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「Holocaust(下)」(2011/06/22 (水) 16:53:16) の最新版変更点
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**Holocaust ◆W91cP0oKww
◆ ◆ ◆
「すいません……私にはこうするしかなかった」
土煙の外では英行が強固な意志を秘めた目で前を向いていた。
英行に支給された捕鯨砲。それは大掛かりなものでとてもじゃないが実戦向きではない。
だから先程のような隙がなければ使うことが出来なかった。
その分、威力は絶大だ。爆薬による発射。銛先火薬もロワだからと増量されてある。
これで死なないという方がおかしいくらいだ。
(ですが……仕方が無いことです。大を救う為には小の犠牲をいとわない……私が目指す英雄とはそのようなものですから)
陽炎一人を見捨てるだけでチャンという巨悪を討つことが出来るのだ、英行には何の躊躇いもなかった。
ゼオン達もチャンを倒したのならそれには異存はない。ただ陽炎は運が悪かった、それだけである。
「……殺ったのか?」
「これぐらいで殺れるもんなら、」
消える土煙から表れる一人の影。無論その影は陽炎ではなく。
「苦労はしないんだがなぁ」
チャンだ。しっかりとした足取りで一歩ずづ前へ進む。だが、全くダメージが無い訳ではない。
右腕は赤く染まりグシャグシャになっている。血がぽたぽたと流れ落ち、骨がむき出しになったその腕は見るも無残だった。
「まさかここまで策を重ねていたとはな。見事だ。
思わぬ一撃のお陰で私も驚いてね」
それでも顔色に変わりはない。むしろ、喜びの色が最初よりも増している。
愉しい。自分を追い詰めるためだけにここまでするなんて快なり。
ああ、この戦場こそが我が聖地。一度死んだ私に対しての地獄とでも言うのだろうか! 実にいい!
チャンの喜びが急速に上昇していく。興奮を抑えきれずに思わず闘気を全開で放出してしまう。
それも仕方が無いことだ、何しろチャンの望みである満足する闘争を現在進行形で味わっているのだから。
「あんなのが来るとはな、予想もしなかった……あれを正面から受け止めたお陰で右腕がこの様だ」
「出来ればあの一撃で死んで欲しかったのですが……」
「まだ死ねないさ……私は満足していない!!」
「付き合ってらんない……一人でやってろ」
四人は冷や汗を流しながらも目に灯る意志の強さには弱まりは見られない。
この場でチャンを必ず殺すという目的を達成するために。
それぞれが叶えたい“願い”のために。
「行くぞ……化物退治の続きだ!」
「ふん、貴様ら……即死などさせてはやらんぞ。じっくりと闘争を愉しんでから朽ちていけ」
全員が散開し、チャンに向けて疾走する。チャンの片腕を封じたとはいえ脅威は今だ健在だ。
ダメージを与えたから楽になる、怖気づいて逃げる、そのようなことはありえない。
完全に肉体を消し去る勢いで戦わなければ倒せないのだ、チャンは。
――SWORD VENT――
英行の手にはスラッシュダガーが、美穂の手にはウィングスラッシャーがそれぞれの手に握られる。
ゼオンはラウザルクを唱えて身体能力の強化、カントリーマンも魔力を最大限に放出して。
全員が持てる力を出し惜しみなく使い、この戦いを乗り切ろうと強く、強く思う。
「……その意気だ。それでこそ戦う意味がある」
美穂が右から、英行が左から。ゼオンとカントリーマンが中央から。
各自、大地を揺らしながらひた走る。
「だが、」
美穂の繰り出した弾丸の如き突きを受け流し、カントリーマンにぶつけてそのまま蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされた二人はボールのように地面をゴロゴロと転がっていき、動きが止まった。
これにて二人脱落。
「私を倒すには」
ゼオンの拳を八卦鏡で受け止めてそのまま拳を一閃。轟と風を捩じ曲げながらの一撃をまともに受けたゼオンは血反吐を吐きながら大地に伏せる。
最そして後に残った英行を血だらけの右腕を力強く振ることで吹き飛ばす。
「足り……!」
そう、吹き飛ばすはずだった。
「幾らあなたの一撃が速くても、私には躱すことができます」
英行は一度見たものを完全に記憶することができる完全記憶能力を持っている。その特殊な能力を利用してチャンの拳法の型を覚えたのだ。
故に右腕による一撃を完璧に躱すことができた。そのまま懐に入り、両手に持ったスラッシュダガーをチャンの胸に深く突き刺そうとするが。
「ここで倒れる終りなど認めんよ」
英行による必殺の一撃をチャンは身体を無理矢理によじらせることにより軌道から逃れる。
とはいっても、スラッシュダガーは脇腹に深く抉り、完全に避けることは出来なかった。
ゴボゴボと口から血を吐くチャンに英行は仮面の下でうっすらと笑みを浮かべる。
チャンは口の周りを赤く染めながらも反撃の一手として無事な左手で首筋目がけて手刀を横薙ぎに振るう。
――ACCELE VENT――
手刀が届く前にバイザーにカードを挿入。読み込んだのは瞬間的な超加速を可能にするACCELE VENTのカード。
放たれた手刀は突然の加速を捉えきれずにブンと宙を切る。英行はそのまま加速した身体の勢いに任せてチャンから離れて一定の距離をとった。
ここで決める。そう考えた英行の手に握られたカードの名前はFINAL VENT。仮面ライダーの最後の必殺技を繰り出すためのカード。
――FINAL VENT――
英行は虚空から現れたバイク――サイコローダーに飛び乗ってその場でグルグルと回転をし始めた。
そして、その勢いのままに高速回転しながらチャンを轢き潰さんと趨る!
「多くを助けるために、一つを犠牲に出来る勇気を持つものが真の英雄なのです……故に私は英雄になるために」
「………………貴様のような奴が」
チャンの頭に浮かぶのは過去の惨劇。国に裏切られて仲間が全滅したまともだった頃の残骸。
(ああ、そうだ。このような人物が自分達を殺したのだ、許せるものか……!)
左腕を後ろに引き、出来る限りの威力をつけようと大地から気を吸い取っていく。
近づきつつある英行を拳一つで撃ち倒さんと掌底が迸る。
「貴方を討つ……!」
「英雄になるなどとほざくな……!」
掌底一閃。爆発的な威力を伴って射出された一撃は英行が乗っているバイクごと貫いた。
手は煌く閃光のように綺麗に、心は獄炎の如く熱く、頭は氷の冷たさを感じさせる程に冷静に。
その一撃は夜空を駆け落ちる流星を想起させる程の強く、綺麗な一撃だった。
「がっ…………」
「ただ安全なぬるま湯にずっと浸かっていた奴が英雄になるだと? 笑わせるな」
グチュリ。何かが潰れる音と同時に英行の腹に開いた穴から大量の血液が流れ落ちる。
緑の草原を赤く染めるその姿は英行の目指す英雄の姿ではなかった。
「絶望的な戦場を地獄で経験してから出直してこい」
「……わ……ぃは……………ぇ……うに……」
口からはもはや声にもならないしわがれた音と止めどなく流れる赤い赤い血しか出てこない。
身体は南極に裸に放り込まれたと錯覚するぐらいに寒い。温かいと感じるはずの血液も冷たい水としか感じない。
香川英行は、英雄になどなれない。なぜならもう死んでいるからであり、死人はもう人ではなくただの肉の塊なのだから。
「他愛もない」
ゴミを捨てるかのように英行を投げ捨てて残りの三人に向き直る。
最初は六人もいた対チャン同盟も 四人に減ってしまった。
霧島美穂、カントリーマン、ゼオン・ベル、未だ眠りに落ちている朧。
誰も彼もがこれ以上の戦闘を困難としている。
「これで二人始末した。残りは貴様達だけだ」
ゼオンは依然と地に伏せたまま起き上がらない。否、起き上がれない。
ラウザルクによる身体能力の強化を施していたにもかかわらずだ。このことからチャンの一撃の重さがよくわかる。
美穂はチャンの蹴りをまともに受けてから動きを見せない。ぴくぴくと動いていることから生きてはいるがもう戦闘は続行不可能であろう。
それどころか生命の危機に立たされているのかもしれない。
そんな中、一人ゆらりと起き上がる小柄な男がいた。
カントリーマンだ。直接的にダメージを与えられていないお陰で三人の中では一番ダメージが少ない。
だから、一番先に起き上がれたのだ。
「はっ……ったくよぉ。ホント、化物だなぁ」
「次はカントリーマン、貴様か」
「期待裏切るようで悪いけど、もう立ち向かう勇気もねえんだわ。さっさと殺ってくれ」
カントリーマンは奇跡の執刀を放り捨て両手を上げて降参のポーズを取る。
目には光が灯っておらず、抜け殻のようにぼうっと立っているだけだ。
「何を言ってる。まだ私は生きているし貴様も生きている。闘争は終わらんぞ」
「お前さんとサシで戦って勝てるかよ、戦いなんて止めだ」
もう勝てない。陽炎と英行は死に、残りのゼオンと美穂はもはや再起不能。戦えるのは自分だけ。
それならば逃げるべきだ、とカントリーマンは思ったがチャンと対峙して逃げるなど出来るわけがないと早々にその考えを放棄。
もはや、死を待つだけだ。何をしたところでこの先に光は見えない。
だから諦めた。生きることから逃げ出した。
「腑抜けが……ならば――死ね」
チャンが大地を蹴りつけカントリーマンに迫る。拳をカントリーマンの腹部目がけて振り抜いた。
躱せない、いや躱さない。もう生きる意志も、“願い”も、何もかもがどうでもいい。
ただ、楽になりたかった。
「…………え?」
そして拳は確かに突き刺さった。
「ははっ……まに、あった」
突然割り込んできた霧島美穂に。
「きり、しま」
「無事かよ……クソジジイ」
目の前がスローモーションになる。世界が一秒ずつ動いていく。美穂が地面に崩れ落ちる。
カントリーマンは思わぬ光景にへたり込む。そこにいるのは自分のはずだ。なのに、何故。
口からは疑問の言葉しか出ない。
「なんでだ……なんで助けた」
「そんな気分だったから、じゃ駄目かな……」
「ふざけるな!!!! 私はもう死ぬって決めてたんだ! 邪魔してんじゃねえよ!」
「うるっせーなぁ……あんた、まだ動けるんだから逃げるなり何なりすればいいじゃん」
「じゃあお前さんが逃げれば……!」
「無理だよ、だって私……もう最初の一撃の時点で死にかけだったから」
最初の腹部による一撃は美穂にとって致命傷だった。
内蔵はグチャグチャで横たわっているだけでも辛かった。だが、即死するまでの傷ではないことが美穂を生かしていたのだ。
どちらにしろ戦闘は続行不可能。このまま緩やかに死を待つだけかと美穂は思っていた。
「それに、死ぬんだったらさ……最後は、あいつの真似して、死にたかったんだ」
ふと考えたのだ。最後は城戸真司のように。復讐なんて捨て去ってに正義の味方として死んでみるのも悪くない。
最初は片隅にぽつんとあった想いだが徐々に大きくなっていき――最終的には勝手に体が動いてしまった。
ばかだなあ、と美穂自身も思ったが不思議と後悔はなかった。
「真司……私、がんばれた、かな? もう……ゴールして、いいよな…………」
「おい! 待てよ……! 何医者の前で勝手に逝こうとしてんだよ! 止めろ……止めろ――っ!!!」
最後に美穂は笑って。太陽のような笑みを浮かべて。目をゆっくりと閉じた。
霧島美穂の道は復讐の為の道だった。だが、最期は本当に進みたかった道への一歩を踏み出せた。
それは美穂にとって何よりも救いだったのではないか。戦いの中で惹かれた“彼”と同じ道を一歩でも歩めたのだから。
「あ、ああっ……! ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!」
カントリーマンの慟哭が反響する。両の瞳からは止めどもなく涙が溢れてくる。
どいつもこいつもなんで自分なんかをかばう。殺し合いに乗っている者をかばって死ぬなんて。
城戸真司も、霧島美穂も。自分勝手でバカだ。どうしようもない、お人好しだ。
「無駄死か……くだらんな」
「…………っ!」
その言葉が耳に届いた瞬間、カントリーマンの頭の中で何かがプツンと切れた音がした。
チャンの呟いた言葉が何故自分を熱くさせるのか。
失われた戦意が戻っていく。むしろ、前よりも闘争の炎は燃え上がっている感覚さえある。
「城戸……お前さんの力を借りるぜ――――変身」
変身。その言葉と同時にカントリーマンの全身は覆われていき、赤を貴重とした仮面の戦士へと早変わりする。
仮面ライダー龍騎。城戸真司の『生きろ!!』という言葉を胸に、今此処に再び降臨した。
「やっとやる気になったか」
「ああ、お陰さまでなあ。どうやら私はテメエのことを殺してやりたい程に憎いらしい……」
先程とは百八十度違いカントリーマンは戦意に満ち溢れている。
素晴らしい。これでこそ我が闘争の相手としてふさわしい。
チャンはニヤリと口を歪めて笑う。声に出して大声で哂う。
「例え一人になろうとも私は戦ってやる。テメエは絶対に、殺す」
「威勢はいいんだが、一人で敵うとでも?」
「残念ながら一人ではないんだなぁ、これが!!!」
その言葉が最後まで紡がれる前に飛んでくる二つの何か。
それを悠々とチャンは躱して飛んできた方向へ目を向ける。
「何者だ」
そこにいたのは二人の人間。片方は変な装甲に覆われている老人。
もう片方は以前に戦ったこともある魔法使いの少年。
新たに戦場に現れた二人の参加者。チャンという強大な敵を潰す為、今この地に舞い降りた。
「しがない元刑事と」
「今から貴様を殺す魔法使いだ」
戦いは終わらない。どちらかが死に絶えるまで。
この混迷する戦場でそれぞれが“願い”を賭けて戦っているのだから。
「ここからが、本当の闘争だ!!!!!!」
&color(red){【霧島美穂@仮面ライダー龍騎 死亡確認】}
&color(red){【香川英行@仮面ライダー龍騎 死亡確認】}
&color(red){【陽炎@バジリスク~甲賀忍法帖~ 死亡確認】}
&color(red){【残り 36名】}
【B-4/1日目/午前】
【カントリーマン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:全身ダメージ(大)、龍騎に変身中
[装備]:奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~ 、カードデッキ(龍騎)
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×2、首輪(是方昭吾) 、首輪(相馬光子)、
桜田ジュンの裁縫道具セット@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:生きる。
1:チャンを殺す。
2:城戸が伝えてくれた「生きろ!!」という言葉を忘れない。
3:薬師寺天膳の体に強い興味。
[備考]
※是方昭吾、相馬光子の死体をアンデッドとして従えました。
※陽炎、相馬光子の武器を毒と判断しました。
【朧@バジリスク~甲賀忍法帖~】
[状態]:気絶
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:???
【ゼオン・ベル@金色のガッシュ!!】
[状態]:腹部ダメージ(極大)、全身ダメージ(大)、心の力消費(大)
[装備]:魔本@金色のガッシュ!!、ゼオンのマント@金色のガッシュ!!
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×2~4(ゼオン、三村(武器ではない))
[思考・状況]
基本行動方針:何としてもガッシュを生きかえらせる。
1:チャンを殺す。
2:陽炎やカントリーマン達と手を組む(裏切る行為を見せたら容赦はしない)
[備考]
※自身にかけられた制限をほぼ完璧に把握しました。
※魔界に帰った後からの参加。
【ミツル@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:健康
[装備]:ミツルの杖@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、BIM(爆縮型)@BTOOOM (7/8)
[思考・状況]
基本行動方針:妹を生き返らせる。手段は選ばない
1:チャンが弱っている今だからこそ……戦う。
2:チャン以外の旅人と同盟を結ぶ(カントリーマンとも?)。猿谷とは?
3:このモヤモヤする気持ちは……。
[備考]
参戦時期:ゾフィが虚になった後。
魔法を使うと体力消耗。
【猿谷甚一@銀齢の果て】
[状態]:健康
[装備]:ニューナンブM60(3/5)@現実、ウォフ・マナフ@W?・qw?・q
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×0~1(本人確認済)勇者の剣(ブレイブレード)@ブレイブ・ストーリー~新説~、ノコギリ@現実、救急箱@現実
[思考・状況]
基本行動方針:優勝を狙う。
1:憂さ晴らしに戦う。
2:協力者を探す。 津幡共仁には用心する。ミツルとは?
3:ご隠居……
[備考]
※ワタルから幻界の知識をある程度得ました。
【チャン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:所々衣服が破れて裂傷有り、右手重傷(使いものにならない)、脇腹に深い刺し傷、全身ダメージ(大)
[装備]:八卦鏡(フォーチュンテリング・ミラー)@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:戦いを求める。
1:戦う。
[備考]
※B-4に基本支給品×6、捕鯨砲の残骸@銀齢の果て、壊れた鉈@バトルロワイアル、BIM(クラッカー型)×5@BTOOOM!、
仮面ライダーファムのカードデッキ@仮面ライダー龍騎、不明支給品×4~7 (是方0~1、相馬2~3)、オルタナティブ・ゼロのカードデッキ@仮面ライダー龍騎が落ちています。
【捕鯨砲@銀齢の果て】
火薬の爆発力によって銛を発射し、クジラを捕獲する道具。
ちなみに当ロワロワでは火薬は何割か多めに使われております。
これで憎いあの子のハートも刺しちゃおう!
レボリューション(上)
【ウォフ・マナフ@W?・qw?・q】
護神像No.2。アランの護神像。
縞模様の獣のような外見をしている。角を取り外し、ブーメランとして飛ばすことができる。
|[[Holocaust(上)]]|投下順|[[]]|
|[[Holocaust(上)]]|時系列順|[[レボリューション(上)]]|
|[[Holocaust(上)]]|カントリーマン|[[レボリューション(上)]]|
|~|朧|[[レボリューション(上)]]|
|~|ゼオン・ベル|[[レボリューション(上)]]|
|~|陽炎|&color(red){GAME OVER}|
|~|香川英行|&color(red){GAME OVER}|
|~|霧島美穂|&color(red){GAME OVER}|
|~|チャン|[[レボリューション(上)]]|
|[[水のように優しく、華のように激しく]]|ミツル|[[レボリューション(上)]]|
|[[増えるジジイに逃げるジジイ]]|猿谷甚一|[[レボリューション(上)]]|
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**Holocaust ◆W91cP0oKww
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「すいません……私にはこうするしかなかった」
土煙の外では英行が強固な意志を秘めた目で前を向いていた。
英行に支給された捕鯨砲。それは大掛かりなものでとてもじゃないが実戦向きではない。
だから先程のような隙がなければ使うことが出来なかった。
その分、威力は絶大だ。爆薬による発射。銛先火薬もロワだからと増量されてある。
これで死なないという方がおかしいくらいだ。
(ですが……仕方が無いことです。大を救う為には小の犠牲をいとわない……私が目指す英雄とはそのようなものですから)
陽炎一人を見捨てるだけでチャンという巨悪を討つことが出来るのだ、英行には何の躊躇いもなかった。
ゼオン達もチャンを倒したのならそれには異存はない。ただ陽炎は運が悪かった、それだけである。
「……殺ったのか?」
「これぐらいで殺れるもんなら、」
消える土煙から表れる一人の影。無論その影は陽炎ではなく。
「苦労はしないんだがなぁ」
チャンだ。しっかりとした足取りで一歩ずづ前へ進む。だが、全くダメージが無い訳ではない。
右腕は赤く染まりグシャグシャになっている。血がぽたぽたと流れ落ち、骨がむき出しになったその腕は見るも無残だった。
「まさかここまで策を重ねていたとはな。見事だ。
思わぬ一撃のお陰で私も驚いてね」
それでも顔色に変わりはない。むしろ、喜びの色が最初よりも増している。
愉しい。自分を追い詰めるためだけにここまでするなんて快なり。
ああ、この戦場こそが我が聖地。一度死んだ私に対しての地獄とでも言うのだろうか! 実にいい!
チャンの喜びが急速に上昇していく。興奮を抑えきれずに思わず闘気を全開で放出してしまう。
それも仕方が無いことだ、何しろチャンの望みである満足する闘争を現在進行形で味わっているのだから。
「あんなのが来るとはな、予想もしなかった……あれを正面から受け止めたお陰で右腕がこの様だ」
「出来ればあの一撃で死んで欲しかったのですが……」
「まだ死ねないさ……私は満足していない!!」
「付き合ってらんない……一人でやってろ」
四人は冷や汗を流しながらも目に灯る意志の強さには弱まりは見られない。
この場でチャンを必ず殺すという目的を達成するために。
それぞれが叶えたい“願い”のために。
「行くぞ……化物退治の続きだ!」
「ふん、貴様ら……即死などさせてはやらんぞ。じっくりと闘争を愉しんでから朽ちていけ」
全員が散開し、チャンに向けて疾走する。チャンの片腕を封じたとはいえ脅威は今だ健在だ。
ダメージを与えたから楽になる、怖気づいて逃げる、そのようなことはありえない。
完全に肉体を消し去る勢いで戦わなければ倒せないのだ、チャンは。
――SWORD VENT――
英行の手にはスラッシュダガーが、美穂の手にはウィングスラッシャーがそれぞれの手に握られる。
ゼオンはラウザルクを唱えて身体能力の強化、カントリーマンも魔力を最大限に放出して。
全員が持てる力を出し惜しみなく使い、この戦いを乗り切ろうと強く、強く思う。
「……その意気だ。それでこそ戦う意味がある」
美穂が右から、英行が左から。ゼオンとカントリーマンが中央から。
各自、大地を揺らしながらひた走る。
「だが、」
美穂の繰り出した弾丸の如き突きを受け流し、カントリーマンにぶつけてそのまま蹴り飛ばす。
蹴り飛ばされた二人はボールのように地面をゴロゴロと転がっていき、動きが止まった。
これにて二人脱落。
「私を倒すには」
ゼオンの拳を八卦鏡で受け止めてそのまま拳を一閃。轟と風を捩じ曲げながらの一撃をまともに受けたゼオンは血反吐を吐きながら大地に伏せる。
最そして後に残った英行を血だらけの右腕を力強く振ることで吹き飛ばす。
「足り……!」
そう、吹き飛ばすはずだった。
「幾らあなたの一撃が速くても、私には躱すことができます」
英行は一度見たものを完全に記憶することができる完全記憶能力を持っている。その特殊な能力を利用してチャンの拳法の型を覚えたのだ。
故に右腕による一撃を完璧に躱すことができた。そのまま懐に入り、両手に持ったスラッシュダガーをチャンの胸に深く突き刺そうとするが。
「ここで倒れる終りなど認めんよ」
英行による必殺の一撃をチャンは身体を無理矢理によじらせることにより軌道から逃れる。
とはいっても、スラッシュダガーは脇腹に深く抉り、完全に避けることは出来なかった。
ゴボゴボと口から血を吐くチャンに英行は仮面の下でうっすらと笑みを浮かべる。
チャンは口の周りを赤く染めながらも反撃の一手として無事な左手で首筋目がけて手刀を横薙ぎに振るう。
――ACCELE VENT――
手刀が届く前にバイザーにカードを挿入。読み込んだのは瞬間的な超加速を可能にするACCELE VENTのカード。
放たれた手刀は突然の加速を捉えきれずにブンと宙を切る。英行はそのまま加速した身体の勢いに任せてチャンから離れて一定の距離をとった。
ここで決める。そう考えた英行の手に握られたカードの名前はFINAL VENT。仮面ライダーの最後の必殺技を繰り出すためのカード。
――FINAL VENT――
英行は虚空から現れたバイク――サイコローダーに飛び乗ってその場でグルグルと回転をし始めた。
そして、その勢いのままに高速回転しながらチャンを轢き潰さんと趨る!
「多くを助けるために、一つを犠牲に出来る勇気を持つものが真の英雄なのです……故に私は英雄になるために」
「………………貴様のような奴が」
チャンの頭に浮かぶのは過去の惨劇。国に裏切られて仲間が全滅したまともだった頃の残骸。
(ああ、そうだ。このような人物が自分達を殺したのだ、許せるものか……!)
左腕を後ろに引き、出来る限りの威力をつけようと大地から気を吸い取っていく。
近づきつつある英行を拳一つで撃ち倒さんと掌底が迸る。
「貴方を討つ……!」
「英雄になるなどとほざくな……!」
掌底一閃。爆発的な威力を伴って射出された一撃は英行が乗っているバイクごと貫いた。
手は煌く閃光のように綺麗に、心は獄炎の如く熱く、頭は氷の冷たさを感じさせる程に冷静に。
その一撃は夜空を駆け落ちる流星を想起させる程の強く、綺麗な一撃だった。
「がっ…………」
「ただ安全なぬるま湯にずっと浸かっていた奴が英雄になるだと? 笑わせるな」
グチュリ。何かが潰れる音と同時に英行の腹に開いた穴から大量の血液が流れ落ちる。
緑の草原を赤く染めるその姿は英行の目指す英雄の姿ではなかった。
「絶望的な戦場を地獄で経験してから出直してこい」
「……わ……ぃは……………ぇ……うに……」
口からはもはや声にもならないしわがれた音と止めどなく流れる赤い赤い血しか出てこない。
身体は南極に裸に放り込まれたと錯覚するぐらいに寒い。温かいと感じるはずの血液も冷たい水としか感じない。
香川英行は、英雄になどなれない。なぜならもう死んでいるからであり、死人はもう人ではなくただの肉の塊なのだから。
「他愛もない」
ゴミを捨てるかのように英行を投げ捨てて残りの三人に向き直る。
最初は六人もいた対チャン同盟も 四人に減ってしまった。
霧島美穂、カントリーマン、ゼオン・ベル、未だ眠りに落ちている朧。
誰も彼もがこれ以上の戦闘を困難としている。
「これで二人始末した。残りは貴様達だけだ」
ゼオンは依然と地に伏せたまま起き上がらない。否、起き上がれない。
ラウザルクによる身体能力の強化を施していたにもかかわらずだ。このことからチャンの一撃の重さがよくわかる。
美穂はチャンの蹴りをまともに受けてから動きを見せない。ぴくぴくと動いていることから生きてはいるがもう戦闘は続行不可能であろう。
それどころか生命の危機に立たされているのかもしれない。
そんな中、一人ゆらりと起き上がる小柄な男がいた。
カントリーマンだ。直接的にダメージを与えられていないお陰で三人の中では一番ダメージが少ない。
だから、一番先に起き上がれたのだ。
「はっ……ったくよぉ。ホント、化物だなぁ」
「次はカントリーマン、貴様か」
「期待裏切るようで悪いけど、もう立ち向かう勇気もねえんだわ。さっさと殺ってくれ」
カントリーマンは奇跡の執刀を放り捨て両手を上げて降参のポーズを取る。
目には光が灯っておらず、抜け殻のようにぼうっと立っているだけだ。
「何を言ってる。まだ私は生きているし貴様も生きている。闘争は終わらんぞ」
「お前さんとサシで戦って勝てるかよ、戦いなんて止めだ」
もう勝てない。陽炎と英行は死に、残りのゼオンと美穂はもはや再起不能。戦えるのは自分だけ。
それならば逃げるべきだ、とカントリーマンは思ったがチャンと対峙して逃げるなど出来るわけがないと早々にその考えを放棄。
もはや、死を待つだけだ。何をしたところでこの先に光は見えない。
だから諦めた。生きることから逃げ出した。
「腑抜けが……ならば――死ね」
チャンが大地を蹴りつけカントリーマンに迫る。拳をカントリーマンの腹部目がけて振り抜いた。
躱せない、いや躱さない。もう生きる意志も、“願い”も、何もかもがどうでもいい。
ただ、楽になりたかった。
「…………え?」
そして拳は確かに突き刺さった。
「ははっ……まに、あった」
突然割り込んできた霧島美穂に。
「きり、しま」
「無事かよ……クソジジイ」
目の前がスローモーションになる。世界が一秒ずつ動いていく。美穂が地面に崩れ落ちる。
カントリーマンは思わぬ光景にへたり込む。そこにいるのは自分のはずだ。なのに、何故。
口からは疑問の言葉しか出ない。
「なんでだ……なんで助けた」
「そんな気分だったから、じゃ駄目かな……」
「ふざけるな!!!! 私はもう死ぬって決めてたんだ! 邪魔してんじゃねえよ!」
「うるっせーなぁ……あんた、まだ動けるんだから逃げるなり何なりすればいいじゃん」
「じゃあお前さんが逃げれば……!」
「無理だよ、だって私……もう最初の一撃の時点で死にかけだったから」
最初の腹部による一撃は美穂にとって致命傷だった。
内蔵はグチャグチャで横たわっているだけでも辛かった。だが、即死するまでの傷ではないことが美穂を生かしていたのだ。
どちらにしろ戦闘は続行不可能。このまま緩やかに死を待つだけかと美穂は思っていた。
「それに、死ぬんだったらさ……最後は、あいつの真似して、死にたかったんだ」
ふと考えたのだ。最後は城戸真司のように。復讐なんて捨て去ってに正義の味方として死んでみるのも悪くない。
最初は片隅にぽつんとあった想いだが徐々に大きくなっていき――最終的には勝手に体が動いてしまった。
ばかだなあ、と美穂自身も思ったが不思議と後悔はなかった。
「真司……私、がんばれた、かな? もう……ゴールして、いいよな…………」
「おい! 待てよ……! 何医者の前で勝手に逝こうとしてんだよ! 止めろ……止めろ――っ!!!」
最後に美穂は笑って。太陽のような笑みを浮かべて。目をゆっくりと閉じた。
霧島美穂の道は復讐の為の道だった。だが、最期は本当に進みたかった道への一歩を踏み出せた。
それは美穂にとって何よりも救いだったのではないか。戦いの中で惹かれた“彼”と同じ道を一歩でも歩めたのだから。
「あ、ああっ……! ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!」
カントリーマンの慟哭が反響する。両の瞳からは止めどもなく涙が溢れてくる。
どいつもこいつもなんで自分なんかをかばう。殺し合いに乗っている者をかばって死ぬなんて。
城戸真司も、霧島美穂も。自分勝手でバカだ。どうしようもない、お人好しだ。
「無駄死か……くだらんな」
「…………っ!」
その言葉が耳に届いた瞬間、カントリーマンの頭の中で何かがプツンと切れた音がした。
チャンの呟いた言葉が何故自分を熱くさせるのか。
失われた戦意が戻っていく。むしろ、前よりも闘争の炎は燃え上がっている感覚さえある。
「城戸……お前さんの力を借りるぜ――――変身」
変身。その言葉と同時にカントリーマンの全身は覆われていき、赤を貴重とした仮面の戦士へと早変わりする。
仮面ライダー龍騎。城戸真司の『生きろ!!』という言葉を胸に、今此処に再び降臨した。
「やっとやる気になったか」
「ああ、お陰さまでなあ。どうやら私はテメエのことを殺してやりたい程に憎いらしい……」
先程とは百八十度違いカントリーマンは戦意に満ち溢れている。
素晴らしい。これでこそ我が闘争の相手としてふさわしい。
チャンはニヤリと口を歪めて笑う。声に出して大声で哂う。
「例え一人になろうとも私は戦ってやる。テメエは絶対に、殺す」
「威勢はいいんだが、一人で敵うとでも?」
「残念ながら一人ではないんだなぁ、これが!!!」
その言葉が最後まで紡がれる前に飛んでくる二つの何か。
それを悠々とチャンは躱して飛んできた方向へ目を向ける。
「何者だ」
そこにいたのは二人の人間。片方は変な装甲に覆われている老人。
もう片方は以前に戦ったこともある魔法使いの少年。
新たに戦場に現れた二人の参加者。チャンという強大な敵を潰す為、今この地に舞い降りた。
「しがない元刑事と」
「今から貴様を殺す魔法使いだ」
戦いは終わらない。どちらかが死に絶えるまで。
この混迷する戦場でそれぞれが“願い”を賭けて戦っているのだから。
「ここからが、本当の闘争だ!!!!!!」
&color(red){【霧島美穂@仮面ライダー龍騎 死亡確認】}
&color(red){【香川英行@仮面ライダー龍騎 死亡確認】}
&color(red){【陽炎@バジリスク~甲賀忍法帖~ 死亡確認】}
&color(red){【残り 36名】}
【B-4/1日目/午前】
【カントリーマン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:全身ダメージ(大)、龍騎に変身中
[装備]:奇跡の執刀(ハイブリッド・メス)@ブレイブ・ストーリー~新説~ 、カードデッキ(龍騎)
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×2、首輪(是方昭吾) 、首輪(相馬光子)、
桜田ジュンの裁縫道具セット@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:生きる。
1:チャンを殺す。
2:城戸が伝えてくれた「生きろ!!」という言葉を忘れない。
3:薬師寺天膳の体に強い興味。
[備考]
※是方昭吾、相馬光子の死体をアンデッドとして従えました。
※陽炎、相馬光子の武器を毒と判断しました。
【朧@バジリスク~甲賀忍法帖~】
[状態]:気絶
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]
基本行動方針:???
1:???
【ゼオン・ベル@金色のガッシュ!!】
[状態]:腹部ダメージ(極大)、全身ダメージ(大)、心の力消費(大)
[装備]:魔本@金色のガッシュ!!、ゼオンのマント@金色のガッシュ!!
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×2~4(ゼオン、三村(武器ではない))
[思考・状況]
基本行動方針:何としてもガッシュを生きかえらせる。
1:チャンを殺す。
2:陽炎やカントリーマン達と手を組む(裏切る行為を見せたら容赦はしない)
[備考]
※自身にかけられた制限をほぼ完璧に把握しました。
※魔界に帰った後からの参加。
【ミツル@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:健康
[装備]:ミツルの杖@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品、不明支給品×1、BIM(爆縮型)@BTOOOM (7/8)
[思考・状況]
基本行動方針:妹を生き返らせる。手段は選ばない
1:チャンが弱っている今だからこそ……戦う。
2:チャン以外の旅人と同盟を結ぶ(カントリーマンとも?)。猿谷とは?
3:このモヤモヤする気持ちは……。
[備考]
参戦時期:ゾフィが虚になった後。
魔法を使うと体力消耗。
【猿谷甚一@銀齢の果て】
[状態]:健康
[装備]:ニューナンブM60(3/5)@現実、ウォフ・マナフ@W?・qw?・q
[道具]:基本支給品×2、不明支給品×0~1(本人確認済)勇者の剣(ブレイブレード)@ブレイブ・ストーリー~新説~、ノコギリ@現実、救急箱@現実
[思考・状況]
基本行動方針:優勝を狙う。
1:憂さ晴らしに戦う。
2:協力者を探す。 津幡共仁には用心する。ミツルとは?
3:ご隠居……
[備考]
※ワタルから幻界の知識をある程度得ました。
【チャン@ブレイブ・ストーリー~新説~】
[状態]:所々衣服が破れて裂傷有り、右手重傷(使いものにならない)、脇腹に深い刺し傷、全身ダメージ(大)
[装備]:八卦鏡(フォーチュンテリング・ミラー)@ブレイブ・ストーリー~新説~
[道具]:基本支給品
[思考・状況]
基本行動方針:戦いを求める。
1:戦う。
[備考]
※B-4に基本支給品×6、捕鯨砲の残骸@銀齢の果て、壊れた鉈@バトルロワイアル、BIM(クラッカー型)×5@BTOOOM!、
仮面ライダーファムのカードデッキ@仮面ライダー龍騎、不明支給品×4~7 (是方0~1、相馬2~3)、オルタナティブ・ゼロのカードデッキ@仮面ライダー龍騎が落ちています。
【捕鯨砲@銀齢の果て】
火薬の爆発力によって銛を発射し、クジラを捕獲する道具。
ちなみに当ロワロワでは火薬は何割か多めに使われております。
これで憎いあの子のハートも刺しちゃおう!
レボリューション(上)
【ウォフ・マナフ@W?・qw?・q】
護神像No.2。アランの護神像。
縞模様の獣のような外見をしている。角を取り外し、ブーメランとして飛ばすことができる。
|[[Holocaust(上)]]|投下順|[[]]|
|[[Holocaust(上)]]|時系列順|[[レボリューション(上)]]|
|[[Holocaust(上)]]|カントリーマン|[[レボリューション(上)]]|
|~|朧|~|
|~|ゼオン・ベル|~|
|~|陽炎|&color(red){GAME OVER}|
|~|香川英行|&color(red){GAME OVER}|
|~|霧島美穂|&color(red){GAME OVER}|
|~|チャン|[[レボリューション(上)]]|
|[[水のように優しく、華のように激しく]]|ミツル|~|
|[[増えるジジイに逃げるジジイ]]|猿谷甚一|~|
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