それ以前の問題である。
何せ神崎は壊れたロボットのようにただ闘えとしか言葉を発さない。
ああ、くだらない。実にくだらないし腹が立つ。
こんな理由すら知らない闘いに巻き込まれて死んでいったライダーがくだらない。
神を殺す、主体性もなく流れるままに行動している。雨流みねね、レオナルド・エディアールがくだらない。

「要はさ、願いを叶える為に闘え、ということだよね。神崎士郎」
「ああ、そうだ。その果てにお前の理想郷が待っている筈だ」
「あのさぁ……」

永遠の生命を手に入れる、人生を楽しみたい。ただそれだけが願いなのに。
こんな馬鹿らしい闘いを望ませる男の掌で踊らされている自分がくだらない。
そして。






「舐めるな、引きこもり」






神という安寧とした立場で自分達をせせら笑っているこいつらが一番くだらない。
故に、もう退場してしまえ。
北岡はスーツのポケットに入れていたゾルダのデッキを取り出し首輪へと掲げる。

「変身」

その二言が北岡の全身に緑の装甲を装着させる。仮面ライダーゾルダがここに顕現する。

「前から思っていたんだけどさ、お前自身生命も賭けないで他者に生命賭けた闘いを求めるってのは不公平だよねえ。
 敏腕弁護士の俺でもこの罪は擁護できないなあ」
「……それがお前の答えか」
「ということで、まずはお前から消えてくれない?」
「それは出来ない。俺はまだ死ねない、願いを叶えるまでは――」
「神崎優衣の期限付きの生命を延ばすため、でしょ? 実に素晴らしい、笑えるくらいに綺麗な兄妹愛だね、壊したくなるくらいに」
「……! お前は」
「今の俺の願いはお前の破滅だよ!」

神崎が喋り終わる前に北岡は腰に下げたマグナバイザーに込められた弾丸を放つ。
だが、瞬間。一秒前までここに確かに存在した神崎の姿が掻き消えていた。

『優衣は俺が護る。俺が救う。俺が幸せにする。その願いを邪魔するというのなら。お前が闘いを肯定し、最後まで生き残れたのなら。
 北岡秀一。お前は、俺が殺す。俺の願いをお前“程度”の重さに潰される訳にはいかない』

最後に捨て台詞のような言葉を残し。
闘え。最後まで生き残れ。
神崎士郎は再び姿を晦ました。
数秒前まで殺気が充満していた空間は静かな湖畔のように音が消えていた。
だが、それも終わりの始まり。
始まりは北岡の陽気な笑い声だった。

「は、はは、はははっっはっ! あはははごほっ。は、はは……ははははっ。俺の生命が軽い? スーパー弁護士の俺の生命が?
 上等だ、おもしろいジョークだったよ神崎士郎! 生き残ってやろうじゃないか、最後まで」

笑い声も止まり、最後に残ったのは北岡らしからぬ獰猛さが多分に含まれた笑顔。
まるでその笑みは既に死んでいった宿敵、浅倉威のようで――。

「勝つのは――俺だ」

願いを貪欲に追い求める戦士の姿がそこにあった。


【E-7/一日目/日中】

【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
[状態]:ゾルダに変身中、神崎士郎への怒り。
[装備]:カードデッキ(ゾルダ)
[道具]:基本支給品一式、マスターキー@オリジナル、黒のアタッシュケース
     香川英行のレポート?(神崎士郎の願いについて書かれている?)
[思考・状況]
基本行動方針:安寧とした立場でせせら笑っている神陣営に踊らされるのは気に入らない。
0:生命をベットしようよ、神崎士郎。それと、お前の指図は受けない。
[備考]
※参戦時期は劇場版開始前のどこかからです。詳しくは後の書き手にお任せします。
※未来日記の世界観、雪輝、由乃、来須、マルコ、愛のみねね視点で知っている大体の情報を把握しました。
※逃亡日記は所有者の逃走経路を予知するものだと勘違いしています。
※香川英行のレポートに仮面ライダーの弱点が書かれていると
 北岡は言っていますが真っ赤な嘘です。


けれど彼は前を見る 投下順 少年よ、我にかえれ
けれど彼は前を見る 時系列順 少年よ、我にかえれ


そして誰かいなくなった 北岡秀一 束の間のコミックショウ








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