G4（ジーフォー）
警察による対怪盗事件捜査チーム
『Genius 4（ジーニアス・フォー）』の通称。
それまで単独による犯行がメインだった怪盗による犯罪が、
怪盗帝国の出現で組織化の一途を辿ることになり、
それに対抗するべく警察の威信を賭けて作られた組織。
ミルキィホームズとは立場上対抗するライバル関係にあり、
この
「探偵（MH）」「警察（G4）」「怪盗（アルセーヌ一味）」の三つ巴が物語の骨子となる。
メンバー
- ◆明智 小衣(あけち こころ)
13歳にして大学を飛び級卒業した頭脳を持つG4のリーダー。
自信満々だが性格は子供っぽい。アニメ版では自称IQ1300（数字は可変）。
- ◆銭形 次子(ぜにがた つぎこ)
あらゆる乗り物を操縦できる運転担当。射撃の腕前も高い。
メンバーの中で唯一、正規の警察官からの転属の経歴を持つ。
19歳と4人中で最年長ということもあり、メンバーを支える姉御的存在。
- ◆長谷川 平乃(はせがわ ひらの)
見た目は小柄な17歳の少女だが、実は武道合わせて計50段の武士っ娘。
主に現場での近接戦を担当する。性格は真面目で礼儀正しい。
- ◆遠山 咲(とおやま さく)
16歳にして天才的ハッカーの腕前を持つ情報収集担当。
マイペースで面倒臭がりだが、頭脳明晰で分析力に長ける。
- ▼神津 怜(かみつ れい)
4人の担当官を勤める。小林 オペラとは元同級生。
アニメ版には未登場。
キャラクターデザインは、G4の4人がうさはらゆめ氏、神津警視は東雲ルリヲ氏。
各員の名前の由来は、以下の通り。
- 明智小衣…江戸川乱歩の小説に登場する名探偵「明智小五郎」から。
- 銭形次子…野村胡堂の時代小説「銭型平次捕物帳」の「銭型平次」から。
- 長谷川平乃…実在の人物「長谷川平蔵」と、それを元にした池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」から。
- 遠山咲…実在の奉行「遠山金四郎」と、それを元にしたTV時代劇「遠山の金さん」から。
- 神津玲…高木彬光の推理小説「神津恭介」と、植物名の「カミツレ（カモミール）」から。
特徴
探偵や怪盗と違い、トイズを持たないが、
各メンバーがそれぞれ人並み外れた「天才」的な能力（ジーニアス）を持ち合わせており、
トイズに頼らずとも己の能力と知恵と工夫で怪盗たちに対抗する。
（何故かメンバーが未成年の10代の少女ばかりだが）
とにかく能力優先で、警察官出身でない民間の一般人からも人材を集め、
神津警視を除いた4人の中で正規の警察官出身は次子だけという異例の組織。
能力優先で集めた為に、小衣のように性格に一癖あるメンバーも居るが、
小衣以外のメンバーはミルキィホームズに対しても温厚な態度で接している。
最年長の次子のフォローもあってそれなりにまとまりを見せている。
ゲーム版での活躍
ストーリーの都合上、最終的には探偵サイドに花を持たせる描写が多く、
トイズを持たないので、武闘派の怪盗との格闘戦になると不利は否めないが、
時には小林オペラをも唸らせる推理を見せたり、
事件解決のヒントを提供してくれたり、力の一端を垣間見せてくれる。
アニメ版での活躍
3話において発信機を使った戦術でスリーカードに一杯喰わせるなど、
やはり知恵と工夫で怪盗に対抗できる能力は持っている。
が、基本的ギャグ補正が強いアニメ版では、
推理力に関してはアルセーヌを見て「何だコスプレかー」と信じる場面に代表されるように、
アホの子的な感じの場面が見られる。
特番ではとうとうミルキィホームズと同じく駄目駄目な姿まで登場した。
- 3話…ハマのビーナスは守ったが、MHの妨害もあって怪盗を取り逃がした上に美術館被害甚大。
- 4話…アイリーンを無事発見。
- 6話…王女の警護中に気を抜いて脱走を許す。王女が自力で戻ったので大事には至らず。
- 8話…アルセーヌその人を目の前にして、コスプレした会長と信じて見抜けず。
- 11話…怪盗帝国に挑むも、トゥエンティ「僅か数秒でこうなった」と、敗れた姿をヨコハマ中に中継放送される。
- 特番…11話での中継放送が効いたらしく、僅か2畳の狭い部屋に懲罰人事。エリートから窓際へ転落。
なお、神津警視はアニメ版では一切登場しない。
小林オペラは姿は見えないもののアニメ版でも存在する事は会話の中で確認されているが、
神津に関してはG4もそれ以外の人物からも存在するかどうか匂わせる発言すらない。
小林と同じく海外に渡って現在不在なのか、それともアニメ版では居なかったことにされてるのかは不明。
最終更新：2011年09月02日 18:00
