(2010/12/02-19:23)
2010年12月2日13時14分
毎日新聞 2010年12月2日 13時21分(最終更新 12月2日 13時59分)
(2010年12月2日13時22分 読売新聞)
2010/12/02 13:43
【共同通信】
【 2010年12月02日 13時58分 】
2010.12.2 14:00
2010年12月2日 夕刊
毎日新聞 2010年12月2日 大阪夕刊
2010年12月2日
交際男に懲役17年 米原・タンク殺人
( 2010/12/02 15:14 更新)
12月2日 16時31分
(12/02 17:11)
滋賀・米原市し尿タンク女性殺害事件裁判員裁判 勤務先の上司だった男に懲役17年の判決
(12/02 17:47 関西テレビ)
< 2010年12月2日 18:30 >
米原タンク殺人に懲役17年 大津地裁判決
(12/02 18:40)
12月02日 19時01分
12月02日 19時01分
12月02日 19時01分
<滋賀>米原タンク殺人 無罪主張の男に懲役17年
(12/2 19:22)
(2010/12/02-19:23)
米原タンク殺人 無罪主張の被告に懲役17年
( 2010/12/02 19:33 更新)
2010年12月02日(木)の記事
2010/12/3 1:47
2010.12.3 02:23
2010.12.3 02:23
2010.12.3 02:24
2010.12.3 02:26
(2010年12月3日 読売新聞)
毎日新聞 2010年12月3日 東京朝刊
◇意義が大きい裁判員の判断--元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授の話
典型的な否認事件だが、裁判員が状況証拠だけで有罪を認定した意義は大きい。車に残された血痕や似た車の目撃情報など一つでも欠ければ無罪になった可能性もある。欧米のように否認事件が増えると、初めて裁判に参加する裁判員が事実認定をするのは大変難しい。捜査機関が自白依存から脱却し、今まで以上に客観的証拠の収集に努める必要がある。
毎日新聞 2010年12月3日 地方版
毎日新聞 2010年12月3日 地方版
◇「判決の朝まで迷った」遺族と被告の訴えの間で
約1カ月にわたる長期審理に臨んだ裁判員らは閉廷後の会見で「(判決の)朝まで、被告は無実かもしれないと迷った」と苦しい胸の内を語った。【
閉廷が告げられると、長身の被告は崩れ落ちるように椅子に座り込み、裁判員らが姿を消したドアを力なく見つめた。1時間半に及んだ判決公判。被告は終始うつむいて判決を聞いた。
被告を見つめた女性裁判員(35)は「(判決言い渡し後)顔を上げた被告が、今までのような堂々とした表情ではなかったのが印象に残った」と、人を裁く難しさを話した。
判決は、被告供述を不自然とする一方、被告を矯正困難とする検察側主張にも疑問を呈した。
毎日新聞 2010年12月3日 地方版
2010年12月3日
2010年12月03日
2010.12.3 13:06
森田被告は勤めていた会社から3日付で懲戒解雇された。
2010年12月3日
(2010年12月 3日 15:09)
2010年12月03日(金)の記事
米原タンク殺人裁判 被告が控訴
「私は殺していません」。森田被告の言葉で、無実を訴える人を裁くという難しい裁判が始まった。被告は表情を変えず、本心が見えなかった。「これは厄介だ」と思ったが、裁判員の質問を聞く間に、それが杞憂(きゆう)だと感じ始めた。
女性裁判員の一人が「交際相手が殺された気持ちは」と問い、被告が答える間、その心の奥底を探ろうとするような視線で、被告の顔を見つめ続けた。
結審後、判決日の朝まで評議して出した結論には、自らの感覚で被告の有罪を確信した裁判員の意見が多く取り入れられた。裁判長が判決文を読み上げる間、裁判員は被告を見つめ、手元の判決文を確認した。自分たちの「思い」を受け止めてほしい、というような表情に見えた。
判決には「罪に背を向けようとし続ける被告人に、その責任に直面させる必要がある」という彼らの〈思い〉が盛り込まれていた。
(2010年12月4日 読売新聞)
2010.12.8 02:03
6人の裁判員は当初、男性4人、女性2人で始まったが、初公判後、理由は明らかにされていないが男性裁判員1人が解任され、新たに女性裁判員が入り、男女3人ずつとなった。
裁判員の表情に最も動きがあったのは、被害者家族の証人尋問だ。被害者の母が、生前の小川さんの言動や事件後の遺族の苦しみなどを語ると、女性裁判員がハンカチで涙をぬぐった。遺族の姿は、傍聴席からはついたてで仕切られ、見ることはできなかったが、すすり泣く声が聞こえた。ついたてがなく、直接遺族と対面した裁判員は胸を打たれたのだろう。
これまで見た刑事裁判では、出廷した人たちの表情は淡々としており、感情の現れに少し驚いた。
弁護側は、男性2人、女性1人が裁判に臨み、証人尋問では、3人が交互に尋問。3人とも落ち着いた話しぶりで、証人に話しかけたが、裁判長が証人尋問を迅速にするよう求めると「肝心なことを聞いています」と声を荒らげる場面もあった。
一貫して無罪を主張した森田被告は、初公判から判決まで、黒のスーツ、紺のネクタイの同じ服装で通した。視線を下方に落とし、被害者家族の証人尋問でも、検察側の証拠調べでも、一切表情を変えることはなかったが、判決を不服として判決当日に大阪高裁に控訴した。
傍聴席には毎回、被告の妻の姿があった。被告人質問の内容を聞き逃すまいと、やりとりをメモ。検事の追及に被告が窮すると、手を止め、時折首をかしげるそぶりも見せた。被告は退廷する際、常に妻の方を振り返り、小さくうなずいた。一方、傍聴席からの視線を遮るついたての奥には、被害者参加制度を申請した被害者の母と妹が座っていた。
被告人質問は5日間に及んだ。最後の第8回公判で、女性裁判員が「妻子ある身で親しくしていた女性が殺されたことをどう思うか」と質問。被告が「彼女の命を返してほしい。その気持ちは一生消えない」と答えると、男性裁判員は「妻と離婚したくないという理由は?」と続けた。「私は妻を愛しているし、妻も私を愛している。私の責任。2人に対して間違ったことをして申し訳なく思う」。ついたての奥からすすり泣く声が漏れた。
6人の裁判員全員が被告の顔を注視する。裁判員の一人が「あなたの子どもも傷付いていると思うが……」と問いかけると、それまで感情を表に出さなかった被告が突然、泣いた。初めて見せた父親としての素顔に裁判員は驚いているように見えた。厳しい表情を一瞬緩めたり、涙の真意を測りかねるように被告を凝視する裁判員もいた。
第9回公判では、検察官が事件の3カ月後に亡くなった被害者の父の供述調書を読み上げた。「本当に幸せだった。毎年のように家族で旅行した。生きていてさえくれれば」。女性裁判員はハンカチで涙をぬぐった。裁判員の手元モニターには何らかの写真が映し出されている。法廷のモニターには映らなかったが、裁判員の表情から、幸せそうな被害者か家族が映っているであろう写真の内容が伝わってきた。
毎日新聞 2010年12月14日 地方版
滋賀県で女性会社員の遺体が汚泥タンク内から見つかった殺人事件では、大津地裁が今月2日、交際相手だった被告の車に付いた女性の血痕などから「被告と犯人との結びつきを強く示す事実」と判断。無罪を主張した被告に懲役17年(求刑・無期懲役)の実刑判決を言い渡した。
一方、最高裁は今年4月、大阪市で起きた母子殺害事件の上告審で、状況証拠による事実認定について、「被告が犯人でなければ説明がつかないような事実がないなら、有罪にすることはできない」との立証基準を提示。1審の無期懲役、2審の死刑判決をいずれも破棄し、審理を大阪地裁に差し戻した。
(2010年12月9日 読売新聞)
2010年12月24日
「本当はどうか考えてしまい、早く寝たくて酒の力を借りた」
今月二日、大津地裁で開かれた女性殺害事件の判決公判。その後の記者会見で裁判員の男性が重圧の日々を振り返った。
女性が頭を鈍器のようなもので殴られ、汚泥タンクに落とされた事件。被告は無罪を主張し二十九日間の長期裁判となった。この間に十一日間の公判と、非公開の五日間ほどの評議に参加した。そうでない日も事件が頭をよぎっただろう。求刑は無期懲役、判決は懲役十七年だった。
最終更新:2010年12月11日 21:26