SS16
ピンポーン。
憂「はーい!あ、律さんどうもこんにちはぁ」
律「おう憂ちゃんこんにちは。唯は自分の部屋?」
憂「はい。ギターの練習ばっかりやっていて。でもそんなお姉ちゃんも可愛いんですよ~」
律「可愛いよな~」
憂「えっ?」
律「あ、いやいや何でもないよ。じゃ。上がらせてもらっていいかな?」
憂「あ。済みません引きとめちゃって。どうぞ上がって下さい、お菓子は・・・?」
律「あ、いいよ。持って来たから。気づかいありがとな」
唯の自室
律「おーやってるなぁ」
唯「あ~りっちゃんだー!」
律「りっちゃんだぞー。っとその前に土産だ」
何かな?紙袋に入っていて、中身が分からない。
唯「りっちゃんこれなにー??」
律「開けてみてからのお楽しみだ!」
ガサガサっと袋から箱を取り出した。ドーナツだ!
唯「りっちゃん買ってきてくれたの!?」
律「うん。好きかなーってな」
唯「大好きだよ!!りっちゃんもドーナツも!」
律「おいおい。あたしはドーナツと一緒か!」
唯「えっ?そ、そゆことじゃなくて・・・・」
律「ふふ。冗談だよ唯。まったく可愛い奴だなぁ。まったく」
唯「ぶー。もうりっちゃん////」
律「はは。まあ食べようぜ!」
唯「・・・うん。食べようか」
パクっとチョコを一口。りっちゃんはオールドなんとかってのを食べてる。
唯「おいしいー!ねえりっちゃんのもおいしい?」
律「ん。おいしいよ。一口食うか?」
唯「えっ?いいのー??じゃあ一口。あ、じゃありっちゃんもあたしの食べてみて~」
パクっ。
唯「それおいしいね!」
律「お前のもおいしいな」
唯「あ・・・。間接キス・・・だね/////」
律「前から食べあいしてるだろ?何が変わるんだ。てか、そんなこと言ったら恥ずかしくなるだろ/////」
そう。前から。間接キスとか気にせずに食べあいっこしてた。
でも何でだろう。こんなにも恥ずかしく。やだあたし、顔超真っ赤じゃん!
そう。そうだ。そうなのかもしれない。?
そう。そうだ。そうなのかもしれない。?
唯「好きに・・・・好きになっちゃた・・・のかも・・・しれない。りっちゃんのこと」
律「・・・・・」
沈黙。ここでの沈黙は一番怖い。何を思っているかとか、受け取り方次第では。もう、、友達でもいられない。そんな気がする。
「怖い」心の中がそれでいっぱいだったとき、やっとりっちゃんが口を開いた。
「怖い」心の中がそれでいっぱいだったとき、やっとりっちゃんが口を開いた。
律「あ、あたしは。あたしは・・・・悪くはないと思ぅ///」
唯「え!?」
予想外の反応だった。気味悪がられるって思ってた。
律「あっあたしも唯が好きだ。最近そんな感情が胸の辺りでぐるぐるしてる感じだった」
律「でも、唯が好き。って言ってくれて、あたしも決心が付いた。女だからこんな言い方おかしいかもしれないけど」
あたしは、その次に来る言葉をずっと待ち望んでいたんだ。
律「付き合おう。いや、恋人になってくれないか?
唯「う。。うん!絶対、絶対なる!!!」
ああ!あたしがりっちゃんの恋人!!かっ、彼女なのかな??
律「そう言ってくれると嬉しいぜ。あ、後1つ。りっちゃんは無しだ。"律"って呼べよ。もう友達じゃないんだからさ///」
唯「分かったよ、りっちゃ。じゃなくて、律」
あたしが最近抱えていた悩みはこれだったのか。ずっと律を思ってたんだ。律もあたしを好きでいた。
お菓子を食べる事なんかよりも、ずっとずっと嬉しい。
お菓子を食べる事なんかよりも、ずっとずっと嬉しい。
唯「律か。律律律律律・・・・」
律「そんなに呼ばなくてもどこも行ったりしないよ。唯」
唯「うんうん。違うんだ。律って呼べるのが、とってもとっても嬉しいんだ!」
律「あたしも呼んでもらえるのがうれしいよ。唯」
唯「うん。律」
律「キスーーーーーしようか」
唯「え!!??で。。でもキス何て初めて////」
律「あ、あたしも初めてだよ。でも、上手くするから。。。嫌か?」
唯「嫌じゃないの分かってるクセに・・・。してぇ?」
律「う。。うん。目つむって」
ぎゅっと目をつむった。律の吐息が頬を撫でる。息がくすぐったいよ。
ちゅっ。
軽く唇が触れる程度だった。でも、とても嬉しい。
唯「律にあたしの初めて盗られちゃった」
律「あたしも初めてだよ////」
お互いに初めてをあげあった。こんなにも、こんなにも。愛おしい人に会えたのは初めて。ああ。嬉しいよ律、律。
唯「律・・・・・好きだよ。心の底からあなたを愛せるのが嬉しいよ」
律「唯っ。あたしもだよ!!ホントに可愛い奴だな。愛してr
唯「ん。さっきのお礼///」
あたし、律の唇に・・・!!
律「むぅ。キスはあたしからするんだよー」
唯「えっ!!!あたしからじゃだ・・・ダメなのぉ?」
律「うっ/////嘘だよー!嘘に決まってんだろ。そんな可愛い顔しやがって、もうっ!」
ちゅっ。
はははっ。嬉しいや。
はははっ。嬉しいや。
唯「律・・・・・」
律「ん。唯・・・・・・」
唯律「「好きだよ」」
お終い。