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生徒「おはようございまーす」

さわ子「おはよう」

さわ子(昨日はぐっすり眠れたわ)

澪「さわちゃんおはよう」

さわ子「おはよう」ニヤニヤ

澪「…」

さわ子(駄目だ。澪ちゃん見るとニヤニヤしちゃう)

さわ子(昨日りっちゃんと話したことなんて憶測にすぎないんだから!)

澪「何かいいことあったの?」

さわ子「なんでもないわよ」ニヤニヤ

澪「そう…」



さわ子「出席取ります」

さわ子「あき…」ニヤニヤ

さわ子「こほん」

さわ子「秋山さん」キリッ

澪「はい」

さわ子(仕事中よ。落ち着け私)



律「さーわこせんせっ」

さわ子「どうしたの田井中さん」

律「昨日澪と話せた?」

さわ子「澪ちゃんは部活だし私は仕事だし話す機会なんてなかったわよ」

律「いいこと教えてあげようか」

さわ子「何?」

律「最近の澪、自主練したいからって部室一人で残ってるぜ」



さわ子「それっていいこと?」

律「違った?」

さわ子「考えとくとは言ったけど話すなんて言ってないわよ」

律「ふーん。あ、そうだ」

さわ子「今度は何よ」

律「ニヤニヤすんのやめたほうがいいと思う」

さわ子「ば、ばれてる!?」

律「気持ち悪かったよ」

さわ子「」



さわ子(りっちゃんが変な事言うから澪ちゃんの事意識しちゃうじゃない)

さわ子(ん?あの遠くに見えるのは…澪ちゃんだ!)

さわ子「…」コソ

さわ子(なんで私が隠れなきゃいけないの!?)

さわ子(あ、りっちゃん来た…)

さわ子(あんなに笑って…楽しそうだな…)シュン

さわ子(シュンって何よ!!違う違う!!)



さわ子(なんだかんだで放課後になってしまったわ)

さわ子(皆帰って澪ちゃんが今部室に一人な筈)

さわ子(ああもう…何で私は30分もドアの前でうごめいてるのかしら)ザワザワ

さわ子(ええい!なるようになるさ!)

さわ子「あら、澪ちゃんまだいたの?」ガチャ

澪「さわ子先せ…ちゃん!」

さわ子「何それ」クスクス

澪「どうしたんですか?」

さわ子「休憩よ休憩。職員室じゃ落ち着けないしね」ガタ



さわ子「…」

澪「…」ペラ

さわ子「…」

澪「…」ペラ

さわ子「…」

澪「…」ペラ

さわ子(気まずい)

さわ子(澪ちゃん雑誌見てるし話しかけていいのかしら)

さわ子(話しかけるって何を?)



澪「あの…」

さわ子「何?」

澪「見られてると雑誌読みにくいんだけど」

さわ子「み、見てないわよ!ボーっとしてた先に澪ちゃんの姿があっただけ!」

澪「そう」ペラ

さわ子(あ、また雑誌読み始めた)

さわ子(会話を終わらせたら駄目な気がする)



さわ子「何見てるの?」

澪「ファッション誌」

さわ子「今なら秋冬物かしらね」

澪「はい。見る?」スッ

さわ子「でも澪ちゃんは?」

澪「隣に座れば見えるから」ガタ

さわ子(密着キター!!)



さわ子「これ可愛いわね」

澪「えー。ちょっと派手すぎじゃない?」

さわ子「そうかしら?この季節って地味になりがちだから差色あったほうがいいわよ」

澪「でもこんなショッキングピンクなんて似合わないしなー」

さわ子「澪ちゃん可愛いから似合うわよ」

澪「え…」

さわ子「あ、あのほら!若い子は皆ね!鮮やかな色が似合うのよ!」

澪「そ、そうですよね!若い子皆ね!じゃぁさわちゃんは無理だね!」

さわ子「あは、あははは、こいつぅー?」ツン

澪「ごめんごめん。あははは」

さわ子「…」

澪「…」



澪「…えへっ」

さわ子「どうしたの?」

澪「いつもさわちゃんは唯と律と楽しそうに話してるし、ムギともお菓子の話で盛り上がってるし、いいなぁって思ってたの」

さわ子「澪ちゃんとも喋るじゃない」

澪「私に話しかけるときは衣装出来た時だもん」

さわ子「そんなことは…あるかも」

澪「ずっとさわちゃんとおしゃべりしたかったんだ」

さわ子「澪ちゃん…」

澪「…あ、今の忘れて!!…恥ずかしいから」



さわ子「よし!澪ちゃん帰る支度しなさい!」

澪「え?」

さわ子「今から服買いに行くわよ!」

澪「…うん!」

さわ子「あ、でもベースの練習はもういいの?」

澪「さっきしたから…って何で知ってんの?ああ!律ぅ!?」

さわ子「やばっ!言っちゃった!」

澪「最近二人でこそこそしてると思ったら何話してんだよ!」

さわ子「えへ☆」

澪「そういうの年齢オーバーだし!」

さわ子「すみません」ズーン



澪「律から何聞いたの!?」

さわ子「澪ちゃんは私にフォーリンラブってこと…かな?」

澪「馬鹿律ぅう!言うなってあれほど言ったのに…」

さわ子「まぁまぁ。私は聞けてうれしかったわよ」

澪「私は恥ずかしいだけだよ…」

さわ子「みーおちゃん」

澪「うるさいっ…」

さわ子「ほら、早く行きましょ」



さわ子「車のって」

澪「うん」ガチャ

さわ子「じゃぁ行くわよ」ブーン

澪「さわちゃんの車乗っちゃったー」ワクワク

さわ子「ふふっ。夏にムギちゃんも同じ反応してたわ」

澪「ムギが…ふーん」

さわ子「…」

澪「…」

さわ子「で、でも一緒にお買いもの行くのは澪ちゃんが初めてね!」

澪「私が初めてか…そっか…えへへっ」



さわ子「あそこのショッピングモールでいい?」

澪「うん!」

さわ子「はーい。じゃぁ車停めてっと」キキー

澪「さわちゃん運転上手だね」

さわ子「まぁ伊達に毎日のってないわよ」

澪「大人って感じだ」

さわ子「ふふん」

澪「私も運転できるようになるのかな?」

さわ子「18歳になって免許とったらね」

澪「18かぁ…」

さわ子「ってかあなたたちまだ10代なのよね…」



澪「20歳になりたくないなー」

さわ子「それを私の前で言う?」

澪「さわちゃんは20歳過ぎてからでも軽音部の人たちと仲いいの?」

さわ子「そうね。この前も結婚式で会ったし、機会があれば会うわよ」

澪「そっかー」

さわ子「でもお互い仕事で忙しいからね。高校のときみたいに毎日会うことは無くなるけど」

澪「…うん」

さわ子「いつまでもずっと一緒ではいられないのよ」

澪「そうだよね」

さわ子「だから、会えたときは嬉しいし楽しいし…離れたからこそ仲間が大切に思えるものなんじゃないかしら」

澪「さわちゃんが先生みたいに見える」

さわ子「先生よ」



澪「それじゃぁさわちゃんは?」

さわ子「私?」

澪「私たちが大人になってからでも、またさわちゃんと会えるの?」

さわ子「…」

澪「あ、ここのお店入っていい?」

さわ子「いいわよ」

澪「いいのあるかなー」

さわ子「あ、このスカート可愛いわよ」



澪「私スカートあんまり履かない」

さわ子「それじゃぁ丁度いい機会じゃない。試着してみなさい」

澪「えー」

さわ子「文句言わない。サイズは?」

澪「い、いいよ!自分で探すから!」

さわ子「澪ちゃんのスリーサイズならとっくに知ってるわよ」

澪「うわ…」

さわ子「そういう反応地味に傷つくからやめて」



澪「じゃぁ着てくるね」シャー

さわ子(澪ちゃんが試着してる間に他の服探しとこう)

澪「さわちゃん着れたけど、どうかな…」シャッ

さわ子「似合ってる!私の目にくるいはなかった!」

澪「でもこんなに短いの恥ずかしいよ…」

さわ子「じゃぁこっちは?これも着てみて!」

澪「そんなにあるの!?」



さわ子「ふぅ…満足!」

澪「私は疲れただけだよ…」

さわ子「何言ってるの。そんなに買っちゃって」

澪「だってさわちゃんが選んでくれたんだもん」

さわ子「も、もうこの子は!大人をからかうんじゃありませんー」

澪「からかってないよ」

さわ子「…え、えっと、ご飯食べに行きましょうか」

澪「うん。どこがいい?」

さわ子「酒が飲める所ならどこでも」



澪「本当に好きだね…」

さわ子「子供には分からないのよ。ふふん」

澪「でも残念。車でしたー」

さわ子「忘れてた!!」

澪「じゃぁ、さわちゃん家でご飯食べようよ」

さわ子「ええ!嫌よ!汚いもの!」

澪「何となくわかってるからいいよ」

さわ子「…失礼ね」



澪「コンビニよる?」

さわ子「なんで?」

澪「ご飯買ってこうよ」

さわ子「私が作ってあげる」

澪「…」

さわ子「喜びなさいよ」

澪「わーい!」

さわ子「むっかつく」


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