2011.1.4 21:29
乗用車がワゴン車の走行車線に対向車線側から入り込み、衝突した可能性が高いことが4日、県警の調べで分かった。2台は並走しながら何らかの原因で衝突したとみられていたが、後続車の運転手が事故を目撃していた。
県警によると、現場付近は片側2車線の直線で、ワゴン車が中央車線側を走行中、対向車線側のガソリンスタンド付近から、乗用車がワゴン車の走行車線に入り込み、衝突したという。ワゴン車は歩道に乗り上げ、防護柵を突き破って池に転落。乗用車はガソリンスタンドに引き返した。
また、転落現場の交差点の信号はワゴン車の進行方向が青だったことも目撃証言で新たに判明。ワゴン車はスピードを緩めないまま乗用車と衝突したとみられる。
福岡県警は4日、ワゴン車は対向車線を横切り進入してきた乗用車と衝突したとの目撃情報が寄せられたことを明らかにした。乗用車は対向車線側にあったガソリンスタンド付近から出てきたという。
乗用車は左前部、ワゴン車は右側面の損傷が激しいことなどから、乗用車がワゴン車の車線に進入しようとして衝突した可能性があるとみて、県警は生存者からも詳しく事情を聴くなど慎重に調べる。
県警によると、目撃したのはワゴン車の約80メートル後ろを走っていた車の女性=同県=で、県警は昨年12月29日に女性の立ち会いを得て実況見分を行った。
2011/01/04 22:12 【共同通信】
2011年1月4日 22:15
1月5日 5時15分
当初、双方の車は片側2車線の道路を並んで走っていたとみられていましたが、警察のその後の調べで、乗用車が道路脇から出てきてワゴン車と衝突した可能性が高いことが分かりました。
警察は当初、双方の車は片側2車線の道路を同じ方向に並んで走っていたとみていましたが、ワゴン車の後ろを走っていた車のドライバーの目撃証言や現場検証の結果、乗用車は道路右側のガソリンスタンド付近から出てきてワゴン車に衝突した可能性が高いことが分かりました。ワゴン車は2車線のうち中央線側を走っていたということで、警察は乗用車が十分な注意を怠って道路に進入した疑いがあるとみて調べています。
福岡県警は4日、事故を目撃したワゴン車の後続車の運転手が「乗用車が右側のガソリンスタンド方向から出てきてワゴン車と衝突した」と証言していることを明らかにした。県警は運転手の立ち会いをもとで実況見分を実施し、証言が事故現場の状況などと一致するため信用性が高いと判断したという。
目撃者は県内在住の女性で、昨年12月28日に情報提供した。県警によると、女性は衝突地点から約250メートル手前の交差点で、赤信号のためワゴン車の隣に停車。その後、ワゴン車の後方を走っていたところ、右側のガソリンスタンド方向から県道に出てきた乗用車とワゴン車が衝突したという。
女性は事故を目撃した直後に現場を通過。乗用車がガソリンスタンド方向に行くのをバックミラーで確認したが、ワゴン車が池に転落したことには気づかなかった。ワゴン車と女性の車の車間距離は約80メートルで、衝突地点の先の交差点の信号は青色だったという。
県警は事故車両の破損状況などから、乗用車とワゴン車が並走していて衝突した可能性もあるとみていた。
また、現場近くの店舗の防犯カメラには、事故直前に追い越し車線を現場方向へ走る車1台が映っており、数秒後に衝突音に驚いて窓から店外を見る店員の姿も録画されていた。
2011年1月5日
毎日新聞 2011年1月5日 西部朝刊
ワゴン車の後続車の女性が「乗用車がワゴン車の右方向から対向車線を横切って車線に入ろうとし衝突した」と証言していることが4日、県警への取材で分かった。
ワゴン車の生存者の1人は「右側を並走していた乗用車とぶつかった」と証言していたが、県警は、女性の証言や双方の車の破損状況などから、並走していた可能性は低いとみている。
県警によると、女性は事故直前、ワゴン車の約80メートル後方を走行。ワゴン車が追い越し車線を走行し、現場の交差点を青信号で通過しようとしたところ、右方向から入ってきた乗用車と衝突したという。
(2011年1月5日 読売新聞)
目撃証言 “事故状況と一致” 01/05 19:11
事故の状況が、明らかになってきました。
事故を目撃した女性の証言と、現場の状況などが一致していて、警察は慎重に裏づけを進めています。
●事故を目撃した男性
「ドーンっていう音がして、振り返ったら池に突っ込んで落ちていっている状況だった。1分もたたないうちに沈んでしまった」
警察は当初、現場の状況などから、ワゴン車と乗用車が並走していて衝突した可能性もあるとみて調べていました。
しかし、事故を目撃したという具体的な証言が得られなかったため、警察は、事故が発生したのと同じ時間帯に検問を実施して、目撃情報を集めていました。
その後、警察に新たな目撃証言が寄せられます。
●目撃者証言
「ワゴン車から見て右側にあるガソリンスタンドの方から、乗用車が出てきて衝突した」
事故を目撃したのは、県内に住む女性で、当時、ワゴン車の後ろを走っていました。
ワゴン車が交差点に差しかかろうとした際、ワゴン車の右側から乗用車が出てきたと話しています。
●林記者
「目撃証言によると、事故が起きたのは、この交差点のあたりになります。この付近で、ワゴン車の右側と衝突したとすると、乗用車はあちらのガソリンスタンドの方から出てきたことになります」
これまでの警察の調べでは、ワゴン車の右側面と、乗用車の左側前方が衝突したことがわかっています。
警察は先月29日、女性立ち会いのもと実況見分を実施。
女性の目撃情報と車の破損状況が一致していることや、乗用車を運転していた男性の自宅の位置などから、警察はこの情報の信頼性は高いと判断しました。
警察は今後、乗用車が事故の直前、どこに立ち寄っていたのかを特定するとともに、生存者の話や事故車両の鑑定結果を基に、事故の状況を慎重に調べる方針です。
【福岡】7人死亡事故で新目撃、乗用車が出て衝突か
01/05 19:31 更新
事故から10日余り。真相解明へ新たな目撃者です。
警察は衝突に関して新たな情報を発表しました。「目撃者によりますと、乗用車が反対車線にあるガソリンスタンド方向から出てきて、直進していたワゴン車に衝突したということです」。
新たな目撃情報は、ワゴン車のおよそ80メートル後ろを走っていた車の運転手から寄せられました。それによりますと、乗用車が右側のガソリンスタンド方面から出てきて、福岡方面に直進していたワゴン車と衝突したということです。警察は当初、2台は並走していたとの見方を強めていましたが、この情報を基に車の破損状況などを照らし合わせた結果、信ぴょう性が高いと判断しました。衝突状況などをさらに分析し、原因究明にあたるとしています。
乗用車はガソリンスタンドから出て衝突か 01/24 19:25
新たな目撃証言です。
目撃証言は、事故の直前に乗用車がガソリンスタンドで給油していたというもので、警察は、乗用車がガソリンスタンドから出た直後にワゴン車と衝突した可能性が高いと見ています。
●後藤記者
「ワゴン車が転落した池の向かい側にあるガソリンスタンドです。乗用車はここから道路に出た直後、ワゴン車と衝突したとの見方が強まっています」
警察は今月19日、新たに寄せられた目撃証言をもとに、男女あわせて7人が死亡した太宰府市の事故現場で実況見分を行いました。
目撃証言は、ワゴン車と衝突した乗用車が、事故の直前、ガソリンスタンドで給油をしていたというもので、運転していた男性が持っていたガソリンスタンドの会員カードの履歴からも裏づけが取れているということです。
このため警察は、ガソリンスタンドから出た乗用車が、反対側の車線を走っていたワゴン車に衝突した可能性が高いと見ています。
一方、衝突の後、池に転落したワゴン車を誰が運転していたかなどは明らかになっておらず、警察が当時の状況を慎重に調べています。
2011年02月07日
熊本市の熊本港で7日、海中への車両転落事故を想定した水難救助訓練があった。昨年12月、福岡県太宰府市でワゴン車が池に転落し7人が死亡した事故を受け、熊本市西消防署が実施し、署員ら約25人が参加した。
目撃情報を元に、潜水服を着た水難救助隊員7人が海に潜り捜索。約10分後、水深6メートルの海底で水難者に見立てた人形2体を見つけ岸に引き揚げた。
潜水救助訓練 (2011年2月7日 15:44 現在)
去年11月に福岡県太宰府市で7人が死亡した車の水没事故を踏まえ熊本市消防局が実際の事故を想定した救助訓練を行いました。
訓練ではまず、先に到着した隊員が目撃者から情報を収集、転落した場所の特定や事故状況を把握、水難救助隊が到着すると情報をもとに捜索に移りました。
水深はおよそ6メートル、透明度は1メートルをきる悪条件の中隊員は海中無線を使って地上とやりとりをし救助活動開始からおよそ20分後、2人を海から救出、訓練を終えました。
乗用車を運転していて死亡した男性(当時26歳)について、福岡県警は自動車運転過失致死傷容疑で容疑者死亡のまま福岡地検に近く書類送検する方針を固めた。また、乗車していた9人中6人が死亡したワゴン車側にも過失があったとして、事故時に運転して死亡した男性(同18歳)を同容疑などで書類送検する。
県警によると、ワゴン車は県道を直進中、右側のガソリンスタンド付近から出てきたとみられる乗用車と衝突した。その勢いでワゴン車は左前方の転落防止柵を突き破り、県道脇の池に転落した。ワゴン車に乗っていた9人のうち、生後6カ月の男児を含む6人が死亡。乗用車を運転していて救助のために池に飛び込んだとみられる男性も死亡した。
捜査関係者によると、乗用車の男性はガソリンスタンド付近から県道に出る際、前方不注意のまま運転していた疑いがある。
現場は見通しのよい緩いカーブで、ワゴン車を運転していた男性も、前方に注意していれば事故を避けられた可能性があるとみている。
さらにワゴン車は定員7人を超える9人を乗せ、生後6カ月の男児がいながらチャイルドシートも装着していなかったとしている。
毎日新聞 2011年2月15日 西部朝刊
【福岡】7人死亡事故、双方の運転男性を書類送検へ
02/15 12:16 更新
警察が、双方の車を運転し死亡した男性2人について、自動車運転過失致死などの疑いで近く書類送検する方針を固めたことがわかりました。
警察は、目撃者の証言などから対向車線のガソリンスタンド側から出てきた乗用車が、直進中のワゴン車に衝突したとみて捜査を進めていました。その結果、乗用車とワゴン車を運転していた男性2人について、ともに前方不注意の可能性があるなどとして、自動車運転過失致死などの疑いで近く容疑者死亡のまま書類送検する方針を固めたということです。
2011.2.15 12:27
福岡県警は15日までに、自動車運転過失致死傷容疑で、乗用車を運転していた男性=当時(26)=と、ワゴン車運転の少年=当時(18)=をいずれも被疑者死亡のまま、近く書類送検する方針を固めた。捜査関係者が明らかにした。
事故は昨年12月24日午後11時40分ごろ発生。太宰府市の県道を、定員を2人超える9人を乗せて走行中のワゴン車が乗用車と衝突し、ワゴン車が道路脇の池に転落、17~18歳の男女5人と、生後6カ月の男児が死亡した。
乗用車の男性も死亡、救助のため飛び込んだとみられる。
県警に寄せられた目撃情報によると、乗用車はワゴン車の進行方向右側にあるガソリンスタンドから出て、対向車線を横切る形でワゴン車の車線に進入した。乗用車は左前部、ワゴン車は右側面の損傷が激しかった。
このため県警は、乗用車とワゴン車の双方の運転手が、前方をよく見ていれば事故を避けられた可能性があるとして、2人を送検することにしたという。
2011.2.15 12:27
太宰府7人死亡事故で書類送検へ TNC 2011/02/15 12:30:00
警察は双方の車の運転手に前方不注意などの過失があったとして男性2人を容疑者死亡のまま自動車運転過失致死容疑で書類送検する方針
福岡県警が双方の車を運転していた男性2人=いずれも死亡=について、自動車運転過失致死傷などの容疑で近く書類送検する方針を固めたことが15日、県警への取材で分かった。
事故後に池に飛び込んだとみられる乗用車の男性=当時(26)=も亡くなった。(2011/02/15-12:45)
2011年2月15日13時6分
[時事通信社]
[ 2/15 15:53 福岡放送]
警察は、双方の運転に過失があると判断し、2月中にも双方の運転手を容疑者死亡のまま書類送検する方針です。
警察によりますと、ワゴン車は県道を直進中、前方右側のガソリンスタンド付近から出てきたと乗用車と衝突し、そのまま池に転落したとみられています。
【福岡】双方の運転男性書類送検へ 太宰府7人死亡
02/15 18:53 更新
警察は、死亡した双方の車の運転手を自動車運転過失致死容疑などで書類送検する方針です。
警察が事故の原因を調べた結果、運転していた男性2人について、ともに前方不注意の可能性があるなどとして、自動車運転過失致死などの疑いで、近く容疑者死亡のまま書類送検する方針を固めました。
2011年2月17日 19:45
筑紫野署は18日にも乗用車を運転していた男性(26)と、ワゴン車を運転していた少年(18)を容疑者死亡のまま自動車運転過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
2人の送検容疑は前方不注意で運転し、男性はワゴン車の6人を死亡させ、少年は同乗していた5人を死亡させた疑い。
事故は同12月24日午後11時40分ごろ、同市向佐野4丁目で発生。捜査関係者によると、ワゴン車は片側2車線の右側車線を走行し、対向車線側にあるガソリンスタンドから合流して来た乗用車と、ほぼ並走状態で衝突した。反動でワゴン車は県道沿いの池に転落した。
現場は見通しの良い直線道路で、県警は両運転者ともに前方不注意に当たると判断したという。
乗用車の男性は救出のために池に飛び込み、死亡したとみられるという。
=2011/02/17 西日本新聞=
警察は18日、自動車運転過失致死の疑いで双方の運転手を容疑者死亡のまま書類送検しました。
警察によりますと、直進していたワゴン車が、その前方右側から出てきた乗用車と衝突したとみられています。警察は乗用車を運転していた当時26歳の男性とワゴン車を運転していた18歳の少年の双方に前方不注意の過失があったと判断しました。
[ 2/18 15:08 福岡放送]
2011.2.18 16:54
筑紫野署は18日、自動車運転過失致死容疑で、乗用車を運転していた男性=当時(26)=と、ワゴン車を運転の少年=同(18)=を、いずれも容疑者死亡のまま書類送検した。
乗用車の男性の送検容疑は、昨年12月24日午後11時40分ごろ、太宰府市の県道脇にあるガソリンスタンドを出る際、左右の安全を確認せずに進入し、ワゴン車と衝突。ワゴン車を道路脇の池に転落させ、6人を死亡させたとしている。
ワゴン車の少年の送検容疑は、前方不注意のため乗用車の進入に気付かずに衝突、ワゴン車を池に転落させて同乗者5人を死亡させたとしている。
【福岡】7人死亡事故、車運転の双方男性を書類送検
02/18 19:00 更新
警察は18日、双方の車を運転していた男性を容疑者死亡のまま、自動車運転過失致死容疑で書類送検しました。書類送検されたのは、乗用車を運転していた太宰府市の26歳の男性と、ワゴン車を運転していた八女市の18歳の男性です。警察によりますと、去年12月24日に起きた事故では、乗用車と衝突したワゴン車が池に転落し、乗っていた6人と助けようと池に飛び込んだ乗用車の男性が死亡しました。車の損傷状況や目撃者の証言から、警察は、給油を終えてガソリンスタンドから右折してきた乗用車と、右側から走ってきたワゴン車が衝突したと判断。乗用車とワゴン車を運転していた男性がともに、左右の安全確認を怠ったのが事故の原因とみて、容疑者死亡のまま書類送検しました。
乗用車とワゴン車の運転手 書類送検 02/18 19:06
警察はきょう、それぞれの車の運転手を、自動車運転過失致死の疑いで書類送検しました。
警察は、生存者や目撃者の証言などから、道路沿いのガソリンスタンドから出た乗用車が、走っていたワゴン車に衝突したものと見ています。
警察がその後、実況見分を行うなどして調べたところ、乗用車の男性がガソリンスタンドを出た際、前方不注意のまま運転した疑いが強まり、きょう、自動車運転過失致死の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検しました。
また、ワゴン車を運転していた18歳の少年についても、安全確認を怠った疑いで、容疑者死亡のまま書類送検しています。
02月18日 19時11分
警察は18日、双方の車のドライバーが安全確認を怠ったことが事故の原因だとして、2人を容疑者死亡のまま自動車運転過失致死の疑いで書類送検しました。
この事故は、去年12月24日の深夜、太宰府市の県道でワゴン車が乗用車と衝突して道路脇の池に転落し、ワゴン車に乗っていた生後6か月の赤ちゃんや運転していた18歳の少年を含む6人が死亡し、乗用車のドライバーも救助しようとして池に飛び込み死亡したものです。
警察が事故の状況を調べた結果、ワゴン車が道路の中央よりの車線を走っていたところ、右側にあるガソリンスタンドから出てきた乗用車と衝突したことがわかりました。
このため警察は18日、双方の車が前方の安全確認を怠ったことが事故の原因だとして、▼ワゴン車を運転していた18歳の少年と▼乗用車を運転していた26歳の男を、自動車運転過失致死の疑いで福岡地方検察庁に書類送検しました。
2人はいずれも死亡していることから、容疑者死亡のまま2人の書類が検察庁に送られました。
双方の運転手を書類送検 TNC 2011/02/18 19:20:00
警察は18日、双方の車を運転していた男性2人について、前方不注意の過失があったとして、容疑者死亡のまま書類送検した。
県警交通指導課と筑紫野署は18日、双方の運転手が安全確認を怠ったとして、自動車運転過失致死容疑で、乗用車を運転した同市のアルバイト男性=当時(26)=とワゴン車を運転した同県八女市の少年=同(18)=を被疑者死亡のまま福岡地検に書類送検した。
県警によると、事故は昨年12月24日深夜に発生。乗用車が交差点近くのガソリンスタンドから右折して県道に進入し、直進中だったワゴン車の右側面に衝突した。
乗用車の男性は事故後、池に飛び込み死亡した。双方の運転手にいずれも前方不注意の疑いがあるという。(2011/02/18-19:38)
2011年2月18日19時41分
[時事通信社]
筑紫野署は18日、自動車運転過失致死容疑で、乗用車を運転の男性(当時26)と、ワゴン車を運転の少年(同18)を、いずれも容疑者死亡のまま書類送検した。
事故は昨年12月24日午後11時40分ごろ発生。筑紫野署によると、ワゴン車は、父親が所有者となっている別の少年(同18)が当初運転していたが、佐賀県鳥栖市内のコンビニで運転を交代していた。事故を起こした少年は免許取得後約7カ月で、現場の制限速度50キロを超えるスピードで走っていた可能性があるという。
一方の乗用車は、ワゴン車の進行方向右側のガソリンスタンドで給油後、右折しながら県道に進入。2車線ある県道の右側の車線を走ってきたワゴン車の右側面に、車の左前部が衝突、ワゴン車はガードパイプを突き破って池に転落した。
ワゴン車には定員7人を上回る9人が乗っていた。生存の3人は2列目と3列目の座席にいたという。
乗用車の男性の送検容疑は、ガソリンスタンドを出る際、左右の安全を確認せずに進入しワゴン車と衝突。ワゴン車を道路脇の池に転落させ、6人を死亡させた疑い。
ワゴン車の少年の送検容疑は、前方不注意のため乗用車の進入に気付かずに衝突、ワゴン車を池に転落させて同乗者5人を死亡させた疑い。
ワゴン車で死亡したのは、17、18歳の男女5人と生後6カ月の男児。乗用車の男性も死亡したが、救助のため池に飛び込んだとみられる。(共同)
[2011年2月18日20時51分]
同県警筑紫野署は18日、乗用車を運転していた太宰府市のアルバイト男性(当時26歳)とワゴン車を運転していた八女市の少年(同18歳)を容疑者死亡のまま、自動車運転過失致死容疑で福岡地検に書類送検した。
発表によると、男性は12月24日午後11時40分頃、太宰府市向佐野のガソリンスタンドから県道に入り、安全確認を十分に行わず走行してワゴン車に衝突。ワゴン車は池に転落し、車内にいた17~18歳の高校生ら5人と、6か月の乳児の計6人を水死させた疑い。
同署は、ワゴン車を運転していた少年も安全確認が不十分だったとみて、同容疑を適用した。
ワゴン車には9人が乗っていたが、3人は自力で脱出。男性は事故直後、救出のため池に飛び込んだとみられ、池から水死体で見つかった。
(2011年2月18日22時33分 読売新聞)
2011/2/19 2:04
乗用車はガソリンスタンドから県道に進入した直後に、ワゴン車と並走に近い形で衝突していたことが18日、福岡県警への取材で分かった。一方、ワゴン車は法定速度の時速50キロメートルを超過するスピードを出していたとみられる。
県警は同日、前方不注意で事故を起こしたとして、乗用車を運転していたアルバイトの男性(26)と、ワゴン車の農業手伝いの男性(18)について、被疑者死亡のまま自動車運転過失致死の疑いで書類送検した。
県警によると、事故の直前、乗用車は県道脇のガソリンスタンドで給油。交差点に向かって南向き車線を斜めに横切って反対側の北向き車線に入ろうとしたところで、同車線を直進してきたワゴン車と衝突した。
県警が2台の損傷状況を分析したところ、乗用車の左前部とワゴン車の右側部が並走に近い角度で衝突したことが判明。給油記録などから、乗用車はガソリンスタンドの敷地のうち、交差点から最も遠い位置から県道に進入したとみられる。
2人の送検容疑は昨年12月24日午後11時40分ごろ、太宰府市向佐野4の県道を前方不注意で運転。ワゴン車と乗用車を衝突させ、池に転落したワゴン車の男女5人と、生後6カ月の男児を死亡させるなどした疑い。乗用車の男性も救助のため池に飛び込んだとみられ、死亡した。
県警筑紫野署は18日、乗用車を運転していた太宰府市のアルバイト男性(当時26歳)とワゴン車を運転していた八女市の少年(同18歳)を容疑者死亡のまま、自動車運転過失致死容疑で福岡地検に書類送検した。
発表によると、男性は12月24日午後11時40分頃、太宰府市向佐野のガソリンスタンドから県道に入り、安全確認を十分に行わず走行してワゴン車に衝突。ワゴン車は池に転落し、車内にいた17~18歳の高校生ら5人と、6か月の乳児の計6人を水死させた疑い。同署は、ワゴン車を運転していた少年も安全確認が不十分だったとみて、同容疑を適用した。
ワゴン車には9人が乗っていたが、3人は自力で脱出。男性は事故直後、救出のため池に飛び込んだとみられ、池から水死体で見つかった。
同署は、生存者の証言からワゴン車の運転手を特定。事故を目撃した後続車の女性や、ガソリンスタンド関係者の証言、双方の車の破損状況などから事故の形態を分析した。
その結果、男性が県道沿いのガソリンスタンドで乗用車に給油した後、スタンドを出て県道を斜めに横切るように走行。衝突角度は18度だったとみられ、並走に近い状態で乗用車の左前部と、追い越し車線を走行するワゴン車の右側前部が衝突した、と判断した。
(2011年2月19日 読売新聞)
県警は18日、乗用車を運転していた同市のアルバイト男性(当時26歳)と、ワゴン車を運転していた同県八女市のアルバイト少年(当時18歳)の双方を容疑者死亡・自動車運転過失致死容疑で福岡地検に書類送検した。
送検容疑は、乗用車の男性は昨年12月24日午後11時40分ごろ、太宰府市向佐野4の県道沿いのガソリンスタンドから出る際に前方と左右の安全確認をせず、直進してきたワゴン車に衝突。ワゴン車を県道脇の池に転落させ、乗っていた6人を死亡させたとしている。
一方、ワゴン車の少年は県道を直進中に前方と左右の安全確認を怠り、右前方のガソリンスタンドから県道に出て来た乗用車と衝突。ワゴン車を池に転落させ、同乗者5人を死亡させたとしている。
県警によると、ワゴン車の右側面と乗用車の左前部が衝突。ワゴン車は左前方の転落防止柵を突き破って池に落ち、乗っていた9人のうち生後6カ月の男児を含む6人が死亡した。ワゴン車は現場の制限速度50キロを超えていたと推定されている。また、乗用車の男性は救助のため池に飛び込み死亡したとみられている。
毎日新聞 2011年2月19日 10時18分(最終更新 2月19日 11時12分)
2011年2月22日(火) 10時18分
最終更新:2011年01月10日 20:03