抜粋(老夫婦強殺・無罪判決/鹿児島 )

【動画】老夫婦強殺事件初公判で被告が全面否認|ニュース・天気|KTS 鹿児島テレビ
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2010年11月02日

検察側は、鹿児島地検ナンバーツーの江藤次席検事が自ら出廷するという異例の対応です。

午後からは現場で鑑識作業を行った警察官の証人尋問が行われ、このなかで被害者2人の遺体の写真が裁判員に示されました。今回の裁判では男性4人と女性2人が裁判員に選任されましたが、遺体の写真を見た裁判員の中には一瞬目をそらしたりため息をつく人もいました。2日の裁判で検察側は「被害者と白濵被告に面識がなかった」と述べ、金品は奪われなかった可能性が高いという見方を示しました。そして、白濵被告と事件を直接結び付ける物証として示されたのは指紋などとDNAだけでした。

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~[番外]鹿児島市夫婦強殺初公判 傍聴記~
信念得られる裁判員審理を
冒頭陳述を聞いて、検察官の苦渋が伝わってきた。物取りが目的というストーリーは、被告と被害者を結びつける何の接点もない以上、他の選択肢がないからだが、何カ所もの現金や金庫が手付かずで残された現場と相いれないという根本的な欠陥を抱える。
事件の証拠状況はなんともちぐはぐだ。犯罪の凶器をはじめ、侵入路のクレセント錠、血痕のついた電話線など犯人が触れたとみられることが確実な物には指紋がなく、指紋があったのは、金目の物にはつながらない書類やチラシなど。そしてけ倒して入れば良いのに脇の壁に立て掛けたという意味不明のガラスの破片だけだ。
血痕と無縁の指紋を説明するために、大きな音を立ててガラス戸を割って侵入し、殺害の前に「抵抗できない被害者妻の前で物色」その後殺害、電話線を引き抜くなどしているともみられるのに、なぜか物色は中止して逃走した、というおよそ強盗殺人という事件像に収まらない冒頭陳述になった。
そもそも、被害者を2人とも顔が「お面のよう」になるまでスコップでメッタ打ちする行為は、強い憎悪によることは一目瞭然(りょうぜん)だ。
説明出来ない証拠を説明しなければならない検察、指紋とDNAという「物的証拠」を前にした弁護側(冒頭陳述では偽造、問題があると言明した)ともに難しい攻防。現在予定されている手続きだけで、真実が発見できるのか疑問だ。
今日の手続きだけの傍聴で疑問がわくのは、被害者も布団を振り回して反撃し、大格闘が行われたとみられる遺体発見現場から、通常は発見される犯人の毛髪や皮膚片などに、被告の物がない点、逆に現場から採取された886点のDNA鑑定資料のすべての結果、家屋内外の足跡の主など他の犯人の疑いが残る物証の分析結果が示されていないことだ。

'10/11/03 掲載

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鹿児島市夫婦強殺 「封筒の掌紋で特定」 元鑑識課長が証言
(2010-11-05)

検察側証人として出廷した県警本部鑑識課長(当時)だった警視は事件発覚9日後に、被害者宅の整理だんすに入った封筒から採取した掌紋が、警察庁に登録された自動識別システムで一致し被告が判明したと、掌紋一致により逮捕に至ったと証言した。
弁護側は、室内から採取した毛髪の鑑定が十分尽くされていないと指摘した上で、被告が逮捕時に履いていた靴や所有する車、衣類、同居する姉宅から事件現場と直接結び付く資料の存在を尋問。警視は「明白なものはない」と述べた。
警視は、2009年6月19日から21日までの3日間で被告の指紋、掌紋10点を採取したが、警察庁のデータベースから自動的に識別するシステムに「ヒットしなかった」と説明。鑑識作業4日目の27日、封筒から検出した掌紋が、登録された被告の掌紋と一致し、29日の逮捕に至ったと証言した。4日間の鑑識活動で現場から指紋、掌紋計446点を採取、29点が比較対照可能だったと説明した。
弁護側は毛髪採取の状況を尋問。警視は「多くの毛髪を採取したが、DNA型鑑定で被告のものはなかった」と答えた。
第一発見者の三男や次男の妻も検察側証人として出廷。夫婦の遺体の発見状況などを証言。弁護側反対尋問の中で、事件後に侵入口とされる部屋とは別の部屋の縁側の鍵が開いた状態で、たんすの引き出しが引き出されていたことを指摘した。

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~[番外]鹿児島市夫婦強殺裁判員裁判2日目 傍聴記~
緩慢な審理 改善の道遠し

証人らによってしか明らかにできない親族間の確執、被害者の性格などについては、遺族への遠慮、また事件の中核に迫る発見時の状況については、証人の「記憶の減退」もあってともに隔靴掻痒(そうよう)に終わった。

'10/11/05 掲載

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鹿児島市夫婦強殺 DNA、発覚翌日採取 担当官証言
(2010-11-11)

DNA型を鑑定した県警の担当官は、事件発覚翌日に現場の網戸から細胞片を採取、DNA型の特定後に被告が逮捕され、DNA型が一致した経緯を明らかにした。
県警本部科学捜査研究所の担当官は、2人の遺体が見つかった翌日の昨年6月20日に、侵入口とされる掃き出し窓の破れた網戸から微量のヒト細胞を検出し、同21日にDNA型が判明したと説明。
同29日の逮捕後に、被告から採取したDNA資料の鑑定と一致したとし、「1京5600兆人に1人の確率」(1京は1兆の1万倍)と述べ、「一卵性双生児以外に一致する人物はいない」と証言した。

【動画】被告人の姉 証人として出廷|ニュース・天気|KTS 鹿児島テレビ
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2010年11月12日

白濵被告の姉は、被告にアリバイがなく容疑がかけられていることについて「弟の部屋に行き姿を確認していたら、こんなことにならなかった。後悔している」と話しました。
また、「弟はお年寄りを大切にするやさしい性格だった」と証言しました。
きょうは連日の公判で裁判員が疲れていることに配慮して、裁判長が検察側と弁護側に円滑に審理するよう促す場面もありました。

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鹿児島市夫婦強殺 事件前後5日被告の姿見ず 同居の姉証言
(2010-11-13)

被告と同居していた実姉ら5人の証人尋問を行った。姉は事件前後の5日間、被告の姿を見ていないことを証言した。被告の足取りは分かっていない。
被告は関東から帰郷した2008年8月下旬以降、逮捕される昨年6月29日まで同市三和町の姉夫婦宅で暮らしていた。
姉は被告の年金支給日だった同年6月15日の午前10時ごろから同19日夕まで「弟を見ていない」と証言。「19日午前4時から5時ごろ、トイレの鍵の音がカチャカチャしたので帰ってきていると思った」と述べた。
検察側は公判で犯行時間帯を18日午後7~9時ごろと特定。事件は19日午前6時15分ごろの110番で発覚した。被告は18日夜の行動について、捜査段階では「散歩していた」と供述している。
姉は19日夕になって被告の姿を確認したと話し、「年金をパチンコに使い、生活費を渡せないと謝ってきた」と明かした。「帰って来ないことが前にも1、2回あった。車で寝ていたと言っていたので、今回もそうかと思った」と述べた。「弟はきちょうめんで優しい性格。夫の介護や家事を助けてもらった」と訴えた。
尋問は傍聴席から見えないよう、証言台をついたてで遮った。

目撃者が証言「被告とは違う男だった」|ニュース・天気|KTS 鹿児島テレビ
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2010年11月15日

事件当日とされる去年6月18日の夜に不審な人物を目撃したという男性の証人が別室からモニターを通じて証言しました。
男性は「午後11時ごろ現場近くの細い道路を車で通った際に不審な人物とすれ違った」と述べ、「すれ違う時に手で顔を隠したため不審に思った。被告とは全く違う人だった」と証言しました。
不審な人物の特徴については「鼻から下の横顔がはっきり見えた」と話したうえで、「不精ひげを生やした知らない男で黒っぽい服を着ていた」と話しました。
検察側が「服に血は付いていたか」と質問すると、証人の男性は「覚えていません」と答えました。

鹿児島・夫婦強殺:「谷山神社一緒に行った」 被告のいとこ証言 /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
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2010年11月16日6時0分
白浜被告のいとこの女性ら4人の証人尋問があり、女性は被害者方を見下ろせる高台の神社に「白浜被告と一緒に行った」と述べ、検察側の「お年寄り夫婦の2人暮らしだと知り得る事情があった」との主張に合う証言をした。
16日にも証人尋問が1人予定されていたが、請求していた弁護側が「必要性がなくなった」として撤回。証人尋問はこの日で終了した。
女性は別室からモニター越しに尋問に答え、声のみが法廷に流れた。女性は当時、死亡した蔵ノ下忠さん(当時91歳)方の近くに住んでいて、白浜被告も数回訪れたことがあるという。09年1月には2人で、蔵ノ下さん方を見下ろせる谷山神社に初詣でに行ったことを、当時の手帳を見ながら振り返った。
一方弁護側は、現場付近の道が複雑なことを指摘。女性は「案内なしではわかりにくいと思う」と述べた。

毎日新聞 2010年11月16日 地方版

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鹿児島市夫婦強殺 「前夜、現場近く通る」 検察に被告供述
(2010-11-16)

被告のいとこの女性が証人出廷し「(現場近くの)谷山神社に一緒に初詣でに行った」と証言。検察側は尋問で、被告が事件前夜、現場に近いいとこ宅周辺に車で行ったという供述内容を明らかにした。
被告にアリバイはなく、事件前後の足取りは分かっていなかった。被告は「(現場に)行ったこともない」と主張している。
いとこは昨年1月から2月にかけ、計5回被告と会ったと証言。被害者宅を見下ろせる谷山神社へは、手帳に記載がある昨年1月6日に「2人で行った」と述べた。2月中旬を最後に会っておらず、検察側が「事件前日の6月17日夜、被告はあなたのアパート周辺を車で通ったと話したが、訪れたか」と質問すると、「来ていません」と答えた。
検察側が犯行時間とする18日午後7~9時から数時間後の同日午後11時ごろ、近くの住宅地を車で走行中、路地で不審者を目撃したという近所の男性も出廷。被告には似ていなかったとし、「遺族に似ていた」と証言。目撃場所は「地元の人しか知らない道」と述べた。
検察側は目撃状況を再現した結果、「車のライトの当たり方で顔は判別しにくい」と主張。似ているとされた遺族は尋問で「自宅で妻と食事をとった後、寝た。外出していない」と反論した。
いとこと目撃者の証言は、プライバシー保護のため、別室から映像と音声を中継する「ビデオリンク方式」を使って行われた。

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犯行時間帯「車で寝ていた」 鹿児島市夫婦強殺、被告人質問
(2010-11-16)

弁護側の質問に対し、被告は、検察側が犯行時間と特定した6月18日午後7~9時は、「駐車場に止めた自分の車で仮眠していた」と答えた。
弁護側の質問に対し、被告は同日早朝から事件発覚の19日朝までの行動を供述。それによると、18日は早朝から鹿児島市内を散歩し、午後6時ごろから駐車場の車内で仮眠。同10時すぎ、当時住んでいた同市三和町の実姉宅に帰って寝た。19日も午前4時半ごろから前日と同じコースを散歩したという。
事件発生前は、年金受給日だった同月15日以降、連日パチンコ店で遊び、居酒屋で酒を飲んだ後、車で寝泊まり。17日午後には所持金をほぼ使い果たし、同日夜は車で鹿児島市内をドライブした後、姉宅で就寝した。
この間、同居の姉と顔を合わさなかった。弁護人に理由を問われた被告は「(パチンコに負けた)負い目があった」と話した。

鹿児島強殺:NHK映像を証拠採用 被告側が無断申請 - 毎日jp(毎日新聞)
http://megalodon.jp/2010-1216-0440-53/mainichi.jp/select/jiken/news/20101117k0000m040091000c.html
「指紋の偽造は可能」と主張する被告の弁護人が、指紋偽造を報じたNHKのニュース映像を無断で証拠申請し、採用された。

採用された映像は、シリコーンで指紋を偽造し、不法入国を手助けした男が韓国で逮捕されたことを報じたもの。弁護側は公判で「指紋の偽造は簡単」と主張、それを裏付けるため証拠申請した。

毎日新聞 2010年11月16日 22時25分

鹿児島・夫婦強殺:NHK映像、証拠採用 被告側が無断申請--地裁公判 - 毎日jp(毎日新聞)
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2010年11月17日6時0分
「指紋の偽造は可能」と主張する被告の弁護人が16日、指紋偽造を報じたNHKのニュース映像を無断で証拠申請し採用された。

採用された映像は、シリコーンで指紋を偽造し、不法入国を手助けした男が韓国で逮捕されたことを報じたもの。弁護側は公判で「指紋の偽造は簡単」と主張しており、それを裏付けるため証拠申請した。

毎日新聞 2010年11月17日 西部朝刊

鹿児島・夫婦強殺:NHK映像、証拠採用 強殺被告側が無断申請--地裁 - 毎日jp(毎日新聞)
http://megalodon.jp/2010-1216-0437-29/mainichi.jp/select/jiken/news/20101117ddm012040015000c.html
2010年11月17日6時0分
毎日新聞 2010年11月17日 東京朝刊

鹿児島・夫婦強殺:裁判員、直接問わず 裁判官に意見も--被告人質問 /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
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2010年11月17日6時0分
被告人質問は午前11時15分ごろから始まった。途中2回の休廷を挟み、午後3時半まで続いた。午後の審理が始まる直前「フッー」と大きなため息をつく白浜被告。検察側質問を前に気を取り直しているようだった。
「あなたの指紋、細胞片が見つかった現場に心当たりは?」「行ったことは?」。地検ナンバー2の次席検事が矢継ぎ早に質問したが、白浜被告は「ありません。心当たりもない」と大きな声で事件への関与を否定した。

毎日新聞 2010年11月17日 地方版

asahi_com老夫婦強殺裁判/被告、多弁130分-マイタウン鹿児島
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2010年11月17日

■弁護側の被告人質問
――(7年前に)強盗致傷事件を起こした動機は。
「サラ金からの取り立てがきつかった」

年金、パチンコで浪費…鹿児島強殺、午後求刑 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://backupurl.com/yz33ik
白浜被告は「金があるときはパチンコをし、ないときは同居する姉の家にこもって読書や家事の手伝いをしていた」と供述。パチンコに金をつぎ込んだ理由を「仕事の当てもなく、情緒不安定になったのだと思う」と説明した。
年金を担保にした借金もすぐに使い切ってしまった理由については「結局、私のおおざっぱな性格のせい」と答えた。
また、現場で見つかった足跡と似た靴底の靴をはいていたか尋ねられると、「全く見覚えもない。買ったことはなく、自分の好みではない」と否定した。
「現場に行ったこともない」とする白浜被告に対し、検察側は「強盗殺人罪は法定刑が非常に重い。それでも供述を変更する気はないか」と確認。白浜被告は「ありません」とはっきりした口調で述べた。
裁判員からの直接の質問はなかったが、裁判官を通じて質問したと思われる場面もあった。
(2010年11月17日11時20分 読売新聞)

鹿児島夫婦強殺、被告「事件当時は車で仮眠」 裁判員裁判 ニュース特集 九州発 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080605-2766128/news/20101117-OYS1T00230.htm
http://megalodon.jp/2010-1216-0445-54/kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080605-2766128/news/20101117-OYS1T00230.htm
ニュースの映像無断で証拠提出、NHKが抗議へ

映像は、シリコンで偽造指紋を作成し、日本への密入国を斡旋(あっせん)した韓国人らのグループが逮捕された、という内容で、今年5月に放映された。

弁護側は公判で、事件現場で採取された被告の指紋について、「偽造が可能であることを証明する」と説明した。

(2010年11月17日 読売新聞)

鹿児島・夫婦強殺:遺族「極刑で償って」 裁判員へ強く訴え--地裁公判 - 毎日jp(毎日新聞)
http://megalodon.jp/2010-1120-0200-22/mainichi.jp/seibu/shakai/news/20101117ddg041040014000c.html
2010年11月17日15時0分
白浜被告は08年8月、約50年ぶりに鹿児島に帰郷した。12日に証人出廷した姉は「夫の介護や家事も手伝ってくれた。お年寄りを大事にする優しい性格」と思いやった。内装工事が得意で近所の家を工事した際には「びっくりするぐらい上手だった」と明かし、独立に向けた準備もしていたという。
男性4人、女性2人の裁判員は、2日の初公判以降、27人に及ぶ証人尋問を見つめてきた。尋問が予定を超えることも多く、平島裁判長が「裁判員の疲れもたまっている。聞く側にも配慮してください」と検察、弁護側に伝える場面も見られた。

毎日新聞 2010年11月17日 西部夕刊

鹿児島の情報は南日本新聞 - 「人を裁く」って何
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~[番外]鹿児島市夫婦強殺裁判員裁判 傍聴記~
事件像結ばぬ証拠調べ
捜査側の多数の鑑定結果を弁護側が使う形で証拠調べが終わった。
網戸から採取されたものを別にして残る885点のDNA資料、毛髪、皮膚細片に被告人のものはなく、被告の自宅から押収された靴、車、衣類などすべてから血痕や破壊された蛍光管の破片、現場の土など犯行と結びつく物質は出なかった。
被告人への主な質問は検察、弁護とも被告のパチンコや飲酒にからむ金銭の出入りで検察側はしきりに「この事件の前と後」で違いを出して事件に結び付けようとするが結果は出なかった。
現場に残された土足跡から採取された土砂など重要な証拠調べの結果は省略されたが、被告の犯行立証はなかったようだ。強盗致傷という罪名の前科は、火炎瓶で店員を脅したが逆に追われて逃げる際にドアが開かずもみ合って店員がけがしたという事件で、罪質からこの事件との関連はむしろ否定された。
結局、11個の指紋掌紋と1点のDNA資料以外は事件の経過に被告人の痕跡は全く出てこない。
強盗事件なのに凶器を準備して来ない。谷山神社の上から見て強盗を計画したというにしては、遠目に識別できるはずもない「畑に突き刺してあったスコップ」を凶器に使う。20カ所もの被害者の顔面の傷は、抵抗力を失った後も執拗(しつよう)に乱打した犯人の強い憎悪を示すが、被告と被害者の接点は皆無で、とられた財物は確認されていない。
証拠から見えてくる犯人の行動は、どう見ても犯罪としての統一性を欠いている。こんなわけのわからない事件像を裁判員の前に残したまま審理は閉じられようとしている。
最終日、新たな展開は被告人が指紋やDNA資料を偽造したのは警察だと主張したことだ。
これは弁護側が一貫して主張してきた見解と違う。弁護側は被害者と何らかの確執がある人物が被害者を殺害して、被告を犯人に仕立てるために指紋を転写したとして、16日の法廷でも転写の手法を解説するNHKの番組のDVDを法廷で映写したところだった。
きょう17日の論告と弁論での説明が待たれるが、両者ともこれまでの証拠調べでは解明されない点が多すぎる印象だ。
'10/11/17 掲載

わかる?:鹿児島強殺死刑求刑 「有罪」「無罪」どう判断 - 毎日jp(毎日新聞)
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2010年11月18日6時0分
弁護側は指紋が偽造、捏造(ねつぞう)された可能性を指摘。ガラス片の模型を使って指紋の付着状況が不自然であると強調。警察の指紋採取に用いる粘着シートを示し「採取したあと別の場所にはれば転写は可能」とも訴えた。
DNAについては採取された試料886点のうち白浜被告と一致したのは1点しかなく、試料を使い切ったため再鑑定できない問題を証人に再三ただした。再鑑定が再審無罪を導いた足利事件など再鑑定の重要性が高まる時代の流れもあり、「信用性が高いだけに、より慎重な採取・保存過程が必要」と訴えた。
こうした検察側と弁護側双方の主張を裁判員と裁判官がどう評価するかが、判決の行方を左右しそうだ。評議は非公開。全員一致を目指して議論が行われるが、意見がまとまらなければ、多数決になる場合もある。
あるベテラン裁判官は「指紋で被告が被害者宅にいたと認定しても、『強盗目的』を認めるかどうかはもう一段高いハードルがある」と指摘する。現場には財布や現金が残されており、理論上は住居侵入や殺人だけが認定されることもありえる。評議の行方によっては死刑と無罪以外の判決が出る可能性もある。
◇「ぬれぎぬ着せられた」 廷内に白浜被告の声響く
「犯行態様は残虐、結果も重大。死刑を回避すべき事情はなく、極刑をもって臨むしかない」。死刑求刑の瞬間、白浜政広被告は表情を崩さず検察官を正視し続け、裁判員は検察官と被告を交互に見やった。白浜被告は審理の最後、法廷中央で被害者への冥福の言葉を述べた後「私はぬれぎぬを着せられた。しかし真実は必ずや明らかにされる」と大きな声を廷内に響かせた。

◆専門家の意見は
◇職業裁判官でも難しい/強盗殺人の成立は疑問
鹿児島地裁の裁判について3人の専門家に聞いた。
4人が殺害された袴田事件の1審・静岡地裁で68年に死刑判決を出した裁判官の一人、熊本典道さん(73)は「職業裁判官でも判断は難しい」と話す。
袴田事件は無罪主張の被告に対する死刑が確定(再審請求中)したが、熊本さんは07年「無罪と考えていたが2対1で負けた」とあえて評議の秘密を明かした。熊本さんは「裁判員は議論を尽くしたうえで意見を伝えるしかない」と語った。
自身も検察官時代、強盗殺人事件の被告に死刑を求刑した。土本さんは「裁判員制度で市民が死刑に直面することになった。可能な限り死刑の情報を知らせて国全体で死刑論議をすべきだ」と述べた。
一方、作家の佐木隆三さんは「検察側は必要な立証をしたのではないか。弁護側は被告が全面否認しているのでこの主張になったのだろう」と、双方の主張に理解を示し「裁判員の方はとことん議論してほしい。疑問があればおくすることなく裁判官とも渡り合ってほしい」と話した。
毎日新聞 2010年11月18日 西部朝刊

asahi_com遺族、こみ上げる怒り/死刑求刑-マイタウン鹿児島
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2010年11月18日

四男の意見は書面で提出され、裁判長が代読した。「両親の遺体と対面するとき、葬儀場の人に『見られる状態ではありませんが、どうします』と言われた。父の顔はどす黒く、恐怖だった。犯人は、かなうならスコップで殴打して処刑してほしい」
結審後、長女、三男、四男は代理人の弁護士を通じてコメントを出した。公判について「指紋、DNAなどの客観的事実やそれが証拠となることの丁寧な検察官の立証は、私たち遺族の気持ちに応えるもので、やれるだけのことをしてもらったと思っています」と評価。被告について「遺族としては、公判を通して被告人が犯人であることの確信を深めました」とした。

この日は2日の初公判を上回る786人の傍聴希望者が朝から地裁前に並び、傍聴券の抽選に参加した。
鹿児島地裁は17日、補充裁判員1人を解任し、発表した。「引き続き職務を行わせる必要がないと認めたため」としている。

鹿児島・夫婦強殺:死刑求刑 遺族「両親と同じ方法で」 /鹿児島 - 毎日jp(毎日新聞)
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◇否認、裁判員どう判断
「願わくば両親と同じ方法で死刑に」と訴える遺族。「ぬれぎぬで奈落の底に突き落とされた。無実を証明していただきたい」と懇願する白髪の被告。

この日午前中に行われた意見陳述では、殺害された蔵ノ下忠さん(当時91歳)と妻ハツエさん(同87歳)の長女、中川えみ子さんらが出廷した。
中川さんは、ハツエさんと撮った結婚式場での写真を大型スクリーンに映し出し「これが最期の写真になってしまった」と言葉を詰まらせた。2人の死後、自らも不眠が続き、精神的に不安定になり外出もままならず、半年間治療したという。「悲惨な殺され方をされ、2人がかわいそう。極刑で償って」と声を絞り出した。
第1発見者の三男、蔵ノ下三郎さんも「父母を発見したショックで、今も眠れない日々が続き、裁判が近づくにつれめまいがした」と語った。この日の意見陳述もやめようかと思ったほどだという。陳述では発見時の様子を「早朝の部屋の中は地獄絵図だった」と振り返った。多数回殴られた跡がある両親の遺体のことは「骨つぼに納める時、あとかたもない頭骨を探すのに苦労した。抵抗できなかった父と母の命をどうして奪ったのか。犯人への怒り、憎しみはマグマのよう」と訴えた。
四男の隆治さんは書面で意見を出した。平島正道裁判長の代読で「目が落ちくぼみ、大きな切り裂かれた傷口があり、もはや人間の顔ではなかった。残念でならない。想像すると心が暗く落ち込む。犯人には両親が味わったと同じように、スコップで殴って死刑にしてほしいとさえ思う」と意見陳述した。

午後4時半、法廷中央に立った白浜被告は背筋を伸ばし「問答無用に逮捕された」と改めて無罪判決を求めた。その声は前日の被告人質問の時より力強く、自らの無実を確信しているようだった。
予定より約2時間遅れの結審。引き揚げる裁判員の表情は一様に厳しく、これまでの疲れと、これから始まる評議の難しさを暗示しているかにも見えた。

毎日新聞 2010年11月18日 地方版

鹿児島の情報は南日本新聞 - 「人を裁く」って何
http://373news.com/_original/shiho/ex05.php
http://backupurl.com/6skzpr
~[番外]鹿児島市夫婦強殺裁判員裁判 傍聴記~
市民参加 問われる真価

物色の跡と殺害だけが客観的事実として存在し、血痕も残さない逃走方法など主張できないことも多い検察側は「殺人犯は別にいて被告はその後または前に物色だけした」など被告・弁護側が主張していないストーリーまで設定しては壊してみせる論告に苦しさをにじませた。
これだけが被告に不利な指紋とDNAについて弁護側は、付着と鑑定の不自然さを解説することができたが、「偽造」が誰によって行われたかという主張には、審理が及ばずに終わった。

'10/11/18 掲載

鹿児島の最新ニュース 鹿児島の情報は南日本新聞 - どげんけ? かごしま - 宮 求刑死刑と捜査
http://373news.com/modules/nmblog/response.php?aid=273
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(2010-12-04)

「事件の前足、後ろ足をまず調べるべきだが、今回はそれが立証できていないようだ」。事件捜査に詳しいある関係者はそう懸念する。
裁判で出てきた証拠からは、被告と被害者夫婦が顔見知りだったという事実はない。近所でもない。事件の半年ほど前に被害者宅を望める高台に行ったという過去はある。年金生活だが、パチンコで大負けしてカネに困っていたかもしれない。
お金欲しさで被害者宅を狙ったとして凶器を準備せず、午後8時ごろ、その場にあったスコップで窓ガラスをたたき割って侵入したとされるが、被害者や近所の耳目を引くようなそんな物騒なまねをするだろうか。お金が本当に欲しかったら、まずはこっそり目立たないように犯行に及ぼうとしないだろうか。
犯行現場や周辺に被告の靴と一致する跡はなかった。車のタイヤ痕も一致しなかった。被告の車の中から現場や犯行とつながる証拠も出てきていない。もちろん事件発生から逮捕までに10日たっているから、その間に証拠が隠滅された可能性はあるが、いずれにせよ証拠がない以上、判断はできない。
カネ目的だったのに現場に現金が計13万円ほど、通帳も残っていた。被害者夫婦をスコップで何十回もたたいたとされるが、そんなに激しい犯行現場で被告の髪の毛は特定できなかった。鉄製のスコップの柄や取っ手に皮膚細胞片も検出されなかった。指紋も出ず、肝心の凶器と被告との関連はわからないままだ。
一方、現場のタンスなどに残っていた指紋が、コンビニ強盗未遂の前科のある被告の指紋と一致したとして、それまで捜査線上に上っていなかった被告が重要容疑者となる。県警はすぐさま翌日、任意同行を求め、そのまま逮捕する。「任同をかける前にまずは、被告の周辺捜査をじっくりすべきだったのでは」という指摘は一部関係者から出ているようだ。ただ逮捕後は徹底した周辺捜査が行われ、事件との関連は何も出てこなかった。
否認する被告にポリグラフ(一般に言われる嘘発見器)はかけられていない。「通常、捜査上の心証をつかむには必要なのになぜ?」と先の関係者。無理はしなかったということか。

夫婦強殺10日裁判員判決、間接証拠のみをどう判断 裁判員裁判 ニュース特集 九州発 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080605-2766128/news/20101209-OYS1T00171.htm
http://megalodon.jp/2010-1216-0455-25/kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080605-2766128/news/20101209-OYS1T00171.htm
滋賀県で女性会社員の遺体が汚泥タンク内から見つかった殺人事件では、大津地裁が今月2日、交際相手だった被告の車に付いた女性の血痕などから「被告と犯人との結びつきを強く示す事実」と判断。無罪を主張した被告に懲役17年(求刑・無期懲役)の実刑判決を言い渡した。
一方、最高裁は今年4月、大阪市で起きた母子殺害事件の上告審で、状況証拠による事実認定について、「被告が犯人でなければ説明がつかないような事実がないなら、有罪にすることはできない」との立証基準を提示。1審の無期懲役、2審の死刑判決をいずれも破棄し、審理を大阪地裁に差し戻した。
(2010年12月9日 読売新聞)

12月9日放送 16:53 - 19:00 テレビ朝日
スーパーJチャンネル

(ニュース)
求刑は「死刑」 被告は「無罪」主張… 裁判員 迫られる究極の判断
去年6月にその他一般人とその他一般人が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判が鹿児島地裁で行なわれ、全面的に否認している白浜政廣被告に対して死刑を求刑。裁判員裁判で起訴内容を否認している被告への死刑求刑は初めてで、10日にその最終的な判断が裁判員達に圧し掛かる。

1966年に起きた袴田事件を裁いた元裁判官を取材。証拠が少ないことに疑念を抱いたが検察側の意見を覆すことができず死刑を判決。無実を訴える被告に死刑を突きつけたことで罪悪感から辞職、一時は自殺を考えるまでになったという。2007年には袴田死刑囚を支援する会が行われ、出席した元裁判官は涙を流して悔恨の言葉を述べていた。

【動画】下福元強殺裁判・あす判決|ニュース・天気|KTS 鹿児島テレビ
http://news.ktstv.net/e20630.html
http://megalodon.jp/2010-1214-1038-22/news.ktstv.net/e20630.html
2010年12月09日

弁護人によりますと、白濵被告は死刑求刑に動揺した様子はなく、「あのような証拠では、無罪にならないわけがない」などと話しているということです。裁判員と裁判官が判決について話し合う「評議」は、9日まで14日間行われる予定になっています。

【死刑求刑で無罪判決】「やってない。指紋は捏造」被告は一貫して無罪主張 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101210/trl1012101129001-n1.htm
http://megalodon.jp/2010-1210-1536-44/sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101210/trl1012101129001-n1.htm
2010.12.10 11:28

「強盗殺人などは絶対に私はやっていません」。鹿児島地裁で10日、無罪の判決を受けた白浜政広被告(71)=求刑死刑=は、初公判で起訴内容を全面否認し、公判は検察側との対決に終始した。
「事件現場には一度たりとも行ったことはなく、全く知らない所」と、無罪を主張した白浜さん。被告人質問で、指紋が一致したことを問われると「警察が私の家や車から転写し捏造(ねつぞう)したのだと思う」と力説した。
物証が少ないことから、被告人質問での検察側の質問は事件前後の白浜さんの行動や、日ごろの浪費癖に集中。
殺害された高齢夫婦の遺体が発見されたのは昨年6月19日。その前日の行動を問われた白浜さんは「午前5時ごろから鹿児島市内を散歩していた」と説明した。同15日に支給された年金はパチンコや飲み代にほぼ使い果たし、同居の姉に約束をしていた生活費が渡せなくなっていた。
「姉と顔を合わせないよう18日は午後10時ごろに帰宅した。19日夕に姉に謝罪し、無駄遣いを防ぐためにキャッシュカードを預けることになった」とも話した白浜さん。
検察官が「浪費癖は昔からなのに、なぜその時にカードを預けようと思ったのか」と追及すると、「最低ラインまで行き詰まり、姉に預ければ生活できると思った」と答えた。
白浜さんのアリバイは最後まで明確にはならず、検察側は姉に生活費が渡せなかったことも動機の一つとの主張を論告に盛り込んだ。
「ぬれぎぬを晴らしていただくようお願いします」。最終意見陳述まで、一貫して無罪を訴え続けた。

【死刑求刑で無罪判決】「両親は誰に殺された…」 遺族、涙の傍聴 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101210/trl1012101215003-n1.htm
http://megalodon.jp/2010-1216-0214-39/sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101210/trl1012101215003-n1.htm
2010.12.10 12:14

意見陳述では、夫妻の4人の子供が、口頭や書面で悲痛な思いを訴えた。事前に内容を見た平島正道裁判長が、被告の犯人性を主張したとみられる一部の陳述を削除するよう指示し、遺族に「事実の認定は私たちに任せてほしい」と語りかける場面もあった。
ただ、いずれも白浜さんについては「名前も全く聞いたことがなかった」と口をそろえ、夫婦との接点は見えないままとなっていた。

時事ドットコム:「無罪」微動だにせず=見守る裁判員、どよめく法廷-高齢夫婦殺害判決
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201012/2010121000334
http://backupurl.com/hkxuh9
「被告人は無罪」。裁判長の言葉が静まり返った法廷に響く。被告は裁判長に向かって直立したままで表情はうかがえなかったが、満席の傍聴席はどよめきに包まれた。 
(2010/12/10-12:46)

法務省、検察に衝撃「このままでは引き下がれない」(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101210037.html
http://megalodon.jp/2010-1218-2326-59/www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101210037.html
最高検の関係者は「まだ何も分からないが、裁判員(裁判)かどうかは関係のない話だと思う。(志布志事件などに続いて)また捜査検証をやることになるのか…」と動揺した様子。
ある幹部は「今回は客観証拠がなかったわけではない。日本ではプロの裁判官でも自白に頼ってきた面があり、客観証拠を積極的に認定することに慣れていない」と分析した。
法務省幹部は厳しい表情で「昔ならともかく、今どき指紋採取などはしっかりやっているだろうし、検察側もこのままでは引き下がれないだろう」と話した。
[ 2010年12月10日 12:46 ]

asahi_com(朝日新聞社):「ぬれぎぬはれた」 無罪判決の白浜さんが会見 - 社会
http://megalodon.jp/2010-1210-1632-40/www.asahi.com/national/update/1210/SEB201012100017.html
2010年12月10日14時17分

判決で白浜さんが現場に行ったと認定されたことについては、新倉弁護士は「残念な気がしますが、でも、結論は無罪ですから」と話した。白浜さんは「それは私がとやかく言うことではない。私は現場に行っていないし、やっていないと話しているので、特別な感情は持たない」と硬い表情で話した。

無罪宣告の瞬間、驚きの声…遺族ら天井見上げる 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://backupurl.com/v9hwfh
午前10時44分、平島正道裁判長が「被告人は無罪」と宣告すると、90ある傍聴席がほぼすべて埋まった法廷には、一瞬、驚きの声が上がった。

(2010年12月10日14時38分 読売新聞)

判決“十分な捜査したか疑問” NHKニュース
http://megalodon.jp/2010-1214-0740-50/www3.nhk.or.jp/news/html/20101210/k10015774171000.html
12月10日 17時40分

判決で鹿児島地方裁判所の平島正道裁判長は、法廷に立った被告に「白濱政廣さんですね」と「さん」付けで声をかけたあと、無罪を言い渡しました。

時事ドットコム:「ぬれぎぬ晴れうれしい」=現場立ち入り、改めて否定-無罪判決後に会見・白浜被告
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201012/2010121000827
http://backupurl.com/jttmpq
判決が遺留指紋などから、被告が事件現場の被害者宅に立ち入ったことがあると認定した点には、「ずっと『行ってない』『やってない』で通しているので、別に特別な感情は持たない」と改めて否定した。

(2010/12/10-19:13)

時事ドットコム:「ハードル超えられなかった」=無罪疑問視、一定理解も-検察幹部
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201012/2010121000934
http://backupurl.com/uo22z9
判決が検察側の証拠開示を問題視し、「他にも被告に有利な証拠があると疑わざるを得ない」と指摘したことについて、同席した知花宏樹主任検事は「一切ない」と厳しい表情で答えた。

(2010/12/10-20:52)

鹿児島・夫婦強殺:無罪 「ぬれぎぬ晴れた」白浜さん満面笑み - 毎日jp(毎日新聞)
http://megalodon.jp/2010-1216-0223-43/mainichi.jp/select/jiken/news/20101211ddm041040073000c.html
2010年12月11日6時0分
1年半ぶりに釈放された白浜さんは「青空と同じ。すがすがしい気持ち」と声を弾ませる一方、検察側は控訴する方向で検討を始めた。

裁判員裁判では、裁判員が被告に質問できるが、公判ではその場面が無かった。ある裁判員は「質問次第で検察側、弁護側のどちらかに有利になったり。難しいので裁判官にお願いしました」と明かした。

■傍聴記

指紋やDNAが被告と一致したと主張する検察側。公判では、大学の講義のようにモニターを使って説明した。基礎から分かる映像を見せられ、目の前で実際に鑑定をされたりすると、その精度が分かったような気になった。「一致するのは世界中で被告だけ」。鑑定人がそう断言すると「間違いないのでは」と思ったりもした。

被告は家具職人として19歳で上京し、約50年ぶりに鹿児島に帰郷。姉夫婦と同居し近所の内装工事をして過ごしていた。ただ、金遣いが荒く、事件前に年金をパチンコや飲み代に使い果たし、起業するためにした借金も散財していた。

毎日新聞 2010年12月11日 東京朝刊

鹿児島・夫婦強殺:無罪判決 「検察控訴時にまた反論」 白浜さん、一夜明け - 毎日jp(毎日新聞)
http://megalodon.jp/2010-1216-0226-16/mainichi.jp/seibu/shakai/news/20101211ddg041040010000c.html
2010年12月11日15時0分
白浜さんは裁判で「被害者の家に行ったことはない」と主張した。判決は、検察側が示した証拠だけでは有罪にできないと結論付けたが、白浜さんの証言自体は「うそ」と認定した。この点について白浜さんは「今はとやかく言う時期ではない。検察側が控訴すれば、その時にまた反論する」と述べた。

毎日新聞 2010年12月11日 西部夕刊
最終更新:2010年12月15日 02:34
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