「ワゴン車転落」 で検索した結果
「太宰府の車衝突転落」 で検索した結果
ワゴン車には9人が乗っており、うち男性1人、女性2人は自力で岸に上がった。県警筑紫野署によると、9人の内訳は男性4人、女性4人と男児1人で、消防が男性1人、女性2人、男児1人の計4人を引き揚げたが残る男性2人は行方不明となっている。
ワゴン車は乗用車と衝突した反動で池に落ちたらしい。近くに乗用車1台が残っているが、運転者はいないという。
現場近くに住む女性(46)は「子ども2人が引き揚げられたのを見た。小さい男の子と女の子のようだった。落ちて1時間は経過していたので、どうなったか心配だ」と話していた。
毎日新聞 2010年12月25日 1時10分
乗用車は県道で他の車と衝突後、弾みで池に突っ込んだという。衝突したとみられる車の運転者の姿は現場になく、3人が自力で岸に上がったが、6人が車内に閉じこめられる形に。4人が引き揚げられたが、男性2人の行方が分かっていないという。
池近くに住む男性は「池の周りにはガードレールと街路樹があって、車が突っ込むなんて考えにくいから驚いた。交差点のすき間から突っ込むとか、よほどのスピードでガードレールを突き破ったのだろうか。40年住んでいるが、こんな事故は初めてだ」と興奮気味に語った。
「ドーン」という大きな衝突音を家族が聞き、近所の女性はその話を聞いて外を見ると、救急車や消防車が池の周辺に集まってくるのが見えた。やがて消防隊員らが女児と男児を引き揚げたが、転落から1時間近くがたっており、2人とも動きはなかったという。
篠振池の横に建つマンションに住む女性は、「ドーン」という音を聞いて外に出た。歩道上に、成人の男性と女性が水にぬれた姿で立っていて、子どもとみられる名前を呼びながら「早く助けて」と叫んでいたという。女性は、ぬれた女性をタオルで拭き、肩を抱いて励ましていたが、震え通しだったという。救出作業を見守った近所の別の女性は「最初は乳児を救急隊員が抱えるように、車から引き揚げた。続いて成人の男性、女性も救出された。いずれも毛布でくるまれて、救急車で運ばれていった」と話した。
毎日新聞 2010年12月25日 2時06分(最終更新 12月25日 3時10分)
毎日新聞 2010年12月25日 2時06分(最終更新 12月25日 3時10分)
福岡県警筑紫野署は25日、男女5人の死亡を確認した。ワゴン車には9人が乗っており、このうち男性2人と女性1人の計3人が自力で岸に上がった。消防が残る男性3人と女性2人を引き揚げたが、全員が死亡した。うち1人は男児だった。消防などが残る女性1人の行方を捜している。
毎日新聞 2010年12月25日 3時05分(最終更新 12月25日 3時16分)
毎日新聞 2010年12月25日 3時05分(最終更新 12月25日 3時16分)
ワゴン車には9人が乗っており、うち男性1人、女性2人は自力で岸に上がった。県警筑紫野署によると、9人の内訳は男性4人、女性4人と男児1人で、消防が男性1人、女性2人、男児1人の計4人を引き揚げたが残る男性2人は行方不明となっている。
ワゴン車は乗用車と衝突した反動で池に落ちたらしい。近くに乗用車1台が残っているが、運転者はいないという。
別の現場近くに住む女性(46)は「子ども2人が引き揚げられたのを見た。小さい男の子と女の子のようだった。落ちて1時間は経過していたので、どうなったか心配だ」と話していた。
毎日新聞 2010年12月25日 1時10分(最終更新 12月25日 5時33分)
毎日新聞 2010年12月25日 1時10分(最終更新 12月25日 5時33分)
毎日新聞 2010年12月25日 西部朝刊
現場近くに住む女性は「午前0時ごろ、サイレンの音で事故に気付いた。家族が見に行ったら、ポンプ車で水を吸い取り、1台の車が引き揚げられている途中だった。落ちた車は複数あるとも聞いた。現場はカーブが急で、事故の多い場所だ」と語った。
毎日新聞 2010年12月25日 東京朝刊
男性2人と女性1人の計3人が自力で岸に上がった。消防が残る男性3人と女性3人を引き揚げたほか、さらに男性1人を引き揚げたが、7人全員の死亡がいったん確認された。このうちの1人が男児だった。男性の一人はワゴン車と衝突した乗用車の運転手とみて調べている。
ワゴン車に乗っていたのは、福岡県八女市などに住む10代の男女8人と男児1人。自力で脱出した女性が蘇生した男児の母親という。男児は生後6カ月程度だった。
毎日新聞 2010年12月25日 5時25分(最終更新 12月25日 7時30分)
毎日新聞 2010年12月25日 5時25分(最終更新 12月25日 7時30分)
男性2人と女性1人の計3人が自力で岸に上がった。消防が残る男性3人と女性3人を引き揚げたほか、さらに男性1人を引き揚げたが、7人全員の死亡が確認された。このうち1人は男児だった。男性の一人はワゴン車と衝突した乗用車の運転手とみて調べている。
事故現場近くのガソリンスタンドに乗用車が乗り捨てられており、この乗用車が事故を起こした可能性があるという。
毎日新聞 2010年12月25日 5時18分(最終更新 12月25日 12時55分)
毎日新聞 2010年12月25日 5時18分(最終更新 12月25日 12時55分)
乗用車の運転手とみられる男性も池の中で見つかり、死亡が確認された。
佐藤さんと山本さんの死因は水死で、他の人も水死の可能性が高いという。
同署は、秦さんは事故後、ワゴン車の人たちを救うため、乗用車を近くのガソリンスタンドに置いて、池に飛び込んだとみて調べている。池の水温は25日午前2時50分ごろには約5度だったという。
ワゴン車には定員7人を上回る9人が乗っており、チャイルドシートは装着されていなかった。同署は道交法違反(定員外乗車)などの疑いでも調べている。
県警や筑紫野太宰府消防本部などがクレーン車や救急車などを出動させて救出活動を進め、25日午前4時過ぎまでに池に落ちた全員を引き上げたが、計6人の死亡が確認された。
毎日新聞 2010年12月25日 西部夕刊
毎日新聞 2010年12月25日 東京夕刊
暗い池にゆっくり沈んでいく車、助けを求める母親の声--。
ワゴン車が転落した篠振池(しのふりいけ)に隣接して建つマンションの会社員、柚木藍さん(20)はテレビを見ていると、クラクションの大きな音がして外に出た。そこには信じられない光景が広がっていた。
周囲が数百メートルの池の中央付近に車が浮かび、池のほとりにある歩道横の柵は約10メートルにわたってぐにゃぐにゃに折れ曲がっていた。「ロープはないか」。そう叫ぶ男性の声が聞こえ、池の中ほどから歩道方向に向かって泳ぐ山本佑紀さん(18)の姿が見えた。
この日の太宰府市の最低気温は3度。日中から8メートル前後の強風が吹いていた。池の周辺に集まった人たちがさしのべたロープにつかまり、山本さんが水面から高さ2メートルはある歩道の上まで引き上げられると、池に向かって子供の悠斗ちゃんの名を何度も叫んだという。
近くに住む会社役員、古賀博樹さん(55)も雷のような大きな音の後しばらくして「助けて」という声を聞いた。外に出ると池に車が落ち、水面に4人の姿が見えた。「中にまだ人がいる」という叫び声も聞こえ、近所の人が総出でロープなどを投げたが、なかなか届かなかったという。妻の優子さん(50)は毛布を持って駆けつけ、助け出された女性を温めた。山本さんは「子供が中にいる。まだ6カ月なのに。助けて」と叫び続けたという。
池に落ちたワゴン車は事故後しばらくして到着したクレーン車で道路側にゆっくり引き揚げられた。中から次々に男女が助け出されたが、動きのある人は誰もいなかった。
ワゴン車が引き揚げられたのは、事故から約2時間半たった25日午前2時20分。乗用車を運転し事故後、池に転落した男女を助けようと自ら飛び込んだとみられる秦(しん)智之さん(26)=太宰府市青葉台4=は、最後に午前4時10分に収容された。
「3人は何とか陸に上がったが、1人は力尽きて沈んでいった。どうしようもなかった」。古賀さんはぼうぜんと振り返った。
秦智之さんの自宅では25日午前10時ごろ、顔を泣きはらした母親や姉とみられる女性が無言のまま帰宅した。近所の女性(67)は「あいさつをすると、笑顔であいさつを返してくれる明るい息子さんだった」。救助隊員が到着する前に秦さんが自ら池に飛び込んだという情報について、女性は「正義感が強い子だったから」とかみしめるように語った。
毎日新聞 2010年12月25日 西部夕刊
毎日新聞 2010年12月25日 東京夕刊
毎日新聞 2010年12月25日 10時46分(最終更新 12月25日 19時26分)
ワゴン車が引き揚げられたのは、事故から約2時間半たった25日午前2時20分。乗用車を運転していたとみられる秦(しん)智之さん(26)は、最後に午前4時10分に収容された。
事故後、池に転落した男女を助けようと、自ら池に飛び込んだとみられる福岡県太宰府市青葉台4のアルバイト、秦(しん)智之さんの自宅では25日午前10時ごろ、泣きはらした母親や姉とみられる女性が無言のまま帰宅した。近所の女性(67)は「あいさつをすると、笑顔であいさつを返してくれる明るい息子さんだった」。救助隊員が到着する前に秦さんが自ら池に飛び込んだという情報について、女性は「正義感が強い子だったから」とかみしめるように語った。
毎日新聞 2010年12月25日 11時10分(最終更新 12月25日 19時26分)
県警筑紫野署は25日、事故車両を実況見分して詳しい原因などの調査を始めた。乗用車の左前部、ワゴン車の右側面に車同士が衝突したような損傷があるため、同署は2台が同じ方向に並走中に衝突した可能性が高いとみている。ワゴン車から脱出した男性2人から事情を聴いて調べている。
ワゴン車には定員7人を超える9人が乗車していた。捜査関係者によると、定員オーバーの場合、衝突の衝撃が比較的小さくてもバランスを崩しやすいという。
ワゴン車は脱出した木村光志(みつゆき)さん(18)の父親名義だった。
乗用車を運転していたとみられる秦さんも池から救出されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。乗用車は現場近くのガソリンスタンドに止まっていたため、県警は秦さんが事故後、車を止めて救助のために池に入ったとみている。
毎日新聞 2010年12月26日 西部朝刊
池に落ちたワゴン車から自力で脱出した堀川達也さんは25日昼過ぎ、事情を聴かれた福岡県警筑紫野署から帰宅した。父親によると、この間、車の中では、堀川さんは終始無言でうつむいていたという。父親は「本人にけがはなかったが、仲間を失ったショックが大きいようで、私たちも事故のことは何も聞けないんです……」とやつれた表情で話した。
毎日新聞 2010年12月26日 西部朝刊
毎日新聞 2010年12月26日 東京朝刊
毎日新聞 2010年12月26日 中部朝刊
毎日新聞 2010年12月26日 北海道朝刊
救急隊が到着した24日午後11時50分ごろ、ワゴン車は既に沈んでいた。隊員1人が隊員服のまま水温5度の池に飛び込んだが、自分の手も見えないほど視界が悪かった。本田救助隊長は「視界はほぼゼロ。救助には過酷な状況で、隊員も唇を紫にして全身を震わせていた」と語る。
生後6カ月の男児を引き上げたのは到着から約1時間後。ぐったりして意識はなかったという。
毎日新聞 2010年12月27日 0時54分(最終更新 12月27日 1時05分)
福岡市博多区では乗用車を運転していた太宰府市青葉台4、アルバイト、秦智之さん(26)の通夜が行われた。中学時代に所属していた剣道部の顧問、那須英之さん(48)は「明るくて元気のいい生徒だったのに。正義感が強く友達思いだったから、池に落ちた人たちを助けようと自分も飛び込んだんだろう」と肩を落とした。
毎日新聞 2010年12月27日 西部朝刊
運転免許がある生存者1人と死者4人からアルコールは検出されていないという。
実況見分では、現場にブレーキ跡がないことなどが確認された。ワゴン車は衝突し、減速できないまま左前方の池に転落したとみられる。ワゴン車の生存者は「交代で運転していた」と証言しているが、事故当時に誰が運転していたかは特定できていないという。
毎日新聞 2010年12月27日 西部夕刊
毎日新聞 2010年12月27日 東京夕刊
福岡県警筑紫野署が、乗用車を運転して死亡した男性(26)について、自動車運転過失致死と道交法違反容疑で捜査していることが捜査関係者への取材で分かった。衝突現場や車の破損状況から、男性の前方不注意などの過失のためワゴン車にぶつかった可能性が高いとみている。
同署によると、乗用車の左前部がワゴン車の右側面に衝突した勢いで、ワゴン車が左前方の転落防止柵をなぎ倒しながら池に落ちた可能性が高いという。
同署は、乗用車の男性からアルコールが検出されず、特に悪質な運転をした形跡もないため、危険運転致死傷容疑の適用は検討していない。男性は近くのガソリンスタンドに車を止め、ワゴン車の人たちを救助するため池に飛び込んで死亡したとみられる。
一方、乗っていた6人が死亡したワゴン車についても、定員7人を超えて生後6カ月の男児を含む9人が乗車し、チャイルドシートも装着されていなかったことから、道交法違反容疑で調べている。
毎日新聞 2010年12月28日 西部朝刊
筑紫野署は27日深夜、目撃者を探すために事故現場で検問を実施した。
署員13人が発生時間の前後30分間に約250台の車に事故の概要を書いた文書を配布。「ぶつかった瞬間を見ていないでしょうか」とドライバーらに尋ねていた。
連絡先は同署交通2課事故捜査係092・929・0110。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2010年12月29日 地方版
福岡県警は4日、事故を目撃したワゴン車の後続車の運転手が「乗用車が右側のガソリンスタンド方向から出てきてワゴン車と衝突した」と証言していることを明らかにした。県警は運転手の立ち会いをもとで実況見分を実施し、証言が事故現場の状況などと一致するため信用性が高いと判断したという。
目撃者は県内在住の女性で、昨年12月28日に情報提供した。県警によると、女性は衝突地点から約250メートル手前の交差点で、赤信号のためワゴン車の隣に停車。その後、ワゴン車の後方を走っていたところ、右側のガソリンスタンド方向から県道に出てきた乗用車とワゴン車が衝突したという。
女性は事故を目撃した直後に現場を通過。乗用車がガソリンスタンド方向に行くのをバックミラーで確認したが、ワゴン車が池に転落したことには気づかなかった。ワゴン車と女性の車の車間距離は約80メートルで、衝突地点の先の交差点の信号は青色だったという。
県警は事故車両の破損状況などから、乗用車とワゴン車が並走していて衝突した可能性もあるとみていた。
また、現場近くの店舗の防犯カメラには、事故直前に追い越し車線を現場方向へ走る車1台が映っており、数秒後に衝突音に驚いて窓から店外を見る店員の姿も録画されていた。
2011年1月5日
毎日新聞 2011年1月5日 西部朝刊
乗用車を運転していて死亡した男性(当時26歳)について、福岡県警は自動車運転過失致死傷容疑で容疑者死亡のまま福岡地検に近く書類送検する方針を固めた。また、乗車していた9人中6人が死亡したワゴン車側にも過失があったとして、事故時に運転して死亡した男性(同18歳)を同容疑などで書類送検する。
県警によると、ワゴン車は県道を直進中、右側のガソリンスタンド付近から出てきたとみられる乗用車と衝突した。その勢いでワゴン車は左前方の転落防止柵を突き破り、県道脇の池に転落した。ワゴン車に乗っていた9人のうち、生後6カ月の男児を含む6人が死亡。乗用車を運転していて救助のために池に飛び込んだとみられる男性も死亡した。
捜査関係者によると、乗用車の男性はガソリンスタンド付近から県道に出る際、前方不注意のまま運転していた疑いがある。
現場は見通しのよい緩いカーブで、ワゴン車を運転していた男性も、前方に注意していれば事故を避けられた可能性があるとみている。
さらにワゴン車は定員7人を超える9人を乗せ、生後6カ月の男児がいながらチャイルドシートも装着していなかったとしている。
毎日新聞 2011年2月15日 西部朝刊
県警は18日、乗用車を運転していた同市のアルバイト男性(当時26歳)と、ワゴン車を運転していた同県八女市のアルバイト少年(当時18歳)の双方を容疑者死亡・自動車運転過失致死容疑で福岡地検に書類送検した。
送検容疑は、乗用車の男性は昨年12月24日午後11時40分ごろ、太宰府市向佐野4の県道沿いのガソリンスタンドから出る際に前方と左右の安全確認をせず、直進してきたワゴン車に衝突。ワゴン車を県道脇の池に転落させ、乗っていた6人を死亡させたとしている。
一方、ワゴン車の少年は県道を直進中に前方と左右の安全確認を怠り、右前方のガソリンスタンドから県道に出て来た乗用車と衝突。ワゴン車を池に転落させ、同乗者5人を死亡させたとしている。
県警によると、ワゴン車の右側面と乗用車の左前部が衝突。ワゴン車は左前方の転落防止柵を突き破って池に落ち、乗っていた9人のうち生後6カ月の男児を含む6人が死亡した。ワゴン車は現場の制限速度50キロを超えていたと推定されている。また、乗用車の男性は救助のため池に飛び込み死亡したとみられている。
毎日新聞 2011年2月19日 10時18分(最終更新 2月19日 11時12分)
最終更新:2011年01月12日 16:41