※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

ガチャ

唯「あ、澪ちゃん」

澪「おー唯。あれ、律とムギは?」

唯「掃除当番だよ~」

澪「そっか」

カタン

唯「よいしょっと。ふぁ~疲れたよぉ」

澪「何かあったのか?」

唯「うん…数学の小テストがあって、頭使ってきたんだ」

澪「で、手ごたえは?」

唯「き、聞かないで」

澪「まったく…あ、そうだ」




唯「ん?どうしたの?」

澪「疲れた時は糖分とるといいんだ。紅茶入れてあげるよ」

唯「おぉ~澪ちゃん優しい」

コポコポ

澪「はい」

唯「わぁ~ありがとう」

澪「いいよ」

唯「ゴクゴク…ぷはぁ、ウマいっ!澪ちゃんお茶入れるの上手だね」

澪「そうか?よかった」




唯「…」ジーッ

澪「な、なに?」

唯「んー、私の席からだと澪ちゃんの左側しか見えないよ。よしっ」カタン


唯「ふむふむ」

澪「どうしたんだ、急に律の席に座って」

唯「みぃお~」バタバタ

澪「…(ど、どう反応すればいいのかわからない)」

唯「こんな感じだねっ」フンス

澪「え?」

唯「よし、次は」カタン




唯「…」ジーッ

澪「な、なんだよー」

唯「私、澪ちゃんを近くで見るのが夢だったの~」キラキラ

澪「…(どうすりゃいいんだ)」

唯「ど、どう?似てた?」

澪「う、うん…まぁ」

唯「何か澪ちゃんの反応がイマイチだよ~」

カタン

唯「うーん…」

澪「唯?」

唯「澪ちゃん!」

澪「は、はい」

唯「わかったことがあるよ!」




澪「なに?」

唯「私だけ損だよ!」

澪「へ?」

唯「じゃあ、わかりやすく説明しようか。三角形で」

澪「三角形?」

唯「私の立場は斜辺だよ!」

澪「(い、意味がわからない)」

唯「私が一番、澪ちゃんと遠いー。やだやだー不公平ー」バタバタ




唯「というわけで、んしょっ、んしょっ」

唯「無理矢理、澪ちゃんの隣に移動しました!」フンス

澪「えぇ…まあいいけど」

唯「これで澪ちゃんといっぱい話せるね」テレッ

澪「え、あぁ…そうだな(こんな近くで唯の顔見たの初めてだ)」

唯「澪ちゃんの髪の毛さらさら~」サワサワ

澪「ちょ、唯」

唯「ふふふ、悔しかったらやり返してみなさい」

澪「こ、この~」サワサワ

唯「えへへ」




澪「それにしても唯の髪、ふわふわだな」

唯「そう?」

澪「うん。それにいい香りがする…あっ」

カチャリ

澪「あ、ごめん。ピン外れた」

唯「あ、私が拾うからいいよ。よいしょ…取れた~」

澪「!」

唯「んーこれないとどうも落ち着かないんだよね~」

ガシッ

澪「ちょっと待ってくれ」




唯「え、澪ちゃん、どうしたの」

澪「唯」

唯「は、はい」

澪「ピンしなくてもいい感じだ」

唯「え、そ、そうかな」

澪「うん。すごく可愛いぞ」ナデナデ

唯「…えへへ」テレテレ




スチャッ

唯「元通りになりました」

澪「まあ、こっちの方が見慣れてるけどな」

唯「落ち着くよぉ~」

ガチャ

律「はぁ…疲れたぜ。お、唯に澪」

紬「ごめんね、遅くなって」

唯「おぉ、りっちゃん、ムギちゃん。おつかれー」

澪「律、真面目に掃除やったのか?」

律「失礼な!やりましたとも!」




ガヤガヤ

律「…」ジーッ

唯「な、なに?」

律「唯ってさ、いつもそのピンしてるよな」

唯「うん」

律「外してみてよ~」サワサワ

紬「あ、私も見たいわ~」

唯「だ、だめー!」

澪「(あれ?さっき外してたのに…もしかして嫌だったのかな。だったら悪いことしたな)」

律「お願い、一回だけ~」

澪「おい律、止めてやれ。唯も嫌がってることだし」

唯「澪ちゃん…」

律「ちぇ~、いいよまた今度見せてもらうから~」




澪「唯」ヒソヒソ

唯「なに?」ヒソヒソ

澪「さっきはごめんな。もうしないから」ヒソヒソ

唯「?」



次の日

唯「おいーっす、あ、澪ちゃん!」

澪「おお、唯。律とムギは今日も掃除か?」

唯「りっちゃんね、ムギちゃんに勉強教えてもらうから先行っててって」

澪「そうかー」

唯「そうだ、昨日はありがとうね」

澪「昨日?」

唯「ヘアピンの件だよ」

澪「ああ、私も悪いことしたよ。ごめんな」




唯「え?」

澪「わざとじゃないけど、外しちゃっただろ?唯、嫌だったんじゃないのか?」

唯「…」

カチャ

唯「どう?澪ちゃん」

澪「え…、唯?」

唯「可愛いって言って、頭撫でてくれたら許してあげるよ!」フンス

澪「え…えええぇぇぇ?!」




唯「ほら、早く早く」

澪「は、はずかしい…」

唯「もう、澪ちゃん早くぅ~!」バタバタ

澪「わ、わかったよ…」


唯「はい」キラキラ

澪「か、かわいい…よ(本当のことだから余計恥ずかしい)」ナデナデ

唯「ふぃ~(至福ですなぁ)」




唯「あとね、澪ちゃんの前ならいつでも外してあげるよ!」ギュッ


唯「だって澪ちゃんは特別だもん!」


おわり