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\一万年と二千年前から愛っしてるー/

澪「あ、もう返信きた」

澪「……」

澪「えっ、バンド!?」

澪「…………バンド……かぁ」

澪「けい、おん、みて、バンド、やり、たく、なったの、はてな」ポチポチ

澪「っと、送信っ」

澪「……」ジィー


\一万年と二千年前から愛っしてるー/

澪「うわわっ、メールうつの速いんだな。わたしなんてすごい時間かかっちゃうのに」

澪「……」


 『おもしろそうじゃん! それに澪が歌うまかったから(゜ー^)b』


澪「……なっ」カァ




澪「ど、どうしよう……」

澪「バンドだって……くふ」

澪「でも……知らない人たちの前で歌ったりなんて……」

澪「うぅ……でも、でも……バンドはじめれば」


澪「このまま律と一緒にいれるかも……なんて」


母「澪ちゃーん早くお風呂はいっちゃいなさーい」

澪「う、うん! あ、ママ聞いて! あのね、私もしかしたらバンドをその」

母「どうしたの?」

澪「友達と……バンド……楽器……」

母「澪ちゃんが……漫画とかゲームじゃなくて……楽器を……?」

澪「うん……」

母「誘われたの? 悪い友達じゃない?」

澪「ち、違う! とってもいい人……あれ? うーん……」

母「でも澪ちゃんにもお友達いたのね。ママ嬉しいわ」




澪「あ、ママ。それと、受験のことなんだけど」

母「あら、どう? 公立の一番いいとこ受けるでしょ?」

澪「……あの、実は……私立高校がいいかなって……」

母「えっ?」

澪「う、ううん……ごめんなさい。お風呂はいってくる」

母「澪ちゃん……」


……

田井中家


聡「ねーちゃんが勉強wwww雪降るwwwまだ冬前だけど雪ふるってww」

律「っせーなー。だまってろじゃりボーイ」

聡「ねぇなんで!? なんで急に勉強はじめたの?www」

律「だーーうっせ! あっちいけぇ!」

聡「なら居間じゃなくて部屋でやれよ」

律「それは集中できないから」




聡「最近さー、ねぇちゃん変わったよなー」

律「は? 意味わかんねーし」

聡「友達付き合い変えた?」

律「べっつにぃ」

聡「……美人だよね」

律「ダー!!てめぇ勝手に人の携帯みてんじゃねーよぉおお!!!」ベシベシ

聡「あぎゃっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

律「ちくしょうめー」

聡「あの写メの人と一緒の高校いくんだ?」

律「わりーかよー」

聡「無理でしょwwねぇちゃんの頭じゃwww頭よさそうな人だったしww」

律「さーーとーーーしーーー!!!!」

聡「に、にげろっ!!」ピュウ

律「てめぇ今日こそは絞め上げるからな!!! おら待て!!」

聡「ひーんwwww」





……


先生「はい、では先月の模試の結果を返却します」


女子1「ちょー私まじウケるしー」

女子2「せんせーD判定ってうかりますかーwww」


澪(あ、第一志望の公立B判定……やったぁ♪)

律「……」

澪「り、律……なんか落ち込んでるけど……」

律「桜が丘高校ってどうよ?」

澪「えっ」

律「いや、なんでもない。忘れて」

澪「桜が丘っていうと……私立の結構いいとこだけど……」

律「ま、まー……な! あはは……D判だけどー……」

澪「律……」




澪「バンド」

律「!」

澪「私もしたい、かも」

律「まじ!?」

澪「うん……ママにも言った」

律「ママ?wwwきっもwwww」

澪「お、おかあさん!」

律「じゃあさ、一緒の軽音部とか入れたらいい感じじゃね?」

澪「うん」

律「けどなぁ、アタシの成績じゃ……コレ見ろよ。とほほ」

澪「桜が丘なら……頑張れば入れる……よ」

律「……そりゃ澪はな。頑張らなくても入れるだろ」

澪「り、律の話!」

律「D判定なのに?」

澪「だいじょうぶ……私も協力するから」




律「そりゃありがたいこって」

澪「がんばろ。一緒にバンドやろう」

律「やけに積極的だなー。オタクのくせに」

澪「だ、だって……う……べ、別に変な意味じゃない」

律「わーったわーったww 秀才の澪ちゃんに付きっきりで教えてもらったら余裕だっぜ」

澪「まずは模試で間違えたとこ復讐しよう」


……


聡「二日連続でねぇちゃんが勉強してるwwwきっもwwww」

律「……」カリカリ

聡「数式といてるwwwwwきっもwwww」

律「……」

聡「……すいませんでしたお茶いれてきます頑張ってください」

律「それでいい。あと暖房消して」

聡「はい」




……


澪「このベースがいい」

律「そっかー澪はレフティーになるのか」

澪「これ、かっこいい!」

律「うんうん。わかる、よーくわかる」

澪「受験が終わったら絶対これ買う!」

律「よし、わかった。わかったからそろそろいこうなー」グイグイ

澪「ううー、まだ見たいー律ーー」

ズルズル

律「ほらもう、自習席埋まるぞ」

澪「ごめん」

律「今日はー数学とー英語な」

澪「うん、あと少し。頑張ろう」

律「早く楽器やりてー。最近暇な時間食器叩いて遊んでるんだー」




……

澪「月日は百代の過客にして、行きこう歳もまた旅人なり」

律「あっという間に受験かー」

澪「月日は百代の」ブツブツ

律「それ暗記する意味あんのかー? 定期テストでもあるまいし」

澪「い、いいだろぉ別に……忘れちゃうとそれひとつで他も不安になってくるんだ」

律「わからなくはないけどさー」

澪「……律、頑張って。応援してる」

律「ってアキバさん。あなたもう受かった気でいらっしゃるのかしら、やーねー」

澪「う゛……ごめん、頑張ります」

律「あはは。澪こそ緊張しすぎないようにな」

澪「うん」

律「緊張したらアレ思い出せアレ」

澪「あれって?」

律「あのだいぶ前ゲーセンでとったきんもいぬいぐるみ。アレ思い出すだけで笑う」




澪「まだ部屋飾ってる」

律「あははまじかよwwwきっもwww」

澪「だって、プレゼントだし……」

律「プレゼントってwwwwそんな大層なもんじゃねぇってww」

澪「うぅ……」

律「ていうかオタクってなんでも捨てずにとっておくのかー?」

澪「うん……まぁ……」

律「今度澪の部屋遊びに行く」

澪「いいよ」

律「ケーキとかでる?」

澪「……かな?」

律「へーそりゃ楽しみ」


……




律「おい、どう? アタシ駄目だった?」

澪「ま、まだ見てない」

律「見ろよー」

澪「自分で見たらいいのに……」

律「怖ぇーって……番号なかったら死ねる」

澪「私だって……まだ受かってるかわからないし」

律「せーので見ようせーの」

澪「う、うん……」

律「あ、その前にさ。手にぎっていい?」

澪「え?」

律「なんかそうしたら……ご縁の神様が見てたら、助け舟だしてくれるかもしれないし」

澪「う、うん……」

ギュ

律「……よし……これで澪の運も吸い取る」

澪「おっおい!! やめろおおお!!」




律「神様! どうか! 二人セットでお願いしますっ!!」

律「スゥ……せぇーの!!」バッ

澪「!!!」


――――――

―――



律「っていうね。まぁね」

澪「……懐かしいな。でもな律、人の過去に勝手に語るのはやめよう」

唯「へー、澪ちゃんってりっちゃんにいじめられてたんだー」

梓「ちょっ、そういう感じでしたっけ!?」

紬「仲良しさんだったのね」

律「っていうかー? 澪が私にべったりっていうかー?」

澪「何言ってるんだか……」

唯「いいなーいいなー! 友情だね!」




梓「そういえば律先輩はどうして澪先輩にちょっかいかけてたんですか?」

律「えっ? そりゃあもう……なんつーか反応がおもしろかったっていうか」

澪「……む」

律「あーもういちいち睨むなって!」

唯「澪ちゃんってたしかにおもしろいよねー」

律「好きな子にはちょっかいかけたくなるじゃん?」

紬「好き?」

律「えっ!? あ、あーあー、違う違う。ムギ違うぞーお前の考えはおみとおしだ」

紬「そう……」シュン

梓「澪先輩はどうだったんですか? 律先輩にちょっかいかけられて。私ならうざすぎて殴ってたと思います」

律「中野ぉ! おい澪! 言ってやれ言ってやれ!」

澪「嬉し半分ってとこかな。正直最初は結構うざかった」

律「澪しゃぁん……」

澪「でも……嬉しいってのはホントだから……」

唯「妬けますなー」




澪「はいっ! この話終わりっ! 次はムギの番!」

紬「私の中学時代? んー、何から話そう……」

梓「聞きたいですね。結構謎につつまれてますし」

唯「きっと澪ちゃん以上の壮絶な過去がっっ!!」

澪「いやいや……おい律。ほんとに私がいじめられてたみたいに思っちゃってるじゃないか」

律「あははっ。しーらね」

唯「あっ、もしかしてもしかして。今更気づいたんだけどさ」

律「ん?」

唯「物置部屋にある変なぬいぐるみって澪ちゃんの? あの禿げてるおじさんみたいなの」

澪「えっあ、うん……そう」

唯「りっちゃんがゲーセンでとったやつ!?」

律「おうよ!」


唯「きっもwwwwwwwwww」


おしまい