2010公判中報道-抜粋2

裁判員裁判で審理非公開 裁判員裁判で異例の審理非公開 米原タンク殺人 詳しい理由は明かさず - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101111/crm1011112006037-n1.htm
http://megalodon.jp/2010-1115-0327-30/sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101111/crm1011112006037-n1.htm
11.11 20:03

裁判員裁判の第4回公判が11日、大津地裁で開かれ、坪井祐子裁判長は、12日に予定している被告人質問を「公序良俗に反する恐れがある」ため非公開にすることを決めた。
法曹関係者によると、裁判員裁判で、審理が非公開とされるのは異例。
憲法は、裁判を原則公開の法廷で行うことと定めているが、例外として、公序良俗を害するおそれがあるとして裁判官が全員一致した場合に限って非公開を認めている。
しかし今回、地裁は非公開が決められた詳しい理由や経過を明らかにしていない。

大津地裁、裁判員裁判で非公開 タンク殺人事件の審理 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111101001017.html
http://megalodon.jp/2010-1115-0329-58/www.47news.jp/CN/201011/CN2010111101001017.html

坪井祐子裁判長は12日の被告人質問が「公序良俗に反する恐れがある」として非公開にすると宣言した。
大津地裁は、詳しい理由を明らかにしていない。裁判員裁判で審理が非公開になった前例はほとんどないとみられる。被告人質問終了後の審理は、再度公開する。
憲法82条は、裁判を公開で行うと定め、裁判官全員一致で公序良俗違反の恐れがあると判断した場合、例外的に審理を非公開にできるとしている。
これまで多くの裁判員裁判では、性犯罪や暴力団犯罪などで被害者や証人のプライバシーなどを特に配慮する必要がある場合、名前を匿名にしたり、別室で証言した映像、音声を法廷に中継するビデオリンクを活用したりしながら審理を公開している。

11/11 21:34
【共同通信】

中日新聞12日の被告人質問は非公開 米原タンク殺人の裁判員裁判社会(CHUNICHI Web)
http://megalodon.jp/2010-1115-0324-43/www.chunichi.co.jp/s/article/2010111190224709.html
11月11日 22時57分

坪井祐子裁判長は12日の被告人質問について「公序良俗に反する恐れがあるため公開を停止する」と宣言した。
大津地裁は、詳細な理由を明らかにしていない。被告人質問終了後は、審理を再び公開に切り替える。
憲法八二条には、裁判を公開で行うことを定めているが、裁判官の全員一致で公序良俗に反する場合は公開しないことができると規定している。
元裁判官で法政大大学院法務研究科の木谷明教授(刑事法)は「裁判員裁判で非公開は聞いたことがない。通常の裁判でも強姦事件などで性的なことを細かく証言させる場合だけだ。その場合でも、できるだけ非公開の場面を限定している」と話した。
(中日新聞)

asahi_com黙秘一転、口開く/米原の汚水槽殺人-マイタウン滋賀
http://megalodon.jp/2010-1115-0335-57/mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001011110003
11月11日

検察側によると、小川さんは10日朝、被告の浮気を疑い「大事にしているものに一生償ってもらう」などと激しく罵(ののし)るメールを13回送信。被告が不倫関係を家族に暴露されるのを恐れ、殺意を抱きかねない状況に追い込まれていたと指摘している。
被告はこのメールをどう受け止めたのか。弁護人が尋ねた。
弁護人 「大事にしているもの」の意味は?
被告 そこまで考えなかった。すねているんだと思った。
弁護人 家族のこととは思わなかった?
被告 それはないと思います。

「小川さんと別れた」という被告の主張に対し、検察側は車の発見時の被告の行動について質問した。
検察官 なぜ真っ先に小川さんに電話しなかったの?
被告 窓が開いてましたし、その辺にいると思って周りを捜しました。
検察官 メールや電話をすればいいのでは。
被告 腹が立つ気持ちもあった。
検察官 じゃあ、捜さなきゃいいのでは。
被告 心配でした。
検察側の描くシナリオを、被告は否定していった。

<裁判員 法廷から>米原タンク殺人 初の被告人質問 滋賀 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://backupurl.com/9q36r9
一度帰宅後に、小川さんを捜すため再び外出した際の気持ちを聞かれ、「(小川さんの車の修理中に借りていた)代車が放置されたままになっていたので、返さないといけないと思って外出した」などと話した。
検察側は森田被告に「なぜ歩き回って小川さんを捜す前に、すぐに(小川さんに)電話しなかったのか」などと質問。森田被告は質問を復唱するように口にした後、「見つかった自分の車の窓が開き、エンジンもかかっていたので(捜した)」などと慎重に答えた。

森田被告や小川さんがよく利用していた自動車修理会社の男性社長は、故障した代車を同日昼に回収に行ったが、車のキーがなくて運べなかった、と話した。
代車について、森田被告が被告人質問で「見つけられなかった」としており、裁判員の男性の一人が社長に「森田被告の説明で見つかりましたか」と質問。社長は「土地鑑があったので、わかった」と答えた。
森田被告が13日、車の修理で同社を訪れた際、対応したという同社従業員も証言台に立ったが、弁護側から当時のやり取りについて聞かれ、「記憶にない」などと答えた。

11月11日

11月11日

「お前が大事にしているものに一生償ってもらう」。昨年6月10日午前中、小川さんから被告に送信された携帯電話のメール。検察側は、被告が小川さんに殺意を抱く動機となったと主張した。
検察側から「どういう意味だと思ったか」と問われると、被告は「特別に意識しなかった。けんかした時に、常に出てきた言葉なので」と説明。弁護側から「大事なものとは家族のことと思ったか」と問われても、「それはない。典子さんは私の子どもが熱を出したときも心配してくれた」とメールに腹を立てたことはないことをアピールした。
被告は、森田被告が小川さんを殺害したと検察側が主張する時間に小川さんを探し回っていたと主張する。
「会社近くで2人組の男に襲われたとのことですが」。弁護側が問うと、それまでメモを取るため手元を見つめていた女性裁判員が被告を見つめた。
「小川さんの派遣会社勤務の社員に襲われたと思う。職場のクリーンルームではずきん、ゴーグル、二重のマスクをするので顔はわからない」。森田被告が身ぶり手ぶりを交えて熱心に説明した。
検察側の質問では、被告の行動の不可解さを追及する検察官に、被告が言葉を選びながら慎重に答えるやりとりが続く。
「顔が分からないのに、なぜ派遣社員に襲われたと分かるのか」「断定はできないが、派遣社員だと思う」
「小川さんを探すとき、すぐに電話すれば見つかるのではないか」「私の車に乗って走り去った典子さんに腹が立ったので」「なら何で探しのか」「心配はしていた」
男性裁判員は身を乗り出して検察官の質問に聞き入る。別の女性裁判員は時折、みけんにしわを寄せていた。
◆法廷でも慎重さ変わらず
慌てずに言葉を選んで、意図を確かめるように質問内容を確認する慎重さは法廷でも同じだった。
記者は昨年6月、逮捕直前の被告を取材した。その時を振り返りながら、被告人質問で答える被告に見入った。
逮捕5日前、同僚記者と2人で被告の自宅を訪ねた。長めの髪を時折かき上げながら、落ち着いた様子で応対していたが、「小川さんと男女関係にあったと聞いたが」と聞くと、「あんたらには関係ないやろ」と声を荒らげた。長身の迫力にたじろいだ。
ぶしつけな質問をぶつけられた取材と、法廷での様子が違うのは当然だが、慎重さは変わらなかった。
被告の殺意を立証したい検察側が、被告をののしる小川さんのメールを挙げ「腹が立たなかったのか」と追及したが、「普段から言われていた」。
法廷を出入りする度、傍聴席の妻とうなずき合う被告は、すがるような表情も見せた。

11月11日(木)の記事
米原タンク殺人裁判 被告人質問

検察側から被告の乗用車のブレーキドラムについていた血痕が小川さんのDNA型と一致することについて聞かれると、森田被告は、去年5月3日午後に小川さんと小川さんの友人夫婦が車のタイヤ交換をしてくれて、その夜、小川さんと出会った際、小川さんが「鉄を蹴った」と言って足に絆創膏を貼っていたので、そのケガによる血痕だと思うと答えました。しかし検察側は、5月3日当日にやりとりされた森田被告と小川さんのメールにタイヤ交換の話が一切出てこないことや当日の午前9時から午後3時ごろまで小川さんに外出した様子がないことなどを示したうえで、タイヤ交換の話は信ぴょう性が低いことを指摘しました。

11.12 01:39

被告人質問では、まず弁護側が被告の車内から検出された被害者の血痕について質問し、森田被告は「被害者の鼻血」などと説明。また、左後輪のブレーキドラムから検出された被害者の血痕について弁護側に「昨年5月、小川さんの友人に、『タイヤ交換をしましょうか』といわれ、車を預けたときかもしれない」などとした。さらに、その際、「被害者が左足にばんそうこうを張っていた」とし、「被害者が『タイヤ交換をした友人とけんかして、鉄をけった』と言った」との理由を示した
一方、検察側の被告人質問で森田被告はブレーキドラムの血痕について、犯行があったとされる昨年6月10日に自分の車を被害者が運転して立ち去った際、「被害者が第3者から傷害を受け、車で連れて行かれたのでは」とした。

裁判員裁判:滋賀・米原の排水槽殺人 被告人質問、非公開に--大津地裁 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/kansai/news/20101112ddn001040003000c.html
http://megalodon.jp/2010-1115-0449-13/mainichi.jp/kansai/news/20101112ddn001040003000c.html
11月12日6時0分

坪井祐子裁判長は12日の被告人質問を「内容が公序良俗に反する可能性がある」として非公開にした。地裁は詳しい理由を明らかにしていない。裁判員裁判で審理が非公開になるのは極めて珍しい。

公判には、遺族2人が被害者参加制度を利用して参加。5日の第2回公判では、傍聴席から姿が見えないようついたてで仕切られた法廷内で証言した。11日の被告人質問では、被告の車の左後輪付近から検出された被害者のDNA型と一致する血痕を巡り、検察側が被告を追及する場面があった。これまで他の裁判員裁判で、被害者や証人などのプライバシー保護のため、匿名にしたり、別室での証言を法廷に中継するなどの方法をとるケースはあったが、審理は公開されていた。
市民団体「裁判員ネット」(東京都)代表の大城聡弁護士は「一部とはいえ、裁判員裁判の審理が非公開になるのは初めてではないか。市民の司法参加という裁判員制度の趣旨に逆行し、裁判員に密室裁判を強いることになる。証人尋問とは異なり、無罪を主張している被告に対する質問を非公開にするのは特に慎重であるべきだ」と話している。

11月12日
大阪朝刊

裁判員裁判:米原の排水槽殺人 検察側と被告、車の血痕めぐり応酬 /滋賀 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101112ddlk25040417000c.html
http://megalodon.jp/2010-1115-0401-21/mainichi.jp/area/shiga/news/20101112ddlk25040417000c.html
11月12日6時0分
車の左後輪付近から検出された血痕が小川さんのDNA型と一致したと追及され、被告は「事件の約1カ月前、小川さんがタイヤ交換に立ち会った際に付いた」と主張。「その夜小川さんに会うと、足の指をけがしていて『(タイヤを交換した友人と)けんかして腹が立ち、鉄をけった』と話していた」と述べた。さらに「事件があった夜、小川さんが第三者に連れ去られて暴行された可能性はないのか」と検察側に聞き返した。
検察側は、小川さんが被告と交わしたメールでタイヤ交換に触れていないことや、起訴から8カ月後に弁護側がタイヤ交換の話を示したとして、「作り話ではないか」と詰問。森田被告は「違います」と答えた。

11月12日
地方版

裁判員裁判異例の非公開 米原タンク殺人きょう被告人質問 :産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/12/20101112-045979.php
http://megalodon.jp/2010-1125-0950-28/www.sankei-kansai.com/2010/11/12/20101112-045979.php
裁判員制度に詳しい新潟大法科大学院の西野喜一教授(法社会学)の話「被害者のプライバシー保護のため審理を限定的に非公開とする例はあるが、被告人質問の非公開は極めて珍しい。裁判の公開は公正さを保つためのものであり、大津地裁は国民が納得できる言葉で説明しなければならない」
(2010年11月12日 07:41)

米原女性殺害、裁判員裁判 一部審理を非公開に 京都新聞
http://megalodon.jp/2010-1115-0315-19/www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101112000018
11月12日 08時30分

森田被告は、所有する車のマットなどから見つかった小川さんの血痕について「小川さんが車のドアで額を打ち、鼻血を出したことがある」と述べた。

車のマットを取り外して自宅に置いていたことを証拠隠滅と主張する検察側に対して、森田被告は「小川さんとおそろいで新しいマットを買うことにしていた」と話した。

裁判員裁判:殺人罪の被告人質問異例の非公開に 大津地裁 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101112k0000e040006000c.html
http://megalodon.jp/2010-1115-0312-31/mainichi.jp/select/jiken/news/20101112k0000e040006000c.html
11月12日10時11分
11月12日 10時11分

裁判員裁判、異例の非公開…「公序良俗に反す」 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://backupurl.com/4ks9xw
坪井祐子裁判長は非公開について、11日の公判で「(内容が)公序良俗に反する恐れがあるため」と述べたが、詳しい理由は明らかにしなかった。裁判員裁判で、審理が非公開となるのは異例。
裁判は憲法で公開が原則とされるが、「裁判官が全員一致で公序良俗を害する恐れがあると決した場合は、公開せずに行うことができる」との例外規定もある。
11月12日11時56分

asahi_com(朝日新聞社):裁判員裁判、異例の非公開 滋賀の汚水槽殺人事件 - 社会
http://megalodon.jp/2010-1125-0956-29/www.asahi.com/national/update/1112/OSK201011120037.html
2010年11月12日12時4分
関係者のプライバシーなどに配慮したものとみられるが、裁判員裁判での審理が非公開となるのは異例という。
裁判の公開は憲法で定められているが、公開することに社会的妥当性(公序良俗)がないと裁判官が判断すれば、審理を非公開にできるとの規定がある。12日の被告人質問を非公開とした理由について、坪井裁判長は11日の審理で「公序良俗に反する恐れがある」と説明した。

12日の被告人質問は午前9時50分から始まり、法廷入り口には「公開停止」と手書きされた紙が張り出された。傍聴に訪れた同県草津市の会社員(45)は「何が公序良俗に当たるのかもう少し説明があっても良かった」と話した。
元裁判官で法政大法科大学院の木谷明教授は「裁判員裁判で非公開にするケースは聞いたことがない。強姦(ごうかん)の被害者が被害状況を事細かに証言するようなときに公開禁止にするケースはあるが、公正さを担保するため裁判は公開の法廷でやるのが大原則。非公開の判断には慎重さが求められる」と話す。

<滋賀>米原タンク殺人事件 被告人質問が非公開に
(11/12 13:28)

12日の被告人質問は、裁判長が、「公序良俗に反する恐れがある」として非公開にすると宣言しました。刑事裁判の審理では極めて異例です。傍聴に来た人、「なぜ非公開にするのか、わかりかねる。ずっと傍聴している。ちょっと納得できない」。この裁判では、直接的な物証がなく、立証に時間がかかるため、判決まで1ヵ月という異例の長さになり、当初から、裁判員への負担が懸念されていました。

公序良俗に反する恐れ…非公開で張り紙を掲示 米原タンク殺人裁判員裁判 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101112/trl1011121405003-n1.htm
http://megalodon.jp/2010-1115-0403-29/sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101112/trl1011121405003-n1.htm
11.12 14:03

冒頭の被告人質問が「公序良俗に反する恐れがある」として約2時間にわたり非公開で行われた。裁判員裁判で審理の非公開は異例で、傍聴人らは被告人質問終了まで法廷前廊下に待機。地裁に理由を明確にするよう求める声も漏れた。
この日は、午前9時50分ごろ開廷。公判を前に36人が傍聴券を求め地裁前に並び、職員が非公開について説明した。地裁は法廷ドアや建物前に「ただいま公開停止となっております。1時間程度お待ちいただくことになると思われます」と理解を求める張り紙を掲示した。非公開は11日の公判で決まったが、知らずに訪れ傍聴券を返却する人も。
弁護人によると、被告人質問の内容は不明だが、弁護側、検察側の順に行われ、約10分の休廷を挟み、正午ごろまで続いた。
同県草津市の男性会社員(45)は「公開してもらいたい。非公開にするなら理由を明確に示してほしい」と不満を漏らした。

裁判員裁判:滋賀・米原の排水槽殺人 被告人質問、異例の非公開に--大津地裁 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/news/20101112dde041040017000c.html
http://megalodon.jp/2010-1115-0446-31/mainichi.jp/select/jiken/saibanin/news/20101112dde041040017000c.html
11月12日15時0分
11月12日
東京夕刊

【米原タンク殺人】非公開「理由明確に」 裁判員裁判 傍聴人から不満も:産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/12/20101112-046015.php
http://megalodon.jp/2010-1125-0947-40/www.sankei-kansai.com/2010/11/12/20101112-046015.php
(2010年11月12日 16:00)

ytv 読売テレビ ニュース&ウェザー
http://megalodon.jp/2010-1113-0745-29/www.ytv.co.jp/press/kansai/D14445.html
汚水タンク殺害事件の審理非公開 大津地裁

一般の傍聴人のほか取材記者の傍聴も許されていない。 裁判所は詳しい理由を明らかにしていないが、裁判員裁判が非公開になるのは極めて異例という。
(11/12 17:29)

血痕で検察側の証人尋問 - NHK滋賀県のニュース
http://megalodon.jp/2010-1113-0843-56/www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065063733.html
11月12日 19時02分

車内の血液反応について鑑定人は「反応の結果を見ると車内の血痕の量は少量で、車内で殺害行為が行われた可能性は低い」と報告しました。
そのうえで、弁護側の「座席についた鼻血などをふき取ったとする被告人の主張と鑑定の結果は矛盾しないか」という質問に対し、「矛盾はない」と答えました。
一方で、検察側の「殺害行為ではなく、車内で初期の暴行が行われたとしたら、このような結果になるか」という質問に対しても「それなりにこういった反応は出るだろう」と話しました。

タンク殺人被告人質問非公開 - NHK滋賀県のニュース
http://megalodon.jp/2010-1113-0840-59/www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2065063732.html
刑事裁判に詳しい専門家によると裁判員裁判で被告人質問が非公開で行われるのは珍しいということです。

12日は午前10時ころから被告人質問が行われましたが、坪井祐子裁判長は11日、「公序良俗に反する」という理由から非公開で行うことを宣言し、公開されませんでした。
法廷の入り口のドアには「公開停止」と書かれた紙が貼られ、廷内の様子をのぞくこともできませんでした。
傍聴に来た45歳の会社員の男性は「きのうの裁判で裁判長から『公序良俗に反する』と説明があったが、漠然としている。
なぜ非公開なのか裁判所はもっと詳しく理由を説明してほしい」と話していました。
被告人質問が非公開で行われたことについて刑事裁判に詳しい京都産業大学法学部の成田秀樹教授は、「裁判員裁判で非公開は珍しいと言える。
裁判の公開は公正な裁判が行われているか国民がチェックするためにあるが、非公開にすることでチェックができなくなってしまう。一方、この事件は非公開の理由を公序良俗に反するとしていて公開することで被害者の2次被害を招く可能性もある。
今後、公正な裁判だったのか訴訟記録などを通じてチェックする必要がある」と話していました。
11月12日 19時02分

asahi_com(朝日新聞社):裁判員裁判、異例の非公開 米原・汚水槽殺人事件 - 関西ニュース一般
http://megalodon.jp/2010-1115-0406-25/www.asahi.com/kansai/news/OSK201011120066.html
11月12日

asahi_com血付着のマット 被告「事件前外した」-マイタウン滋賀
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001011120002
http://backupurl.com/7ujv6f
11月12日

被告の逮捕後、車の助手席のフロアマットなど5枚が自宅の庭から見つかった。うち1枚に殺害された交際相手の会社員小川典子さん(当時28)=長浜市今川町=の血痕が付着。検察側は「血痕がついているのを意識して隠した」としている。
これに対して被告は、マットは被害者が殺害された日の約1週間前に取り外したと説明。「小川さんと後日、おそろいのマットを買うことになった」「マットに小川さんの髪の毛などがついていて妻に不倫を疑われると思った」などと理由を述べた。
また、被告はタイヤのブレーキドラムから血液反応が出たことについて、「(被害者が消息を絶った夜に)第三者から傷害を受けた可能性がある」などと話した。

米原タンク殺人 被告人質問血痕に集中 滋賀 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://backupurl.com/e748xr
11月12日

森田被告はブレーキドラムの血痕について弁護側から聞かれ、「『友人がタイヤ交換をしてくれる』と言うので、昨年5月3日に小川さんに車を預けた。小川さんは『鉄をけった』などと話し、足にばんそうこうをしていた」と説明し、その際に血が付いたことを示唆した。
一方、検察側は「不倫相手の小川さんが森田被告の家に、車を取りに来るのに抵抗はなかったのか」「作り話ではないのか」と厳しく追及した。
地裁で11日にあった会社員森田繁成被告(41)の裁判員裁判で、坪井祐子裁判長は12日午前に行う3回目の被告人質問を非公開にすることを明らかにした。非公開の理由は「公序良俗に反する恐れがある」とした。刑事訴訟法の専門家は「裁判員裁判で、非公開とされたケースは聞いたことがない」としている。
裁判は憲法で公開が原則とされるが、「裁判官が公序良俗に反する恐れがあると判断した場合、非公開にできる」との例外規定もある。
土本武司・筑波大名誉教授(刑事訴訟法)は「裁判の非公開は、性犯罪や著しく残酷な事件で、被害者側の心情に配慮するなどの合理的な理由があれば認められる。裁判員裁判の趣旨からすれば、評議を開いて裁判員も一緒に判断したのではないか」と話している。

11月12日(金)の記事
米原殺人事件公判は非公開

裁判員裁判5日目の12日は朝から被告人質問が行われましたが、「公序良俗に反する恐れがある」として公開停止措置がとられ、非公開のまま、2時間にわたって行われました。休憩を挟んで午後1時に再開された公判は、通常通り公開で行われ、被告の乗用車に残った血痕やルミノール反応について検査を行った県警の科捜研研究員や鑑定人が証言しました。この中で鑑定人の男性は、車内で殺害されたというほどの血痕量ではないとしながらも初期の暴行によって若干量の血液が付いたことも考えられると述べました。

米原タンク殺人 被告の車鑑定結果説明 第5回公判 午後の審理は公開に 滋賀 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/101113/shg1011130200002-n1.htm
http://megalodon.jp/2010-1115-0354-21/sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/101113/shg1011130200002-n1.htm
11.13 02:00

被告人質問が非公開となったため、傍聴人らは「いつから公開されるのか」「公開のときどう確認すればいいのか」などと地裁職員に詰め寄る姿も。被告人質問は午前9時50分ごろから正午ごろまで行われたが、甲賀市の男性会社員(36)は「今後自分が裁判員裁判にかかわるかもしれない。理由を説明してほしい」と話した。
午後からの審理では、検察側は、森田被告が、事件が起きたとされる昨年6月10日夜、着ていた衣服を自宅裏の洗濯機に入れたが、逮捕後に押収した際に血痕が付着していないと弁護側が主張していることにからみ、血液が付着した衣服を洗濯機で洗うと血液反応がなくなるかどうか研究員に質問。研究員は「なくなることもある」と述べた。
一方、被告の車のブレーキドラムから検出された被害者の血痕について、森田被告は11日の公判で、「被害者の友人に車を預けた際、被害者が『友人とけんかして鉄をけった』と言っていた」と理由を説明したが、鑑定人は裁判長の質問に答え、ブレーキドラムに擦過状の跡がないことから「考えにくい」とした。
                   ◇
■第5回公判詳報
《午前9時50分から正午ごろまで非公開で被告人質問。傍聴人らは法廷前廊下などで被告人質問が終わるまで待機した。昼休みを挟み、午後1時から通常通り公開された》
◆検察側が県警科捜研総括研究員の男性を証人尋問(研究員は今年7月28日に被告の車のシートの血液付着状況などについて、地裁から依頼を受け鑑定した)
《被告の車の座席シートなどについて、試薬を血痕にかけると、青白く発光するルミノール反応の写真をモニターに表示。肉眼で見えない血痕を探すため、鑑識などに使われる》
研究員「助手席シートの背もたれの部分3カ所に(ルミノール反応などで)血液の付着が認められた」
検察官「血液が付いた着衣を洗濯機を使い、洗剤で洗えばルミノール反応が出なくなることはあるのか」
研究員「反応がなくなることもある」
検察官「水だけで洗った場合も(ルミノール反応が出なくなることは)あるのか」
研究員「血液が1万倍以上に希釈されると、反応が出なくなることもある」
検察官「衣類に血液が付着してから洗うまでの時間の影響はあるか」
研究員「早く洗えば染みと一緒で早く抜ける」
◆弁護側が同じ研究員を証人尋問
弁護人「洗濯槽に水をため血液が付着した衣服を入れて一晩つけた場合、つけていた水に血液が残ることはあるか」
研究員「(つけていた水に血液が)残ると思う」
◆裁判官が同じ研究員を証人尋問
男性裁判官「ルミノール反応はどんなに古い血でも出るのか」
研究員「古い血の方がよく出る」
◆被告の車のルミノール反応を鑑定した専門家の鑑定人が鑑定結果を報告
鑑定人「被告の車の助手席からはルミノール反応があった。ゴムマットにも反応があった。助手席の中に入っているスポンジにも血痕があったが、多量の血痕ではないと思う」
《被告の車の左後輪のブレーキドラムの写真をモニターに表示。ブレーキドラムに点状の血痕が見える》
鑑定人「点状の血痕は、液状の玉が飛んできたものと考えられる」
◆弁護側が鑑定人に質問
弁護人「(助手席シート内のスポンジから検出された血液は)少量か」
鑑定人「車の中で殺害したほどの血痕量ではない」
弁護人「(助手席の背もたれ上の枕状部分にあたる)ヘッドレスト部分にルミノール反応はあるか」
鑑定人「はい」
弁護人「被告は『鼻血をぞうきんでふいた』と言っているが矛盾はしないか」
鑑定人「はい」
弁護人「被告は(助手席シートの血について)鼻血などと言っているが、反応は矛盾しているか」
鑑定人「矛盾しない」
◆検察側が鑑定人に質問
検察官「助手席(シート)のルミノール反応が出るのは、(殺害した)初期の暴行で出血し、血が付着した場合は」
鑑定人「(そうも)説明できる」
検察官「ブレーキドラムの血痕は(鑑定人の)経験からすると、どのくらい経過したものか」
鑑定人「比較的新しい。1週間前後」
◆裁判員や裁判長が質問
男性裁判員「車後方のタイヤ付近で殺害が起こったとすると、どのようなことが考えられるか」
鑑定人「血液の玉が飛んで付いたと考えられる」
裁判長「実際はブレーキドラムにもう1カ所血痕が見つかっているが、どういう事情で付着したのか」
鑑定人「(可能性としては)細いところを通り抜けたか、もう1カ所の血痕と同じ方向から斜めに飛んできて二手に分かれたか」
裁判長「(被告が11日の公判で、昨年5月に被害者の友人に車を預けた際、被害者が『友人とけんかして鉄をけった』と言っており、付着した理由として挙げていたが)直接(ブレーキドラムを)けって血が付いた可能性は低いか」
鑑定人「けがして血が付けば(車が)擦過状になるが、(擦過状の跡がなく、けって血がついたとは)考えにくい」
裁判長「(車の助手席で)鼻血などをふき取ってもこのようなルミノール反応は出るか」
鑑定人「はい」
裁判長「暴行してふき取った場合も矛盾はないか」
鑑定人「はい」
裁判長「ブレーキドラムや助手席の血の最も合理的な理由は」
鑑定人「外部(ブレーキドラム)は近くで何かがあった。内部(助手席)は今までの話(鼻血などをふき取ったことや、車内で暴行されて血が付着しふき取ったこと)と矛盾はない」

裁判員裁判:米原の排水槽殺人 車内の血痕、原因絞れず 鑑定の大学教授証言 /滋賀 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101113ddlk25040440000c.html
http://megalodon.jp/2010-1115-0342-06/mainichi.jp/area/shiga/news/20101113ddlk25040440000c.html
11月13日6時0分
検察側によると、左後輪のブレーキドラムに2カ所▽助手席ドアの内側▽助手席のリクライニングレバー付近▽前席中央部▽助手席のシートをはがした中のスポンジ▽フロアマット--から見つかった血痕が、小川さんのDNA型と一致した。
このうち、車内の血痕をふき取った跡について、弁護側は「鼻血をふき取ったという被告の言い分と矛盾するか」、検察側は「暴行によって付着した血をふき取ったと説明できるか」などと質問。車を鑑定した弁護側証人の林葉康彦・九州女子大教授は「いずれも可能性がある」と述べた。
一方、地裁はこの日の被告人質問を非公開とし、法廷の入り口に「公開停止」の張り紙をして施錠した。理由は明らかにしていない。傍聴に訪れた大津市の自営業の男性(45)は「有罪か無罪かを争う裁判だけに、地裁は説明不足ではないか」と話していた。

11月13日
地方版

米原女性殺害、検察・弁護側が全面対決 京都新聞
http://megalodon.jp/2010-1115-0408-39/www.kyoto-np.co.jp/country/article/20101113000022
11月13日 08時55分

11月13日

左後輪内側のブレーキドラム2カ所にあった血痕について、森田被告はこれまでに、小川さんがけってけがをした時に付いた可能性を示唆。林葉教授は血の付着状況から「けって付いた可能性は考えにくい」と話した。
また助手席シートなどに数カ所あった車内の血痕は「小川さんや私の鼻血など」とする森田被告の主張について、林葉教授は「矛盾しない」と述べた。しかし検察側が「軽度の暴行で生じたと考えられるか」と問うと、「それも考えられる」と答えた。

米原タンク殺人 血痕鑑定の大学教授尋問 裁判員法廷から 滋賀 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://backupurl.com/n27pg5
11月13日

弁護側が請求した鑑定人の林葉康彦・九州女子大教授は「血痕にはふき取られた跡があり、車内で殺害されたにしては量が少ない」と証言。弁護側から「ぞうきんなどでふいて広がった、とする森田さんの説明に矛盾するか」と聞かれ、「矛盾しない」と答えた。
これに対して、検察側は「被害者がめった打ちにされる前に車内で暴行があり、(その時の)血をふき取ったのでは」と質問し、林葉教授は「それも考えられる」とした。
林葉教授は福岡県警科捜研時代に、車のそばで被害者が撲殺された事件で担当した鑑定にも言及。当時は「車に残された血痕は1滴だった」とし、今回の事件と同様、車の外側に少量の血痕が残ったと証言した。
男性裁判員の一人が「ホイールに付かず、タイヤの内部に血があったのはなぜか」と尋ねると、林葉教授は「血液が飛散したと考えられる」と答えた。
地裁はこの日、検察側から請求された車のマット5枚を証拠として採用した。

11月13日

午前の森田繁成被告(41)の被告人質問は「公序良俗に反する」という理由で、傍聴者を入れない非公開で行われた。報道陣や傍聴に来た市民らは、午後1時まで法廷の外で待たされ、公判の内容についても裁判所から説明はなかった。午後には、県警科学捜査研究所(科捜研)研究員と鑑定人が証言。被告の車内に血痕がついた原因について見解を述べた。次回公判は15日午前10時から。
かつて福岡県警科捜研で勤務し、生化学を専門とする大学教授が鑑定人として出廷した。鑑定人は、森田被告の車内の血痕について弁護側から、被害者の小川典子さん=当時(28)=の鼻血をふいた可能性、検察側から殺害前の初期の暴行でついた可能性をそれぞれ問われ、いずれの場合でも説明がつくと証言した。
鑑定人は、助手席やゴム製マットで青白く光るルミノール反応の写真を示し「間違いなく陽性。ふき取ったあとが見られる」と述べた。「助手席のルミノール反応の血液は少量か」との弁護側の問いに「車内で殺害したほどの量とは考えない」と回答。「鼻血をぞうきんでふいたという説明は矛盾しないか」との質問に「1滴や2滴でも、ふき取ればこうなる」と述べた。
検察側が「殺害前の初期暴行で流れた血の可能性は」と問うと、鑑定人は「それなりに説明できる」と答えた。
被告の車の左後輪ブレーキドラムに残る小川さんの血痕について、坪井裁判長が写真での判断を求めると、鑑定人は「けってついた擦過傷ではなさそう」と述べた。
被告は前日の公判で「典子さんが鉄をけった」「小川さんの友人が被告の車のタイヤ交換してくれた。戻ってきた小川さんが左足親指にばんそうこうをしていた」と説明し、タイヤ交換の際についた可能性を示唆していた。検察側は「後輪近くで小川さんの頭などをめった打ちにした際、血液が飛び、付着した」と主張している。
一方で、検察側の証人として県警科捜研の研究員も出廷。ルミノール反応は1万倍に濃度を薄められたり、洗濯機で血を洗い流してしまえば検出されない可能性があることを証言。専門用語を使った難解な説明のやりとりに、裁判員はときおり険しい表情を見せていた。
◆傍聴人「非公開の理由説明を」
非公開で行われた午前中の被告人質問。法廷の扉についた小さなのぞき窓も、白い紙で中から目張りされ、扉には「公開停止」の紙が張り出された。
雨の中、傍聴券を求めて並んだ市民の中からは、被告人の話が聞けず、残念がる声が上がった。
草津市の会社員多田尚史さん(45)は「昨日も傍聴して、聞けないのは分かっていた。非公開にすることがあるのは仕方がないと思うが、理由をかみ砕いて説明してほしい」と話した。
野洲市のパート社員大木康至さん(62)は「事件に興味があって、休みを取ってきたのに、来てみたら非公開で驚いた。公平な裁判が行われているのか、気になる」と語った。
最終更新:2010年12月11日 20:43
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