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たった一度与えられた 命はチャンスだから





「これでさよならだ。桐山」
「七原。ありがとう」



互いに銃を突きつけ合いながら

二人の少年は同時に撃鉄を起こし、

同時に引き金をひいた。


そして場に残ったのは――







互角。

二人の戦いを一言で表すとしたらこの言葉だろう。
護神像によって鍛え込まれた体術同士が

空間を埋め尽くす千の手が
空間を喰い尽く龍の顎が

視界を埋め尽くす分身が
視界を燃やし尽くす大炎が

赤い血の人間への根深い憎しみが
今と未来のダチへの熱き想いが

世界を創りだしたいという意思が
世界を広げ奔りだしたいという意思が

その全てが互角の戦いだった。
小技には小技を返し、大技には大技で潰し合い、
この戦いの勝敗を決定するには程遠い。

”願い”を貫き通すにはまだ足りない。

互いに望まぬ消耗戦へと戦局は移っていた。
激闘を繰り広げるレオとヨキ。
それを眺めることしか出来ない桐山。

勿論、桐山とてキクと共に先程まではヨキ相手に何とか戦うことが出来た。
だが、今の二人の戦いに割って入ることが出来ない。

レオとヨキは激突しながら互いの”願い”をぶつけ合っている。
二人の想いが波となって桐山まで届く。
想いの奔流に、空虚な桐山では適わないのは当然だ。

『愛』を思い出した。
『孤独』を思い出した。
『誇り』を知った。

まだ足りない。まだ届かない。
この胸の喪失感を言葉で表すなら『後悔』と。
自分にも彼らの様に強く願う心があったなら

ベルトからデッキを取り外し仮面ライダーへの変身を解除する。
生身で握り締めた拳からは血が滴る。

この場で唯一の赤い血の人間である桐山に付き従うキクに、一言伝える。
しばらく留守にする。その間を頼む、と。
機械であるキクの返事は当然ながら了承。

桐山は戦闘の被害が出ていない場所まで迅速に荷物を持って移動。
二人の戦いが視認出来るが手出し出来ない距離まで来ると荷物を漁る。
取り出したるは護神像ハルワタート。

足りないのなら足せばいい。
無くしたのなら取り戻せばいい。

佇むハルワタートの額に己の額を併せ、目を瞑る。
自然と意識が遠のいて、気がつくと懐かしき教室に再び足を踏み入れた。


「よぉ、また来てくれたんだな」
「あぁ」





以前のプログラムに参加した桐山という男は殺し合いに乗った。
そこに自分の意思など無く。どちらでも良かった。
運に身を任せて選択し、級友達を極めて無機質に殺していった。

自らを慕う者、
自らを憎むもの、

みんな等しく殺した。


「そっちは切羽詰まっているようだな」
「……あぁ」

教室で話す二人の少年。
プログラムにおいて最後の死闘を繰り広げた二人。
けれど、不思議と互いに穏やかな声色だった。

「出来るなら、お前とはここでもう会いたくなかったよ」
「……あぁ」

声に乗せる感情は哀しみ。
以前と行為の意味は違えども、これから行う果てに辿り着く結果は恐らく同じ。
革命家となって、力をつけたつもりの少年も、自分の立てた予測の前では無力。

「今度こそ……せっかくお前とも解りあえてきたのに……」
「……あぁ」

元々は只のクラスメイト。
喪うことばかりの殺し合いを経て、だからこそ交わり、得られたものが二人の間にはあった。
熱き魂と空虚な心。
決して交わることの無かった二人だからこそ得られたもの。

「何かを背負っていくってのは大変だよな。覚悟を決めていたつもりでも、とても重く感じるよ」
「……あぁ」

『人間ってのはつくづく因果な生き物だよな』
二人の元クラスメイトであり、各々にとって相棒で、敵であった男の言葉。
どんな人間だって”そいつなり”の正義を抱えている。
正義とは欲望だ。
欲望とは願いだ。

「白薔薇も死に、歴史の道標も死に、この世界の終わりも近い。こっちの準備も整えておいた」
「……あぁ」

ハルワタートの仮面を外し、七原は真っ直ぐに桐山を見据える。

「……七原」

返事を返すだけだった桐山の方から言葉を発した。
七原から見て空虚だった瞳はそこにはなく、微かながらも暖かさが感じられた。

「オレは最初はお前になっても良かったんだ」
 「今回のプログラムに来てから本当に色々あった。水銀橙と出会い、仮面ライダーと戦い、防人と戦い、魔忍者と戦い。」

ポツリ、ポツリと桐山は言葉を紡ぐ。
目に見えぬ何かがすり抜けていくかの様に、両の手を力なく広げて見つめている。

「元は以前のプログラムと同じだ。コインを投げて方針を決めてそれに従おうとした。だが実際は違った。
 オレはローゼンメイデンの誇りを、アリスゲームを守る為に戦っていた。
 それが水銀燈がオレに託した”願い”だ。
 だが、それは叶わなかった」

出会う度に失われていく薔薇乙女たち。
何をやっても人並み以上にこなしてきた桐山にとってそれは、辛く苦い記憶だ。
自分の力が及ばないばかりに喪うものがある。
叶えられない”願い”がある。それならば、いっそ――
合理的に考えるなら、一期一会、たった一度のチャンスを
より能力の高い人間が挑戦するべきだ。

「オレは数多くの失敗をしてきた。だが、オレは立ち止まる訳にはいかない」

そこには何もない。何もない空間。過去の桐山と同じ。
だが、手を構えるだけで、そこは特別な空間になる。
字のごとくほんのひと手間加えるだけで。

「勝手かもしれない。この胸に蘇る感情を大事にしたい。
 オレはオレのままで強くなりたいんだ」

両の手の間に生まれた空間を掴み取るように拳を握り、
胸の内を吐き出していく。

「使え」

ここは想いの世界。願いの世界。
思えば何だって手に入る世界。

桐山が念じると二梃の拳銃が生み出され、その一つを七原に投げ渡す。

「七原、お前はオレにいったな。願いのインストールに耐えられない、と。
 そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。互いに答えはわからない」
「つまりは桐山が俺の方を喰っちまう可能性だってもちろんある――確かに、そうだな」

どちらかが消滅する。
どちらが倒れても、相手の”願い”を継いでいく。背負っていく。
確かな信頼が二人の間にはあった。
前のプログラムでは苦しみながら、泣きながら、それでも必死に銃を構えた。
クラスメイトに銃口を向けた。
今も同じようにクラスメイトに銃口を向けているというのに、不思議と清々しい気分で悪くない。

「しっかし、意外と古風なのな。西部劇なんてロックと同じくらい大東亜じゃ忌み嫌われてるぜ?」
「以前に本で読んだ。今ならわかる。男の誇りを賭けた決闘にはこれが必要だ」
「ははっ、お前も意外に子供っぽい所あるんだな。オーケイ、わかったよ。
 で、合図はどうするんだ?」
「こいつが地についた時が合図だ」

またもどこからか取り出した一枚のコイン。
今回のコイントスは運に身を任せるのではない。
自らの未来を掴み取るのだ。

「桐山、最後にひとつ質問いいか?」
「それは護神像に蓄えた七原の”願い”か?」
「はは、そんな大層なもんじゃないさ」
「これは只の中学生の……
 クラスメイトで友人からの……
 ちょっとしたお”願い”ってやつさ」
「ふっ。その願い叶えてやる。なんだ?」

ニカッと笑う七原。
それにつられたのか
桐山の口元が、本当に少しだけだけど、あがった。

「お前の胸に生まれた感情。そこに……”正義”はあるのか?」
「……あぁ。――――おそらく、な。」
「そっか」

教室で銃を突きつけ合っているのに、七原はその言葉を聞いて嬉しそうに笑った。
川田、見てるか?
壊れてなんかいなかったんだよ。
あの時の俺らの言葉は無駄じゃなかったんだ。
俺らの時には見つからず結局諦めるしかなかったけれど……
真紅の姉妹たちが、他にも多くの人のおかげで……
今度は桐山は自分の足で立って前を見て進むことが出来たんだ……!

「桐山。どっちが残っても、決めてやろうな。極上のダンクシュートをっ!」
「……そうだな。じゃあ、いくぞ」

桐山の言葉を合図に指からコインが弾かれる。

「これでさよならだ。桐山」
「七原。ありがとう」

互いに銃を突きつけ合いながら

二人の少年は同時に撃鉄を起こし、

同時に引き金をひいた。


そして場に残ったのは――





幽鬼の如く俯きながら立ち上がる少年。
隣に佇む護神像の輝きが、新たなる防人を認めた証。

「まずは、変身」

 ――SURVIVE――

少年は起き抜けに仮面ライダーナイトへと姿を変える。

「……ハルワタート、合体だ」

護神像ハルワタートの装甲が、仮面ライダーの装甲をさらに覆っていく。
水流を
水龍を
身に纏う疾風の騎士

自分の体の調子を確認するようにその場でジャンプを繰り返す。
俯いていた顔を持ち上げて、戦場を見据える。
空を見ても、時間がどれだけ経過したのか判断するのは難しい。
夜の闇の中でも一際大きく明るい炎が、先程の戦闘がまだ続いていることを示した。

今度こそ、今度こそ間に合ってみせる。
少年の決意を、いや、”願い”を胸に込めると力が湧き出てきた。
足に力を少し込めただけで、少年は戦場へと舞い戻る。

乱入者に気付き、二人が互いに距離を取る。


「赤い血の少年よ。君の事情も大体知っている。君は今”どっちだ”?」

「オレはオレだ。桐山和雄だ」


「オレは七原の代わりに……いや七原だけじゃない。
 水銀橙だけでもない。薔薇乙女たちだけでなもない。
 オレが今まで関わってきた人の想いを背負って殺し合いを終わらせる。
 それが、それこそが今のオレの”願い”だ!」



【D-6/一日目/夜】


【桐山和雄@バトル・ロワイアル】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)、重傷(治療済み) 、
     精神に重大な負傷(徐々に回復)、
     「愛」の概念を思い出しました
     「孤独」の概念を思い出しました。
     「誇り」の概念を知りました。
     「後悔」を知りました。
[装備]:カードデッキ(ナイト)、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎 、
     ハルワタート@waqwaq、雛苺のローザミスティカ
[道具]:基本支給品×4、たくさん百円硬貨が入った袋(破れて中身が散乱している)、手鏡
     水銀燈の首輪、水銀燈の羽、デリンジャー(2/2)@現実、
     首輪探知機@オリジナル、
     千銃@ブレイブ・ストーリー~新説~、基本支給品、
     ブーメラン@バトルロワイアル 、レミントンM870(8/8) 、レミントンM870(7/8)
     レミントンM870の弾(16発)、
     神業級の職人の本@ローゼンメイデン、めぐのカルテ@ローゼンメイデン
[思考・状況]
基本行動方針:アリスゲームを守る。そのために影の男を殺す。
1:闘う。
【備考】
※参戦時期は死亡後です。
※リュウガのカードデッキは破損しました。
※ローザミスティカと深く通じ合えば思い出すという形で記憶の継承ができます。
 それ以上のなにかもありえるかもしれません。
※ブレイブ・ストーリー~新説~側の事情をだいたい把握しました。
※ジュンの裁縫セットは壊れました。
※ジュンの技術を修得しましたが本人ほどの異常な才能はないので技量は劣ります。
※小四郎の忍術を修得しました。
※今の桐山では”願い”インストールに耐えることができません。
  もし強行すれば桐山は”七原秋也”になります
※コトは死にました。
※白髪鬼のアイテムはいくつかキクが持っています。



【レオナルド・エディアール@WaqWaq ワークワーク】
[状態]:壊れた心は記憶と赤き血で癒され、
     親友との明日を取り戻し、
     胸に抱くは翠の「安らぎ」と鉄の「勇気」、
     蒼と白の装甲は暴食の顎、
     背後に従えるのは赫炎のジャバウォック、
     これが現時点でのスケアクロウ@ロワイアル×ロワイアル
[装備]:アシャ×アールマティ×カントリーマンの玉×翠星石のローザミスティカ×仮面ライダー龍騎(SURVIVE)
    エディアール家の刀@waqwaq 
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本行動方針:走り続け、『世界』を広げよう
1:闘う。
※由乃の返り血を浴びています。



【ヨキ@WaqWaq】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(小)、BMによる火傷 (処置済み)、
     スプンタ・マンユはクシャスラの能力使用可能、首輪解除
[装備]:スプンタ・マンユ(玉四つ、ドラグブラッカー、蒼星石のローザミスティカ、クシャスラ完食)
     @WaqWaq、ヒミコのレーダー@BTOOOM!、スタンガン@BTOOOM!、
[道具]:
[思考・状況]
基本行動方針:優勝して赤き血の神を抹殺する
1:闘う。
※神の血をあびたことで身体能力大幅上昇
※どれほどパワーアップしたのかは後続にお任せします





白銀のツインブレイヴ ~what a shining fortune~ 投下順 小さな勇気の物語
最期に愛は勝つ 時系列順 小さな勇気の物語

比類なき善の左手 レオナルド・エディアール 夜空にかかる黄金への虹
ヨキ
桐山和雄







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